
ホツマツタヱでみる東西南北の由来と、お宮が南向きの理由
こんにちは、ユハコです😊
本日2回目の投稿。
12月30日のスタエフ放送で少しお話した
内容を詳しく書いた記事になります。
今回はなぜ神社の本殿は南を向いているのか?
についてホツマツタヱの本から一部抜粋して
ご紹介してみたいと思います。
まずは最初に東西南北をなぜキツサネと
呼んでいたかについて書かせていただきます。
東西南北(キツサネ)
ホツマツタヱでは
東西南北の事を「キツサネ」といいます。
ではなぜ「キツサネ」というでしょう?
その昔、イザナギ・イザナミの長女である
ワカ姫さまが養父のカナサキ(住吉大神)
に尋ねました。
「なぜ東西南北はキツサネの名が
付けられているのですか?」
するとカナサキはまず最初に
東西南北がそれぞれなぜそのように
呼ばれるようになったのかを説明しました。
「お日様が昇る方角を日頭(ひかしら)といって
そのまま言葉が詰まって東となったのです。」
そしてどんどん昇っていったお日様は
すべてのものを照らしてくれるので
皆が物を見る事ができます。
その方角を皆が見る=皆見(ミナミ・南)
と呼ぶのです。
南を過ぎてだんだん落ちていったお日様は
燃えたぎるように煮え沈んでいきますね。
煮え沈む(ニえシずむ)が詰まって
西と呼ぶようになったのです。
【まとめ】
日頭(ひかしら)=東
皆見=南
煮え沈む=西
🙄あれ?北が出てきてないでぇ~
*
お米になぞらえて言うと
お米を炊く時に火をおこして
火頭(ヒガシら)をあてて
だんだん火を強くしていって吹き上がって
煮え花が並々と(なミナミ)と立ってくると
火を弱めます。
すると水分が少なくなってきて
煮え沈ん(ニえシずむ)できます。
【まとめ】
火頭=東
並々=南
煮え沈む=西
🙄あれ?また北が出てきてないでぇ~
*
方位を木に例えると
木(キ)は春に若葉を出して生命の息吹を
兆す(キざす)のが東です。
夏には青々と葉を茂らせて栄(サか)えます。
秋には燃え立つような煮え紅葉となり
それが尽(ツ)きるのが西です。
冬にはその葉も枯れて落ち葉となり根(ネ)に返ります。
【まとめ】
木・兆す=キツサネのキ・東
尽きる=キツサネのツ・西
栄える=キツサネのサ・南
根=キツサネのネ・北
😊ようやくここでキツサネの意味と
北の意味がでてきたね。
このようにしてワカ姫さまに教えられた事が
ホツマツタヱに実際に書かれているのです。
これを踏まえて
神社のお宮がなぜ南を向いているのか?
これについてもカナサキが次のように説明を
してくれました。
お宮は南向き
天神になるような人はひと月に三回の食事を
心がけてその上チヨミ草という苦菜の葉や
穂を食べるのです。
そうすればお日様が南に達した時の様に
またはご飯が煮え立った時の様に
いつも快活に生きる事ができ
天の精気を受けて長生きできます。
そのような生き方をしたいと願って
お宮は南向きに建てるのです。
南向きに建てたお宮の後ろの方角を
北と言います。
夜お日様が地面の裏側の東(キ)の左(タ)を
通っている時人は寝(ネ)るので
北をネとも言うのです。
また夜寝て氣(キ)を溜(タ)める所、
氣(キ)を足(タ)らす所から北と
言ったようです。
【まとめ】
東の左(キタ)=寝(ネ)=北
寝て氣を溜める、足らす=北
😊北は寝る、夜と言った意味があるんですね。
氣を溜めるために寝るというのも納得!
そう言えば御札や神棚も南向きだね。
*
また、物事の状態を方角に例えると
もし訪ねて来た人と口喧嘩をしてしまい
もう会わないぞ!と思うと心が寝て(ネ)て
しまう。それは北の方位です。
そして言い過ぎたと反省しまた会おう!と
お互いが心が通ってお日様が南に達した様に
活気に満ちて心が昇ぶる時は南の方位です。
そしてその気持ちも収まり落ち着いた状態が
西の方位です。
また諸外国の人が来(キ)たる=北とも
言うようです。
【まとめ】
ケンカして心が寝(ネ)る=北
諸外国の人が来たる=北
活気に満ちて心が昇ぶる時=南
気持ちが落ち着いた時=西
😊心が寝てしまうってわかりやすいですね。
ケンカしてすねてる様子が伺えます。
キツヲサネ
キツサネの中央に「ヲ」をが入った
キツヲサネと言う言葉があります。
東西央南北(キツヲサネ)は四方と央。
つまり央(ヲ)は君(天神・あまかみ)が
おいでになる場所であって国の中心であり
国を治められます。
キツヲサネは天上で方位を司る
五臓の神(ヰクラカミ)と言う神様
というお話もあるようです。
このキツヲサネというのはヲシテ文字の
5つの母音がすべて入っているんです。
もしかするとヲシテ文字はこの五臓の神から
できたのかもしれませんね。
【まとめ】
ヲ=央・中央
君=天神・あまかみ
キツヲサネ=五臓の神(ヰクラカミ)
五臓の神=ヲシテ文字の5つ母音?
なぜ日本では東西南北なのか?
東西南北の由来は諸説ありますので
どれが絶対に正しいとは言えませんが
こういったお話があります。
中国では東南西北と時計回りに言うのに対し
日本では東西南北といった感じで東西が優位に
されているのでしょうか?
太陽が昇る東は一日の始まりや春と言った
イメージがあり物事の始まりとして日本では
まず先に東がきます。
そして南北ではなぜ南が先に来るのかというと
天皇が南に向いて座り部下は北を向いて座る
から南が優位とされているそうです。
南を向いて座ると太陽が昇った時に
東が左側になるので日本では東・左が優位と
されていて、逆に北は敗北や背を向ける・背く
逃げるなどの意味があるから北が優位では
ないって話もあるみたいです。
日本では上下左右など縦横などで
考える傾向があるし語呂が良いというのも
あるかもしれませんね。
*
まったく違う所から知ったお話でしたが
なんとなく先ほど書いたホツマツタヱの
話とも通ずる所があるなと思いませんか?
ホツマツタヱではこの他にも
日本の行事の元となったお話や
言葉のルーツになるような事や言霊の事
またいろんな神様の事も沢山書いてあり
本当に読めば読むほど奥深いものだなぁ
と感じております。
最後までお読みいただき
ありがとうございました🌈
【今回参考にしたもの】
やっぱナビ彦さんはわかりやすいのよね✨
安定のナビ彦さん✨
👾👾👾告知👾👾👾
来週火曜日のお昼の放送はありません。
たねさんの気まぐれ配信になるかも?!
🟩🌱告知その2🌱🟩
リー研チャンネルから飛び出してソロで
オリジナル「オラクルヲシテリーディング」
を始めました!
オラクルカードに書かれている文字を
ヲシテ文字で読みといて合わせて
リーディングするというものです!