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日本の小さなパリ「神楽坂」を巡る一日

インスタグラムで「美術館を中心とした街巡り」を発信している
ひとりで巡る美術館のムトウです。

今回は日本のプチパリを呼ばれている神楽坂を巡る1日を紹介。
神楽坂には名店のベーカリーや世界的な現代アーティストの美術館がある。

僕がかなり神楽坂を調べ上げて、実際に巡った1日を紹介する。
ぜひ最後までご覧ください!

一日のスケジュール

10:00 神楽坂駅に到着
10:10~10:20 パン デ フィロゾフ(ベーカリー)
10:20~10:50 アカアマコーヒー(カフェ)
11:10~11:50 メゾンカイザー神楽坂店(お昼)
12:50~13:00 パン デ フィロゾフ(2回目)
13:15~14:30 草間彌生美術館
14:45~15:00 赤城神社
15:00~15:30 elm green coffee(カフェ)
15:50~16:10 アンスティチュ・フランセ 東京(旧東京日仏学院)
16:20~17:00 CANAL CAFE(カフェ)

移動手段

🚶徒歩

1. パン デ フィロゾフ(10:10~10:20)

評価(0~5)


パンの味:★★★★★
接客:★★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★★★


基本情報

□場所:東京都新宿区東五軒町1−8
□アクセス:神楽坂駅から徒歩約5分
□営業時間:10:00~19:00(売り切れ次第閉店)
□定休日:月曜日

パンデフィロゾフとは

2017年9月18日にオープンしたハード系のパンを中心としたベーカリー。

お店のインスタグラム↓
https://www.instagram.com/pain_des_philosophes/

購入したパン

【ポミエ:680円】

午前中で売り切れてしまう幻のパン
ポミエとは、フランス語で「りんごの木」という意味。

りんごの酵母を使って発酵させたパン生地に、
りんごとジンジャー、くるみが入った美味しいパン。

外はカリカリで中はしっとりとしたバゲットに近いパン生地。
「りんごの木」みたいな形をされていて、
とてもユニークで見るだけでも楽しめるパン。

【チェリートマトとマンダリンオレンジ:380円】

糖度の高いチェリートマトと通常のオレンジよりも酸味が少ないマンダリンオレンジを使った、ハード系のパン。
パン自体も甘みのある生地で、今年食べたパンの中で一番美味しかった。

ちなみにこのパンは12時30分前後に焼き上がるので、
購入するために2回訪れた。

【バゲット:360円】

外はカリッと、中はしっとりモチモチのバゲット。
シンプルな味わいのバゲットだが、小麦の旨さを感じられる味わい。
2022年のベスト5に入る絶品のバゲット。

ちなみに今年一番美味しいバゲットはここ↓
https://www.instagram.com/boulangerie_seijiasakura/

まとめ


日本で一番美味しいベーカリー。
まだ食べたことがない方は必須で訪れてほしいお店。

2.アカアマコーヒー神楽坂(10:00~10:30)

評価(0~5)


コーヒーの味:★★★★★
お店の空間:★★★★
居心地の良さ:★★★★
接客:★★★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★★★


アカアマコーヒー(AKHA AMA COFFEE)とは

2010年にタイのチェンマイにオープンした小さなコーヒー屋さん。
AKHAは少数民族アカ族の"アカ"、AMAは現地の言葉で"お母さん"の意味でアカアマコーヒー。
アカ族の村で持続可能な農法で作られているコーヒー。
海外初出店のお店は東京神楽坂で2017年からカフェがスタート。

基本情報

□場所:東京都新宿区赤城元町1−25
□アクセス:パンデフィロゾフから徒歩で約1分
□営業時間:8:00~19:00
□カフェスペース:10~14席ほど
□定休日:不定期

注文したメニュー

【ハンドドリップコーヒー(Meelor):700円とキャロットケーキ:500円】

アカアマコーヒーのロゴにもなっているMeelorさんが作った豆をハンドドリップで淹れた美味しいコーヒー。

フルーティすぎなく、苦すぎない絶妙な味わいの初めて飲む味のコーヒー。
北欧のようなミニマルなオリジナルのコーヒーカップもとても素敵。

キャロットケーキは、上にクリームチーズが乗ったしっとりふんわりの絶品の味。
ケーキの生地には、にんじんやクルミが入っていて、良いアクセントになっている。

店員さんの接客も素敵だった。
働いている店員さんが話すアカアマコーヒーのブランドストーリーが素敵で、なんだか嬉しい気持ちになった。
そんな暖かさのあるカフェは今までなかったので、
今年トップクラスにオススメのカフェ。

まとめ


絶品のコーヒーとキャロットケーキのカフェ
素敵な店員さんがブランドストーリーについて詳細に教えてもらえ、
心が豊かになるカフェ。
まだ行ったことがない方は是非行ってみてね!

