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大人の学び, 始めました。いつまで正しさを求めるの?:メイクアップ アーティストBobbi BrownのMasterclassより(1)

学校では先生は正しさを促します。正しい行動、正しい考え方、正しい勉強の仕方。まだまだあります。正しい靴下の履き方、正しい髪型・・・それって本当に「正しい」の?

高校教師の私は、15年前のある日、生徒指導部前の鏡を見て驚きました。

"私じゃない・・・"そこにいたのは、肩肘を貼り、虚勢を張った自分。

メディアは正しい美しさを押しつけてきます。その時々のトレンドカラーや使うべき商品。みんなが同じようなメイクをして本来の自分を隠します。いや、本来の自分の美しさを隠してしまっているのかもしれません。

オンライン講座のMasterclassでメイクアップ業界の重鎮、Bobbi Brownは、初めてメイクをしてもらった日、「鏡に映った自分のあまりの醜さに言葉を失った」。メイクには、隠す以外の役割がある。彼女はファンデーションも普段つけませんし、メイクアップ業界最高のミニマルストです。

そんなBobbiが講座の中で口にしたすてきな言葉をここではご紹介したいと思います。

ボビイブラウン : BOBBI BROWN - ファッションプレスボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)のブランド情報。プロフィールやニュース、コレクション、ボビイ ブラウンの取り扱いwww.fashion-press.net

If you look into the mirror and you like it, it works.

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流行りや方法論が先行するのは何もこの分野だけではありません。正しい眉の形、正しいアイラインの引き方、正しい何かをメディアは掲げます。ベストのメイクを知っていますか?Bobbiが言うには誰がなんと言おうと、

"鏡の中の自分を見て、それが好きって思えるだったらそれがいいってこと"

私なりに解釈してみました。まず自分と向き合う。自分はどうありたいか。鏡の中の自分はその自分?あなたはどうですか?

突然、時代は変わった。誰でも何にでもなれる一方、玉石混合に。

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マリークワントの登場で誰でもメイクアップパレットを手に入れられる時代になりました。でも、誰にでもなれる一方、自分を見失ってしまった人も増えたのかもしれません。今や、メディアの発信する流行りを追いかけることが美しさの基準になっているのは否めません。

人は、誰にでもなることができる。それだけでいいんです。

色が全て。最高の自分にしてくれるのが、色。

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肌の色は同じ人種でも全く異なります。ピンク系だったり、オレンジ系だったり、合間の説明できない色だったり。自分に合う色を身に付けること、かと言って塗りすぎないこと。

引き算するくらいが、ちょうどいい。あなたを引き立てるのは、どんな色?

正しさなんて求めないでいい

Bobbiから学んだこと、それは飾り立てないこと。自分に向き合うこと。自分を引き立てる存在に気づくこと。人の物真似じゃない、自分を生かし、美しい自分を好きになる

鏡の中の自分は、ほんとうのあなたですか?

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江藤 由布(ゆう)
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