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【祝PS進出】アトランタ・ブレーブス2024振り返り兼個人評

な~~~~~~~~~~~~~にが祝PS進出じゃ。

というのは置いといて、シーズン最終戦の余熱のままに、感情と勢いに任せて2024シーズンの振り返りをしていこうと思います。

はじめに・レギュラーシーズンを終えて

今年もお疲れ様でした。RS最終戦となるメッツとの壮絶なダブルヘッダーを1お情け1敗で終え、メッツと並ぶ89勝73敗。
なんとかワイルドカード最後の枠を譲ってもらうことができました。
いいんだよポストシーズンなんか出なきゃ始まんねぇだろうが

終盤戦から逆転につぐ逆転と大荒れ模様のダブルヘッダーGame1、負けたとはいえ本当に熱く、面白い試合でしたね。
お互いに1勝すればワイルドカード確定という状況。1戦目を勝った方が真の勝者と言えるでしょう。今回ばかりはメッツを素直に称えたいです。
2022年の地区優勝を賭けた直接対決3連戦の借りを返されたような、そんな気がします。

2024の振り返り

さて、今年のアトランタ・ブレーブスを振り返る上ではケガ、不調といったネガティブな話題を避けて通ることはできません。
出来すぎだった昨年からの揺り戻し と思いこむことでやっと飲み込める

昨年の307発打線に今年の状況を照らし合わせてみましょう。

ライリーはIL入りせず謎の欠場をする期間もありましたね

言うことないのはオズーナだけじゃないか。なんだこれは、たまげたなあ。

スペンサー・ストライダー、A.J.ミンター(あと並べるべきか迷ったけどレイ・カー)のシーズンエンドやレイナルド・ロペスやマックス・フリードの離脱、昨年ASにも選ばれたブライス・エルダーの絶不調、頼みの綱のプロスペクトであるハーストン・ウォルドレップやAJスミスショーバーも怪我… 野手ほどでないにせよ投手陣も焼け野原。

さすがに見てる側も「こういう年もある、来年頑張ろう」の気持ちになってしまうものでした。

しかし、そんな中でも希望を捨てきれない理由はありました。

唯一の希望、投手陣の頑張り

じゃあどうやって勝ったんだよ…と言われるとこれしかないでしょう。
新戦力の躍動に支えられました。

稼働率に不安のあるクリス・セールと、近年はリリーフとして活躍し先発は久しぶりとなるレイナルド・ロペス。
獲得時は「スペのオッサンと元先発のリリーフ取ってローテ補強した気になって大丈夫かね」と懐疑的でした。恥ずかしいね。まあまたこのバカはアレックス・アンソポロスに敗北するわけですが。

いや、セール獲得に全くワクワクしなかったわけじゃないんですよ。あんな凄いピッチャー贔屓で見れたら嬉しいに決まってる。
ただ、対価が思い入れもあり好きなプロスペクトであるボーン・グリソムだったこと、そしてそんな選手が「AAに見切られた」という事実が苦しかった。
「AAはトレードチップにするプロスペクトを間違えることがない」という信頼があったからこそ辛く、当時のトレード評価が私情で歪んでしまうところがありました。愚かだね。

蓋を開ければ大きな離脱もなく投手三冠でサイ・ヤング賞候補ですよ。頭が上がりません。
たった1年で「お前で負けるなら仕方ない」と思わせてくれるピッチャーでした。まあ3敗しかしてないんだけどね。

ロペスも計1.5ヶ月程度の離脱こそあれど投げれば安定感の塊。6回まではまず試合が壊れないだろうという信頼がありました。

そしてローテーションの新戦力と言えば忘れちゃいけないのがスペンサー・シュウェレンバック。開幕をA+で迎えたピッチャーが今では負けられない試合でチームを背負って投げています。今日のダブルヘッダーGame1、継投のタイミングが意味不明だったとはいえシュウェレンバックが降りてから大変なことになっちゃいましたからね。あんな爆発力を秘めてた打線を抑え込み続けてたのは本当にすごいと思う。