3.メゾンカイザー神楽坂店(11:10~11:50)

評価(0~5)


パンの味:★★★★★
お店の空間:★★★
居心地の良さ:★★★
接客:★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★★★


メゾンカイザーとは

天才パン職人と称されるエリック・カイザーによる、
世界的なベーカリー。

日本を含め、世界20ヶ国およそ150店舗を展開する、フランスパン界のリーディングベーカリー。

基本情報

□場所:東京都新宿区箪笥町41 大崎ビル
□アクセス:アカアマコーヒーから徒歩で約10分
□営業時間:平日:8:00~19:00 休日:8:00~18:00
□定休日:不定期
□イートイン席:3席

購入したパン

【クロワッサン:280円とプチバゲット:170円】

クロワッサンは見た目が大きめなサイズをしているが、
実際に食べてみると重くない上品なバターが香るクロワッサン。

今年食べたクロワッサンの中で一番美味しかった。
クロワッサンの色合いもとても美しい。

バゲットは小麦の味が楽しめるシンプルなパン。
外はカリッと、中はもっちりふわっとしたパン生地。

まとめ


2022年で一番美味しいクロワッサンが食べられるお店。
購入したパンは店内のイートインスペースで食べられる。

4.草間彌生美術館(13:15~14:30)

評価(0~5)


展示内容:★★★★★
空間:★★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★


草間彌生美術館とは

日本を代表する世界的な現代アーティストの草間彌生が設立し、
草間彌生の作品を展示した美術館。
2017年10月に開館し、年2回の展覧会を開催している。

基本情報

□場所:東京都新宿区弁天町107
□アクセス:メゾンカイザー神楽坂から徒歩で約15分
□開館時間:11:00~17:30
□休館日:月・火・水曜日
□入館料: 一般:1,100円 小中高生:600円(事前予約制で人数制限あり)
□撮影に関して:一部のみ、写真撮影OK
□巡るのにかかった時間:約75分

草間彌生さんの最新作が観られる企画展。
絵画からオブジェ、インスタレーションが展示されている。

特に絵画の作品が脳裏に焼き付くようなインパクトの強い作品であった。

I'm Here. but Nothing(インスタレーション)

空間全体がアートになった作品。
部屋の空間にブラックライトで照らされた「水玉模様」が埋め尽くされ、
僕自身もこの空間の一部になったかのような感覚になる作品。

これこそ、草間彌生さんの「自己消滅」という主題の特徴性。
※自己消滅とは言葉の意味の通りで、自己が作品の中で消滅すること。

《命》/ LIFE

屋上には、オブジェが展示されている。
草間彌生さんのモチーフである「水玉模様」がどれも使われていて、
巨大な突起物の作品。

草間彌生さんを知る上でオススメのドキュメンタリー↓

まとめ


草間彌生さんの作品が展示された美術館。
インパクトのある強烈な作品が多いので、是非一度は観にいってほしい。

5.赤城神社(14:45~15:00)

評価(0~5)


神社建築:★★★★
空間:★★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★★★


赤城神社とは

赤城神社は鎌倉時代の1300年(正安2年)に創建された由緒ある神社で、
2010年に老朽化などの理由から「赤城神社 再生プロジェクト」として大規模な建て替え工事が行われた。

神社及び集合住宅のデザインは日本を代表する建築家の隈研吾さん設計の現代的な神社。

基本情報

□場所:東京都新宿区赤城元町1−10
□アクセス:草間彌生美術館から徒歩で約14分
□開館時間:9:00~17:00

現代的な神社が観られる。
神社の奥深しさを残しつつも、スタイリッシュで現代的な建物が観られる。

まとめ


隈研吾さん設計の神社建築が観られる神社。

6.elm green coffee(15:00~15:30)

評価(0~5)


