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質問68.あなたにとって仕事とは?
今日からは仕事や家族など、自分の身の回りの事柄について、自分の価値観を言語化していきたいと思います。
まずはあなたにとって仕事とは?
自分にとって仕事とは三つの側面があります。
1つ目は言わずもがな生活をするお金を稼ぐため
2つ目は仕事を通して誰かを幸せにするため。
3つ目は仕事を通して自分が成長するため。
この3つが私にとっての仕事の意味合いです。
■経済的自立
1人の人間として経済的に自立することはとても重要だと思っていました。
ただし仕事を生活のためだと捉えると、夫が転勤になった時や、子供を産んだ時に仕事を辞めるという選択肢もありました。
我が家は夫にも一定の収入があるので、もしお金の為だけに働くという意味合いだけの場合仕事を続ける絶対的な理由はありません。
しかしそうしたライフイベントの歳も仕事を辞めるという選択肢は1mmも頭に浮かびませんでした。
これは自分にとって仕事がお金のためだけではなく、その他の要素にとっても大切なことだという表れです。
■誰かの役に立つ
では何が自分にとってモチベーションかというと
「仕事を通して人の役に立つ」
ということです。
私は入社以来10年近く営業をしていましたが、始めの数年は営業するのがとても苦痛でした。
なぜなら
「自分の商品を売る」
ということに一生懸命になっていたからです。
「自分の商品を売る」ためだけに営業をしていると、お客様と仲良くなるにつれ
「自分勝手な要求をしているのではないか」
「自分のわがままを聞いてもらってるだけなのではないか」
という葛藤を持つようになりました。
しかしある時お客様から
「ゆうひんさんが営業に来てくれて、色々な商品の説明をしてくれたり、どうやったら売れるかという提案をしてくれる事で私達も助かっている」
というようなコメントを頂きました。
その瞬間自分が営業をしている意味合いや、営業の役割が明確にわかりました。
その後いかにお客様の役に立つ営業になれるか、というようなことを考えて仕事をし始めるととてもやりがいをもって営業をすることができるようになりました。
■自己成長
最後の自己成長のためです。
営業の次のキャリアは企画業務でした。
企画は社内の人達にどれだけ自分が立てた企画に共感してもらい、協力してもらうかという事が肝になります。
社内には色々な人がいて、必ずしも自分の意見を好ましく思ってくれる人達ばかりではありません。
そういう人達にこの企画にはこういったメリットがあって、こうすれば簡単にできる、というようなことを丁寧にコミュニケーションをすることが必要になります。
またある時は、色々な人の意見を聞いて企画を改善したり、調整するということも必要になります。
そうしたことを繰り返してるうちに自分自身も新たな視点を得られたり、今までとは違った視点から物事を見ることができるようになりしました。
自分と気の合う人だけの人間関係では決して得られなかった経験です。
これらのことを踏まえて、自分にとって仕事とは生活のため人の役に立つため、そしてその結果自分が成長するためという三つの役割があることを再認識しました。
皆さんにとっての仕事とは、どのようなものでしょうか。
仕事について向き合いたい時は私はいつもこの本を読んでいます。
■稲森和夫 働き方