ミニマリストは結果でしかない
今月はミニマリスト系の本を3冊読みました。その3冊を読んでいて気づいたことは「ミニマリズムは手段であり、ミニマリストは結果でしかない」ということです。
ただ物を減らすことがミニマリストではなくて、その先に明確な目的があることや、人によってミニマリズムの定義が違うことが分かりました。
なぜそのように思ったのか、読んだ3冊を基に書いていきます。
ミニマリストに関する3冊
まずは今月読んだ3冊を紹介させて頂きます。
この本はそもそもなぜミニマリストになるのかについて書かれている本です。ミニマリストになる意味を認識するための自己分析や、資本主義社会の仕組みについても書かれています。
この本はミニマリストとして過ごすための具体的なテクニックが書かれていました。毎日長時間使うものにお金を使った方が幸福度が高まる事や、物より経験にお金を使う方が満足度が高いことも書かれていました。
これは生きやすい方法を探していたら結果的にミニマリスト的な暮らしになった人の話です。本当に年収90万円で東京で暮らしていて、その生活に行きつくまでの人生について書かれています。
消費では幸せになれない
この3冊に共通していたのは「消費では幸せになれない」ということです。一般的な人が考える幸せとは、経済的に大成功して、広い家に住んで高い車を乗り回す生活かもしれません。
ただそれは広告業界による罠だと述べられていました。そういった業界で活躍する人は、本当に頭が良くて、日常のいたるところに、消費者の購買を煽る広告を設置して、どんどん消費されます。
その結果、消費者は作られた幸せの中で搾取され続けて、広告業界で働く人はどんどん潤っていきます。この社会はそのような仕組みで回っています。
その負のループから抜け出すために、自分が本当に幸せになるためにはどうすればいいのかを見直す必要があります。それに気づくために日常から余分なものを全て取っ払い、自分と向き合う手段がミニマリズムです。
人によって結果は異なる
自分が本当に大切なものに気づくための手段がミニマリズムで、それを追求した結果がミニマリストなので、人によってその定義は異なってきます。
2冊目の『手ぶらで生きる』を書いたミニマリストしぶさんのミニマリズムは結構極端で、布団を使用しなかったり、机がなかったり、家の中には本当に最低限の物しかありません。
それに対して、1冊目の『より少なく生きる』を書いたジョシュア・ベッカーさんは、周りの人から「本当にミニマリスト?」と聞かれるほど、そこそこ物が家にあるようです。
これはどっちが良い悪いという話ではなくて、それぞれに合ったミニマリズムを追求した結果がそのライフスタイルということです。
だからしぶさんのように極端な生活はしたくないという人も、自分の人生の目的を改めて考えるために、まずはいらないものを整理するという小さなことから始めても良いのではないかと思いました。
最後に
今回は3冊の本から感じたことをまとめたのですが、特に1冊目の『より少なく生きる』は「そもそもなぜミニマリストになりたいのか自己分析してみましょう」というページがあったりして、かなり驚きました。
そういえば結構前に読んだ『モーニングメソッド』という本も、急に自己分析のページがあったなと思いました。朝の時間をうまく活用するにはどうすればいいのかが書かれている本なのですが「そもそもなぜ早起きをしたいのか」「それによりどう人生を変えたいのか」という問いかけがありました。
こういった問いかけによって、方法を学んだだけでは気持ちが続かなくて辞めてしまう所を、心の底から変えることにより、続けることができるのだと思いました。
今後も頑張っていきたいと思います。
読んでくださりありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?