コーヒーの味:★★★★
お店の空間:★★★★
居心地の良さ:★★★★
接客:★★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★★


elm green coffeeとは

裏路地の住宅街の一角にあるカフェ。
2021年8月にオープンし、スペシャルコーヒーが楽しめる。

基本情報

□場所:東京都新宿区赤城下町10
□アクセス:赤城神社から徒歩で約2分
□営業時間:10:30~18:30
□定休日:月・火曜日+不定期
□カフェスペース:1階(5席) 2階(2テーブル)  

elm green coffeeのインスタグラム↓
https://www.instagram.com/elm_green_coffee/?hl=en

注文したもの

【シングルオリジンコーヒー:560円】

数種類のコーヒー豆から好みにあった豆を選び、淹れてくれる。

今回はエチオピアの豆を使った、コーヒーを飲んだ。
紅茶っぽさのある苦味と後味がすっきりとした飲みやすい美味しいコーヒー。

【あんバターサンド:680円】

先ほど紹介したパンデフィロゾフのバゲットを使った、食事メニュー。
美味しいバゲットに粒あんとバターが入った、絶品のあんバターサンド。

シングルオリジンコーヒーとあんバターサンドの食べ合わせもよく、苦さと甘さが絶妙にマッチする。

また、店内は1階と2階があり、今回はたまたま2階の空間で過ごしたが、
昭和レトロな居心地の良い空間で、ホッと一息ができる。

まとめ


隠れ家のような場所にあるお店で、
コーヒーとあんバターサンドが絶品のカフェ。

7.アンスティチュ・フランセ 東京(15:50~16:10)

評価(0~5)


建築:★★★★
空間:★★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★


アンスティチュ・フランセ 東京とは

フランス政府公式機関としてフランス語講座やフランス発の文化、思想、学問を繋ぐ文化交流施設。
館内には、教室に加えて、映画館や図書館(メディアテーク)、書店(リヴ・ゴーシュ)などがあり、自由に見学ができる。

基本情報

□場所:東京都新宿区市谷船河原町15
□アクセス:elm green coffeeから徒歩で約17分
□開館時間:曜日によって異なる
□休館日:月曜日+不定期

以前、建築とランチを掛け合わせたドラマ「名建築で昼食を」を視聴した際に知った場所。
第一話のロケ地がアンスティチュ・フランセ 東京であり、
戦後の日本を代表する建築家坂倉準三が設計した名建築。

アマゾンプライムビデオでも観られるので、気になる方ぜひ↓

ちなみに僕が行った際には、改修工事がされていたため、
螺旋階段を観ることができなかったのだが、
2021年に新しく建てられた新館は見学ができた。

この新館は建築家の藤本壮介さんが設計された。

藤本壮介さん設計の庭園を、
以前に那須塩原の「アートビオトープ那須 水庭」で観たことがあったが、
この建築もとても広々とした素敵な建築物。

ちなみに那須アートビオトープはこれ↓

水庭(みずにわ)

フランスの書籍を置いた書店もアンスティチュ・フランセ東京にあった。

まとめ


フランスの文化が好きな方、建築が好きな方にオススメの場所。

8.CANAL CAFE(16:20~17:00)

評価(0~5)


コーヒーの味:★★★★
お店の空間:★★★★★
居心地の良さ:★★★★
接客:★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★★★


CANAL CAFEとは

水辺に浮かぶ水上カフェ・レストラン。

基本情報

□場所:東京都新宿区神楽坂1丁目9
□アクセス:アンスティチュ・フランセ 東京から徒歩で約6分
□営業時間:11:30~22:00
□定休日:不定期

注文したメニュー

【ブレンドコーヒー:440円】

苦味が強く、深みのあるブレンドコーヒー。

水辺の景色を楽しみながら、一休みができるカフェ。
座席数も多く、都会のオアシスを象徴するような場所。

暗くなるとライトアップされて綺麗

まとめ


水辺の空間でホッと一息ができるカフェ。
イタリアンレストランやスイーツのお店なども併設されている。

巡ったルート(Googleマップ)

最後に


日本のプチパリと呼ばれている神楽坂を1日で巡ったが、
世界的な現代アーティストの美術館から、名店のベーカリー、素敵なカフェに名建築が観られる魅力が詰まった街。

街には、外国人の方も多く歩いているので、多国籍な街の雰囲気がある。
是非このコースで巡ってみてね。

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