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ことばの大切さをかみしめて
転職して2か月、密かに毎週やっていることがあります。
それは…
辞めた会社の社長に対する「授業(無料)」です。
(言い方を変えると経営コンサルです)
え!?なんでそんなことを?
そのように疑問を持ってくれたなら、そりゃ狙い通りです👺。
オモシロイでしょ😊(前例がないこと、普通やらないことが大好きです)
もちろん理由もメリットもあります。
それはおいおいお話していきます。
これからしばらくは、ビジネススキルを日常に取り入れるための記事を書いていきたいと思います。多くのビジネスマンは、言葉は知っていても、なぜその言葉を使うのかがわかっていないことが多いように思います。
似たような言葉を使い分ける、その意味は…
さてよくある問ですが、明確に答えられますか?
「問題と課題」、「目的と目標」
これら(問題と課題)それぞれの言葉の違いは?
どのように定義していますか?
これらの単語は、日常では使い分けされてはいませんよね😊
ぶっちゃけ日常では使い分ける意味はないですが、しかしビジネスではよくある問なんです。
問題、課題という単語を使用しないで会話ができるなら使い分ける意味はありません。例を挙げるとすると、
最近、学校の図書室で期日までに返却しない人がおおいようです。なので、返却遅れた人は名前を掲示板に張り出して、校長先生に激烈な説教をしてもらうことにしました。
このように起こっていること、これから起こることが比較的簡単で、関係者も少ない状況であれば、「そうなんだね、返却遅れないように注意しようなー」ってシンプルに思えますね。
一度、ここで挙げられた言葉を整理してみると、こんな感じです
問題:借りた本を返却しない人が多い
課題:借りた本を期日までに返却させる
対策:掲示板に張り出して辱める、校長先生の説教(罰)をちらつかせる
問題は、「起こっていること」という1つのことで、
それに対して課題は、1つではありません。
今回の例は簡単な話なので、1対1になっていますが、課題が複数になることがあります。
そして、ビジネスで使い分ける意味は、
問題を解決するためには、
「課題の設定」が最も重要なポイントになるからです。
「課題は何?」と聞いたときに、「返却率が悪いことが問題なんですよ!」と答えてしまうように、会話が成立しないことがよくあります。(ここでは自分で「問題」と言ってしまっているように、課題が認知できていない、混乱している様子が見えますね。)
問題と課題については、コチラの本の2章で解説されているのがとても分かりやすいです。
『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』安斎勇樹・塩瀬隆之 著 | まち座|今日の建築・都市・まちづくり (gakugei-pub.co.jp)
今後は、この図書館エピソードのような日常の出来事を使って、
ビジネスワード(mission, vision, valueやwill / can / must、目的と目標、利害関係者、仮説検証、PDCA)を加えていきます。
その結果、日常のもやもや解消のヒントになればと思っています。
そう、ビジネススキルは便利なので、日常にも使えます!
多くの人と関わる・関わりたいなら、
結局言葉の定義は重要
この記事はここからが本題で、
なぜ定義して使い分けなければならないのか?を理解できていない人が意外と多いという話です。
あー、知ってる。問題と課題ね。そんなのは自己啓発本に書いてあるだよ。読んだことあるわー
そう、こういう人が一番危険です😅
でも、今から何とでも取り返せる!だから最後まで読んでね。
(なぜなら)言葉はすれ違いを起こす
言葉は、意味を統一し、使い分け、共通認識としておかなければならない。
なぜならば…
言葉が持つ意味、解釈、それに伴った誤解が発生する。
その言葉に背景、歴史、イメージ、バイアス(思い込み)があるからです。
例えば、「校長先生」の印象は?
Aさんの印象:話が長い、おじいちゃん、A子が貧血で倒れた!
Bさんの印象:立派な人だ、尊敬する、毎朝校門に立ち挨拶してくれる!
このように、言葉にはその言葉以外にも人それぞれもつ印象・思い出のようなものが存在します。
上に書いた、図書室の問題と課題などは関係者が少なく、比較的間違いが起こりにくいですし、単語を使用しなくても意味が通じます。
(さらになぜなら)
育ってきた環境が違うからぁ~♪
結論として、育ってきた環境が違うから、言葉の意味の勘違いもしょうがない~ ということ。
同じ単語であっても、人と人の間が増えればその分、単語の意味・解釈が異なる確率が高くなっていきます。もちろん、会社が違えば単語が持っている意味も変わります。
noteのお友達には、専業主婦の方や一般企業で働いたことがない人もいますよね。そうやって、関係者はどんどんと増えていくが、共通の部分というのはどんどん薄くなっていきます。
皆さんも、関係する人数が多くなってくると、意思疎通がしにくくなる経験ありませんか?これまで仲良し3人組で、阿吽の呼吸だった!だけど、一人仲間になりたそうだから、入れてやったはいいけど空気が微妙になったなぁ、あいつやっぱりハブにしようぜ…。
そう、育ってきた環境がちがうし、働いている環境も違うので、当然使われる言葉の解釈も違います。
そもそも、なぜ会社に入ってお仕事をするかといえば、自分だけではできない大きなことをしたいから…だと思います。
よくあるのが、ただ会社に長いこといるだけで偉そうに「そんな言葉も知らんのか」というマウント。あんたはこの会社のことだけしか知らない井戸の中の蛙だ、おっさん。何の意味もない、生産性もない会話をしている暇はない。
だから、
大きな事をたくさんの人と成し遂げるためには言葉の再定義が必要ということ。
多くの人はこのことをわかっていない。
もしわかっているなら、妙な横文字を並べたり、SDGsとか〇〇〇とか略語を説明もせずに並べて、大したことは何一つ言ってないのに、新人にマウントを取るようなことはしないわけです。
特に年齢の上の人、つまり上司にそういう傾向があります。
なぜなら、自分はそうされてきていないから。
上司のわけのわからない言葉を忖度する、その力が彼らにとって力だから。
でも、今はそんな時代じゃないじゃない。
まとめ
日常には似たような単語があるが、それぞれ意味がちゃんと違う
多くの人と関わりたいなら、使う言葉の定義をするのがのちのち大事
多くのビジネスマンができていない、わかっていない
特に上司(45歳以上は当てはまるかも)はわかっていないし、その理由すらわからない
日常でも全然使えるスキルはたくさんある
固定概念を捨て(アンラーンとも言います)、新たな環境であったり、チームビルディングを行う際には当然必要、割くべき時間的コストなわけです。
まず使っている言葉は相手にとって優しいか?
自分たちだけの言葉で、新人を置き去りにしていないか?
自分たちだけの専門用語でお客さんをパニックにさせていないか?
言葉の意味を知るだけでなく、共通の認識としてチームで定義することが大事です。
次回は、図書室の例からの展開で、日常で起こりそうなことを題材に言葉の説明をしていきます。
日常の中のビジネス用語の解説、ビジネススキルの日常での活用の説明をしていきたいと思います。
あと、「問題」の見つけ方も触れられるかな…
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。