うさぎのどんきちには、みみが4つある。 上にピンっと伸びたみみと、もうひとつは ほっぺにまあるいくまのみみがついている。 このお話は ほっぺがくまのみみになった う…
「いってきまーす」 お姉ちゃんとお兄ちゃんのその声で わたしは目が覚めた。 今日は何曜日だっけ。 ベットの横にかけてあるカレンダーを見て わたしはすこし考えた。 …
ぼくは、たけのこ。 おかあさんは、たけ。 おとうさんも、たけ。 おかあさんもおとうさんも、とってもおおきい。 もうすこしでおそらにとどきそうなくらい。 どんなけしき…
大豆にいさんには、 たくさんの兄弟たちがいました。 みどりいろから きれいなおうどいろになる頃、 兄弟たちは自分の夢を語りだします。 ある子は「豆乳になりたい!」 …
夏休み。 ぼくは毎年おばあちゃんちに泊まりに行く。 夏休みの一番の楽しみ。 今年もその日がやって来た。 おばあちゃんちに着くと 縁側ではねこの「ミー」が日向ぼっこ…
YUHI
2024年8月11日 21:32
うさぎのどんきちには、みみが4つある。上にピンっと伸びたみみと、もうひとつはほっぺにまあるいくまのみみがついている。このお話はほっぺがくまのみみになったうさぎのどんきちのお話。どんきちが住む森は、とても大きくて賑やかな森。森の真ん中には長い間この森に立っている大木があり、その大木にはくまの長老が住んでいた。どんきちはくまの長老と仲良しで毎日のように大木に訪れていた。
2024年7月24日 01:10
「いってきまーす」お姉ちゃんとお兄ちゃんのその声でわたしは目が覚めた。今日は何曜日だっけ。ベットの横にかけてあるカレンダーを見てわたしはすこし考えた。今日は月曜日。学校へ行く日だ。どうやらわたしは、寝坊をしたみたい。ベットから起きてリビングに行くと台所ではお母さんがお姉ちゃんとお兄ちゃんが食べた朝ご飯の食器を洗っていた。「あら、やっと起きたのね。何度も起こし
2024年7月16日 17:10
ぼくは、たけのこ。おかあさんは、たけ。おとうさんも、たけ。おかあさんもおとうさんも、とってもおおきい。もうすこしでおそらにとどきそうなくらい。どんなけしきがみえているのかな。いろは、ぼくとちがう。ぼくは、ちゃいろいいろ。ぼくがはえているこのじめんとおんなじようないろ。でも、おかあさんとおとうさんはとってもきれいなみどりいろ。風が吹くと「さわさわ」ってやさしいおとがし
2024年7月10日 23:42
大豆にいさんには、たくさんの兄弟たちがいました。みどりいろからきれいなおうどいろになる頃、兄弟たちは自分の夢を語りだします。ある子は「豆乳になりたい!」またとある子は「お味噌になりたい!」それぞれいろんな夢に胸をふくらませていました。そんな中で大豆にいさんは誰にも打ち明けていない大きな夢がありました。それは「空をとぶこと」兄弟の中でも一番お空に近いてっぺんで育った大
2024年5月24日 00:59
夏休み。ぼくは毎年おばあちゃんちに泊まりに行く。夏休みの一番の楽しみ。今年もその日がやって来た。おばあちゃんちに着くと縁側ではねこの「ミー」が日向ぼっこをしていた。「ミー」はもともと野良猫だったがおばあちゃんが餌をあげるようになってから家に住み着くようになった。玄関を開けて居間に行くと、おばあちゃんがせっせとお昼ご飯の準備をしていた。どこかで見たことあるような光景だ。