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おな
2019年2月21日 19:30
私はその予報の前日にスーパーマーケットで赤ワインを買った。四千円と、そのスーパーマーケットで並ぶワインの中では高い物で、別に私はワイン通でもなんでもないから、それこそ何でもよかったのだけれど、予報で「数年ぶりの大雪」と言った、天気予報士の言葉を思い浮かべていると、自然と少しだけ割高なワインに手が伸びたのだった。家に帰り、ワインを置いた。シャワーを浴び、外の方へ目を向けてみてもまだ雪は降っていな
2019年2月19日 18:44
雪を見ると無性に赤ワインが飲みたくなるのは、私にとって随分と昔からの癖というか、生活そのもののようなもので。赤ワインなんて普段滅多に口にしないのに、そういう時ばかりは、その深紅の色に完全に心を持っていかれちゃったりするのは、とても不思議な感覚だったりもする。 大雪になるという予報を一週間前に見た。東京にいる私にとって、雪はそれこそ珍しいという事もないけど、それでも少し心が浮き立ったりす