ファスティング(断食)体験記
ファスティングというものをご存知でしょうか。平たく言うと断食です。最近痩せたくても痩せにくくなったお年頃の私は、人生で初めてのファスティングをやってみました。
自己流ではなく、きちんとお金を払って専門家(吉田和歌子さん)に数人(直接の知り合いもいれば、知り合いの知り合いという間接的知り合いが混ざった人たち)でグループLINEで繋がり、和歌子さんの指導・監修のもとファスティングを行いました。ファスティング期間中はちょっとでも不安なこと、疑問があればLINEで聞けば丁寧なフィードバック、対応方法を教えてくれるので安心して取り組むことができました。時系列でその記録と、起きた変化、心境などを書いていきます。
ファスティングの全体像
①事前カウンセリング(初めての人のみ)
②準備期(2日間)
③断食期(3日間)
④回復期(2日間)
このように、実際に取り組む期間は1週間です。
事前カウンセリング
【カウンセリングでやったこと】
ファスティングは10月上旬の1週間で行いましたが、1カ月くらい前に、指導・監修してくださる和歌子さんと1on1で1時間程カウンセリング。これは初めての人のみ。ファスティングの説明と、事前アンケートに基づいて私の日頃の食生活(主にアルコール・カフェイン・甘いものの摂取状況)や運動・喫煙・服薬など様々な観点からヒアリングして頂きました。
【カウンセリングの感想】
日頃の食生活について気づきがたくさん。私は夜21時以降にコーチングの仕事があったり、勉強会があったりすることが多く、そういう日は深夜にお疲れビール&おつまみをエンジョイしすぎだなぁと反省したり、添加物ってよくないイメージあるけどそれが美味いんじゃ、と気にせず摂取してたこともあらためて実感しました。逆にコーヒーは依存的に好きだと思い込んでいましたが、私は1日1杯程度なので、そこまで依存的ではないことを知りました。すごい人は4~5杯飲むのですね。知らんかった。
ファスティングの1週間程前。
ファスティングドリンクと塩が送られてきました。いよいよ始まるなぁ、という感じはするも、まだまだ実感なし。レバーか鰹のたたきなど、鉄分を多く摂取できるものを食べておきましょう!とカウンセリングで指導頂いたので、意識して摂取する程度。
ファスティング準備期1日目
断食期に備えて、食べる量を減らし、動物性たんぱく質は避ける、食べるときの順番など細かくご指導LINE開始。その1つ1つにどんな意味があり、どんな効果を期待できるかを説明してもらえるのでがんばれる。量は減っているし食べるものも内容が限られてきたけど、まだ食べられるものはけっこうあるのでがんばれる。
ファスティング準備期2日目
断食期に必要なもの(ファスティング用酵素ドリンク、ミネラルウォーター、ハーブティー、マグマソルト、梅干し)の再チェック。1口食べたら30~50回噛む、腹6~8分目など普段早食いの私には思ったより大変なミッションを真面目に遂行。このあたりで私は頭痛の症状が出て、LINEで相談。対処法を教えてもらい、早めに就寝。
ファスティング断食期1日目
頭痛はじんわり残るものの、普通に生活はできるレベルに回復。普段から塩分多めの生活だとなりやすいらしく、それかなーと思っている。カフェイン抜きでもなる人もいるようで、人それぞれのよう。さて、ここから3日間は、ファスティング用の酵素ドリンク1.5Lとマグマソルトだけで生き抜きます。朝こんなふうに3本のボトルに分けて準備して、血糖値が安定するようにチビチビチビチビ飲みます。ドリンクの味はフルーツっぽい(イチヂクみたいな)味で飲みやすくてひと安心。これまずかったら地獄。
おなか、すかないの?って?そりゃあもう、すきまくりです。ぐーーぐーーいってます。とくに夕飯の支度は拷問です。味見せずとも味が安定するいつも作っているものだけを作り、ご飯を食卓に出したら、今日ばかりは一緒に食べられないのでさっさと風呂へ。食べているところを見なくてすみます。これあと2日もあるのか…と遠い目で就寝。
ファスティング断食期2日目
頭痛は消え去りました。ただただ眠い!!日頃身体を酷使していたからかも、とのことで出来るだけ昼寝もして、アポイントは入れず穏やかに過ごしました。夫にお願いして、ご飯は外で食べてきてもらいました。助かったあぁぁぁぁ!!!ものすごい眠気でおなかはすいているけれど、スーッと眠れて朝まで起きませんでした。
ファスティング断食期3日目
朝起きて、肌の調子がとってもよいことに気づきました。そして、体重は2.2キロ減。久しぶりにご対面の数字に小躍り。食べたい気持ちはまったく手放せずに3日目を迎えるも、ここまできたらがんばるぞーという気持ちと、グループLINEで仲間と頑張るという仕組みによって3日目もなんとかクリア!
