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街頭演説中の動画炎上。政治的な立場性を超えて問題を語る

日本維新の会の海老沢由紀候補の街頭演説中に、応援に駆け付けた猪瀬直樹氏が海老沢候補の身体を触っている動画が、ツイッターで拡散、大炎上している。

選挙で、投票や支援に付け込んだセクハラやパワハラが行われることが「票ハラ(投票ハラスメント)」であるという問題意識が高まっている。そうしたなかで起きた。

猪瀬氏は既に「軽率だった」というコメントを発表しているが、残念というほかない。

近々、党からもコメントが発表されるという。

海老沢候補本人は「気にしていない」とコメントしているが、これを「自覚不足」とする意見もかなり多い。ここにも、ある問題が潜んでいる。

それは、された側が声を上げなかったとしても、それを責められる筋合いはない、ということだ。

そうせざるをえないこともあるし、力関係を背景に行われるということまで含めた問題。また「本人が気にしていないから」と周囲に誤認されることもある。

演説会に参加していた音喜多駿議員も、「猪瀬さんは一見傲慢な人と誤解されがちですが、年下の私や周囲の意見にも耳を傾けて価値観をアップデートする方」「その場で気づかず、対応できなかったことを深く反省している」とコメント。

維新にも、ダイバーシティ&インクルージョンや、ハラスメント根絶、マジョリティ特権について本気で考えている人材がいるのを知っている。そういう人の本心はいかなるものだろうか。

これは、どの党で起きてもおかしくない。政治的な立場性を超えて語りたい。


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長谷川祐子(長谷ゆう)/ライター・翻訳者・ジャーナリスト/3.8国際女性デートークイベント
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