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私たちがなぜ不登校支援をするのか

8bitNewsの堀潤さんに取材していただいた映像が
さっそくYoutubeにアップされました!
(15分ほどの映像です。)

主に、LINE相談窓口お母さんのほけんしつについてお話させていただきました。

映像の中では、学校や医療についても言及していますが
私の周りには、熱心に子ども達一人ひとりを見て
寄り添ってくださる学校教員もいますし

病院を受診した子ども親御さんに、
丁寧に向き合い、心と身体の両面から
支えようと力を尽くしてくださるお医者さんも多くいます。

誰が悪いのではなく、学校以外の選択肢を用意できないこの日本社会の制度、仕組みに問題があります。
学校以外の選択肢があり、自分の学び場を子ども達自身が選ぶことができていれば、「不登校」という言葉はそもそも存在しません。

「不登校」はこの社会が生んだものなんです。

それに対しての私たちのアクションは3つ。

1.目の前の子ども、ご家族の支援にあたること。またその過程で、教育、医療、福祉との多様な組織との連携を図り、支援の幅をひろげること
2.行政等に提言をし、連携を図ることで、制度や仕組みを変えていくこと
3.ひろく社会に声を発信し、理解を深めることで、子育てや教育を地域でサポートする文化を育むこと

子どもの自死は2020年に、499名。
前年から100名も増えています。

2020年度の不登校の小中学生は
19万6127人で、前年比8.2%増。

一人ひとりに違った辛さがあったはず。
不登校の子ども達の中にも死にたい、消えたいと
希死念慮を持つ子も多くいます。
(独自にとったアンケートでは、回答者の4割近い子どもが「死にたい」など希死念慮を持つことがわかりました。詳細はこちら

生まれてまだ20年も経っていない
子ども達の口から「死にたい」
なんてもう言わせたくない。

その一心で取り組んでいます。

また上の動画にある通り、子どもだけでなく
その親御さんも大勢が悩んでいます。

こちらも今年度独自にとったアンケートによると
下記のような影響が見えてきました。

①「シングル世帯」「経済的困窮」という環境が、不登校の1つの要因になりうる
生活困窮と子どもの問題行動・不登校への関連性は以前より議論されていた。今回のアンケートでは、回答者の16.7%が「シングルマザー・シングルファザーである」と回答しており、全国のデータに比べ、15.12ポイント高いことが分かる。
②学校という環境と子どもの個性とのミスマッチが不登校を生む
不登校と聞くと、一般的に「いじめ」がその要因としてよく話題にあがるが、保護者の回答によると、1位「学校のルール・雰囲気が合わない」、2位「本人の56.5%、発達障がいや特性」47.8%、という回答となった。
③不登校になることで、家族以外との関係性が希薄化する
不登校は、あくまで「学校とのつながり」を意識させる言葉であるが、実際には「家族・親戚以外の人との関わりはありますか?」という問いに対し、「ほとんどない」「月1~3回程度」を合わせて49.3%となっており、約半数がほとんど家族以外との関係性が断たれていることが分かる。
④子どもの不登校で、親も社会とのつながりを失い、孤立する
子どもが不登校になってから、早退・遅刻・欠勤が多くなる、休職・退職するなど、61%もの保護者に何らかの影響を与えていることがわかった。
⑤「親の不安」1位勉強、2位進学・就学。子どものニーズと親のニーズに大きな乖離
「お子さんのことで不安に感じているもの」を選択してもらったところ、1位「勉強」77.5%、2位「進学や就職」といった回答が多くあった。

アンケートの詳細はこちら

学校は死ぬ思いをしてまで行くところではないはずです。

本来、学びというのは楽しくあるもので
自分の可能性を見出すことができるもの。

本来、人とのつながりというのは
生きる活力を得ることができるもの。

でもそれが学校という環境の中で
難しくなっているんです。

ただここで一つ言いたいのは
学校が合う子もいるということ。
あくまで学校が悪いのではなく
今学校の仕組み、雰囲気の中で
安心して学ぶことが難しい子がいるということです。

「学びたい」「人とつながりたい」
そう思った時に、安心して
通える場所があることが大事です。

そのために私たちはフリースクールを運営し
外出困難、人に対して恐怖心を持つ子どものために
ホームスクール(家庭教師)で個別訪問支援をし

SOSをあげられない子ども達にたどり着くために
親御さんからの声を拾う
LINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」を
無料で運営しています。

現在クラウドファンディングで
寄付を募っています。

社会全体で子ども一人ひとりの成長を
見守っていく文化を育んでいくために。

一生懸命に子育てする親御さんを
ひとりにしないために。

まずは詳細をご覧いただけると嬉しいです。


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