昇格直後の5~6月こそピリッとしない投球が続いてしまうものの、7月は4登板26イニングでなんと与えた四球は1個(!?)28K1BBの素晴らしい月間成績を残し、適応を印象付けてくれました。(3被弾の試合があったのもこの期間だけど、お茶目なんだから~で済んじゃいますね)

日本メディアにもバレちゃいました。

9/8に奇しくもシュウェレンバックが止めてしまったものの、それまで先発投手が25試合連続3失点以下に抑えるという記録が生まれたことからも、今年のローテーションの頑張りが良くわかります。

更に、同時期にはクローザーのライセル・イグレシアスも無双。
回跨ぎも挟みつつ、7月と8月の計20登板23.1イニングを無失点で越えて見せました。

打線の火力不足を投手力でどうにかするシーズンだったため、ブルペンへの負荷も大変なことになってしまったと思います。
運用も難しかったんだろうな(他人事)

問題の野手陣

怪我人続出!残った主力も不調!オズーナ個人軍!おわり!

プロスペクトで穴を埋めるいつものやつをやろうとマイナーで絶好調だったナチョ・アルバレスjr.をコールアップするも、打率ジャスト1割と大失敗。
やっぱ一昨年のグリソムって凄かったんだよ

そんな中で他所のDFAから3人も拾ってそれぞれ破綻なく穴埋めしてくれたんだから、フロントも選手もようやっとる。
後ほど改めて触れますが、ラモン・ローレアーノ、ウィット・メリフィールド、ジオ・ウルシェラの3人には頭が上がりません。

攻守ともにガバガバだった外野にDH専だったホルヘ・ソレアをブチ込むTDLの動きもありました。
正直これはどうなの?って立場でしたし案の定見てられない守備を披露されてもう大変なことになってしまったのですが、まあなんやかんや彼がいて良かった試合はそれなりにあったと思います。

もう3年前の輝きは褪せましたが、WSMVPというヒーローの帰還を多少素直に喜べるようにはなったかな。

2024ざっくり総評

「こんな強烈な揺り戻しくらってもPS出れるんだゼ!」という気休め以外に何も残ってない。
うそ、クリス・セール様のサイ・ヤングがあったわ。

逆に来年は今年以下になるなんてこと考えづらいワケですし、ポジっちゃってもいいんじゃない?って。
うそ、投手陣は平気で崩壊してそう。

コンテンドする以上は今年未満のシーズンはあっちゃいかん。PS進出という事実と不死鳥コンドルの大復活だけを記憶に遺して、他は忘れましょう。

ざっくり個人評

去年みたくロスター登録全員分なんかやりません。
長期離脱者は知りません。
てきとーにポンポンいくぞ

ようやっとる野手編

ジオ・ウルシェラ 評価:B

ライリー離脱時点でサードなんか40歳で3Aでも1B/DHのグリエルかMLBの洗礼に打ちのめされた先述のアルバレスしかいなかったワケです。贅沢言ってられません。
おあつらえ向きすぎるタイミングで拾えた巡り合わせも含めて、出会いに感謝。
期待してなくても期待してないなりに嬉しい程度には打ってくれるし。

