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■自己紹介

首都圏でフリーランス翻訳者・ライターをしている長谷ゆう(本名:長谷川祐子)といいます。私はアメーバブログフェイスブックツイッターリンクトインで発信してきており、今日からはnoteをはじめました。

私は1981年生まれです。学校時代から「意見が直接的できつすぎる」「人に合わせなさい」と言われ、「この社会はなんとなく生きづらいな」と思っていて、大学時代に発達障害と診断されました。

日本の企業社会は健常な男性向けに作られています。発達障害の女性が生きていくのは本当に大変です。空気を読むとか、上の言うことは絶対とか、上の意向を忖度とか。見えない障害である発達障害の人は、就職してからどうにもならない困難にぶつかります。その困難は障害特性からくるものですが、「本人の言い訳や怠け、親のしつけの悪さ」と決めつけられ理解が得られない時代が長く続きました。そこで近年、発達障害は「本人の言い訳や怠け、親のしつけの悪さが原因ではない」という啓発がされるようになりました。しかし、発達障害の人が勇気をもって障害をオープンにし、合理的配慮をお願いしても「こちらも忙しいんだからそこまで気を回せない」「やはり本人で何とかするのが先ではないか」と言われ取り合ってもらえないこともまだまだ多くあります。
私も、発達障害をオープンにして理解され、好きな翻訳や書く仕事のできる場所があるなら、と思っていましたが、そんな職場はなかなかありませんでした。

けれど2017年12月~2018年夏まで、Bloomberg(ブルームバーグ)というグローバル経済通信社で、金融マーケットニュースの翻訳を手掛けたこともありました。この時から初めて、名実ともに翻訳者となりました。その間には「インクルーシブな職場づくり」という交流会を企画したこともありました。

■社会を変えていくこと

昨年2019年1月の世界経済フォーラム・ダボス会議で、「世界のグローバル企業の90%がダイバーシティを掲げているが、そのうち障害者への取り組みが伴っているのは4%しかない」という事実が知らされました。
グローバル企業でもそんな現状で、日本企業は一層深刻です。女性の活躍も進んでいないうえに、障害者はもっと取り残されています。
日本では障害者雇用促進法で企業の障害者の雇用率が2.2%と定められていますが、これは企業に障害のある社員が「少なくとも」2.2%「存在し続ける」ように、ということです。しかし、これを守っている企業は4割です。障害者が実力をつけられる職場はあまりにも少ないのです。障害者の半数が、1年未満に辞めてしまいます。日本の障害者800~900万人程度のうち雇用されているのは50万人程度で5~7%しかいません。(国際労働機関(ILO)によると米国は37%、欧州は60%、世界平均は36%)。コロナウイルスが拡大して以来、外に出られず働けなくなった人が急増しましたが、コロナが来る前から孤立が日常だった障害者が多くいました。日本では「障害者は施設に」という伝統的価値観が今なお根強いです。

これを変えていくために、2019年のダボス会議で、企業で障害者への取り組みをトップダウンで進める国際運動The Valuable 500が始まりました。以下は、私がリスペクトする、The Valuable 500の創始者、Caroline Casey(キャロライン・ケイシー)が来日し、日本企業に対しThe Valuable 500への参加を呼び掛けた時の模様を取材・執筆した記事です。

私もライターという立場で、この運動を進めることに関わっています。

特に、ダイバーシティを掲げるグローバル・外資系企業が率先して、それまで価値を発揮できなかった障害者に対し、その人その人に合った仕事を考えて、人間らしい給料で受け入れて続けていけるようにしたら、日本企業も変わるのでは、と思います。米国のマイクロソフトなどが始めた、自閉症など発達障害の人をIT・AIなどの優秀な人材として活用するニューロダイバーシティの取り組みは興味深いものです。以下は、私が執筆した、ニューロダイバーシティに関する記事です。

昨今、コロナウイルス感染防止をきっかけにテレワークが一気に広がりました。通勤の難しい障害者、子育て女性、地方在住者にも社会参加のための選択肢が増えています。会社にいた時間ではなく成果で評価しようという考え方もますます浸透しています。以下は、私が執筆した、障害者のテレワークに関する記事です。

テレワークほか、コロナ後の世界がどう変わっていくのかにも関心があります。私もコロナで体験したことを、社会を変えていくことに活かしたいです。特にコロナ後の世界は孤立を終わらせるように変えていきたいです。

■無料記事と有料記事について

私はnoteで、収益化に挑戦していきます。無料記事と有料記事を混在させていきます。この自己紹介記事は無料です。

私の発信していることにもっと興味を持って読んでくださる方を増やしたいです。そのために質の高い記事を多い頻度で発信していきます。質の高い有料記事が増えれば、私にとっても活動する励みになり、noteもウェブメディアも読者に支えられて成長していくでしょう。

今、コロナ渦でフリーランスの仕事が減っている状況です。けれど、こんな時だからこそ新しい道を開くことです。

どうかご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


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長谷川祐子(長谷ゆう)/ライター・翻訳者・ジャーナリスト/「ノルマル17歳。」神戸自主上映会企画中
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