ファスティング回復期1日目
体重2.9キロ減で迎えた朝。断食期が明けたからといって、いきなりなんでも食べていいわけではありません。回復期1日目は、通称「梅流し」という腸のお掃除が待っています。3日間固形物、添加物を口にしなかったことで、味覚はとても敏感になっていました。お出汁が美味しいことこの上なく、すぐにお腹いっぱいになります。
ファスティング回復期2日目
体重3.0キロ減。おなか周りが本当にスッキリして、顔もちょっとシュッとして、身体も軽くて、肌の調子がいい。世界が輝いて見えますってのは言いすぎですけどそんな感じ。普通にいうと、ごきげんさんです。相変わらず今までの半量くらいしか食べられないのでゆっくり食事を頂く。
ファスティング明けてから1週間後
せっかく減った体重をキープしたいけれど、ビール飲みたい、ワイン飲みたい、玄米より白米がやっぱ美味しい、子供がポテチを分け与えてくれる(ありがたく頂く)などの欲望と環境に身をゆだねながらも、ちょっと食べすぎたなと思ったら半日ファスティングで調整。+1キロにとどめることに成功!
ファスティング明けてから2週間後
結論からいうと、ファスティング直後+1キロでとどまっている。ファスティング前のー2キロをキープ中。私はこのファスティング回復期という最も痩せているときに試着した素敵なスーツを買ってしまったので、戻るわけにはいかないのだ。踏みとどまるのだ。
ファスティングをして、変わったこと
①調味料のうち、~~のタレを捨てた。
添加物と塩分過多になりがちな調味料を捨てました。冷蔵庫がすっきりして、子供たちのためにも、自分のためにも味付けはシンプルなもので十分だと気付き、実践中。
②噛む回数が増えた。
30回~50回噛んで、と言われてその通りにしたんですけど、これやってみて??50回も噛めない。消えてなくなる。そして疲れる。噛む工夫として、1回口に運んだらすぐに箸を置くことを意識。そうしないと次々と口に運んでしまうから。30回も今はできていないかもしれないけれど、確実に咀嚼回数は増えた!
③「まごわやさしい」の食材を意識して取り入れる。
「ま」はまめ類、「ご」はごまなどの種実類、「わ」はわかめなどの海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚・海老などの魚介類、「し」はしいたけなどのきのこ類、「い」はいも類を指しています。ちなみにお米は玄米推奨。食べちゃったな~という日の夕飯は、冷蔵庫の余った野菜をホットクックで20分蒸して、塩だけで頂くとか、そういう大人な工夫ができるようになりました。
ファスティング、またやりたい?
答えは、YES!でもこのYESは今だから出せる答えかも。終了直後は「ちょっとしばらくいいわー」だったのが本音。でもこうして振り返ってみると、ファスティングという行為を通して、日頃の食生活と向き合って改善できることを実行でき、少し軽くなった身体を手に入れて、総じて自分と向き合った時間となったのでした。そして私の場合ファスティング中はアポイントを入れないようにしたので、強制的に休息期間となってとても良かったです。
何より、身体と向き合うことは自分を大切にすることの手段の1つであると強く感じた次第です。普段、私はコーチングや企業研修で人の心の内面と向き合うことをサポートしているのですが、それに通ずるものを感じました。
私がお世話になったのはこの方
ファッション&食生活ビューティープランナーである吉田和歌子さん。
気になる方は、インスタ・ブログなどチェックしてみてください!
https://www.instagram.com/yoshiwaka777/
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