ウィット・メリフィールド 評価:B

自身も骨折?骨にヒビ?という状況で破綻なく穴埋めしてくれたことに、BIG KANSHA

ラモン・ローレアーノ 評価:A

良くも悪くも何か起こす。
サヨナラ落球したと思えば好守3連発で試合締めるし

打つ方でも、オズーナより後ろの打順とかいうトイレタイムで唯一何か起こせる期待感があった。
最高の拾い物だったと思う。

マット・オルソン 評価:A

元気に全試合出てくれた。それだけで良いんだ。
隔年下ブレイヤーなのに30本100打点に届きそうだったのはさすがの一言。来年はまた50本打ってください。

マイケル・ハリス2世 評価:A+

攻守にわたってやる気あるのハリスだけだろみたいな時期があった。
センターフィールドに彼がいる喜びたるや。

短くはない離脱があった中で見慣れた3割20本届かずという成績に収束していくのもまあ頼れると言える。

トラビス・ダーノウ 評価:A+

いいとこでホームラン打てばいいと思ってるオッサン
普段どんなショボいポップフライ上げてようが期待を捨てきれないんだ。

マーセル・オズーナ 評価:S

あなたがいなければこのチームはとっくにEliminatedでした。

オジー・アルビーズ 評価:SSSSSSSSSS

今日の試合だけでもう何も文句言いません。夢、見せてもらいました。

ようやっとらん野手編

ジャレッド・ケルニック 評価:C+

ようやっとらんと言うには酷かもしれないが、ようやっとるとは到底言えない。
開幕直後や6月はすごい活躍を見せてくれたが、それ以外がまあその……コメントに困るというか……

オーランド・アルシア 評価:C

試合に出た というだけで最低限Cはあげなければならない。

撫でるようなよわよわスイングでショートゴロを量産する姿は見てて悲しくなるもの。

ショーン・マーフィー 評価:D

いつまで不調でいるつもりなんだ?

ようやっとる投手編

グラント・ホームズ 評価:B-

先発ローテに入ってしまう時はチームがヤバい時。
ブルペンにいればマイケル・トンキンver2024。
まあさすがにトンキン様ほどではないものの、これは便利屋リリーバーへの最大限の賞賛です。
遅咲きのルーキー、よく頑張ってくれました。

ディラン・リー 評価:B

敗戦処理してると思ったら僅差で出てくるし、なんかいつ見ても序列が分からないリリーバー。
セットアップとクローザーとオープナー以外どの役割でも投げたんじゃなかろうか。
彼もまたブルペンにいると安心できるピッチャーの1人

ジョー・ヒメネス 評価:A-

酷い時はもう目も当てられないが、セットアッパーとして年間通して投げてくれた投手にようやっとる以外の言葉を掛けられるだろうか。

マックス・フリード 評価:A-

いくら不安定な投球を見せられようと、完投だのマダックス未遂だのされるとやっぱりなんだかんだエースなんだなあと思わされる。

レイナルド・ロペス 評価:A

投げさえすれば安定感抜群。ゴリゴリストレートで圧殺する様は気持ち良い。来年に期待。

スペンサー・シュウェレンバック 評価:A+

同年にデビューしたルーキーがあまりにもバケモノすぎて霞んでしまっているのが惜しい。
まあ6月以降からの成績を切り出せばスキーンズに匹敵するようなスタッツだったりするらしいけども。

あとなんかフォームがちょっとTDNっぽいのも好き、そっから98マイルとか投げるんだからたまらん。
被弾癖こそあれどそんなもん自滅しない快適投球で全部チャラですよ。

未来のエースは、君だ。

ライセル・イグレシアス 評価:S

先述の通り安定感抜群。よわよわ打線がタイブレーク無得点なら回跨ぎまでしてくれて頭が上がらない。
ライセルがダメなら仕方ない。心の底からそう思える。

クリス・セール 評価:神

神とさせてください。

ようやっとらん投手編

アーロン・バマー 評価:C

不快投球野郎かと思えば急にキレッキレになったりするけど波がある中で不快が勝つ、そんなイメージ。

ピアース・ジョンソン 評価:C

来年は横浜な

他が思いつかないのでこの辺で。

おわりに・PSへ向けて

出させて貰ったポストシーズン。
もう選手は全員満身創痍だし、執筆時点じゃWCは誰が先発するのかすら分かりません。
リハビリイヤーのイアン・アンダーソンが候補として挙げられトレンド入りするなどカオス極まる状態。もうなんもわからん。
それでも「こんな状態でPS出てどうする」という気持ちは一旦忘れて、純粋に応援したいと思います。

LET'S GO BRAVES!!

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