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出来れば知りたくない現実
皆様は、
趣味ってあるだろうか?
それは、
無形?
有形?
無形だと、カラオケとかバンド活動とか、英会話だとか…。ライブやコンサート、演劇鑑賞なども。
有形だと、絵を描くとか何かを作るとか写真とか、園芸など、何か形を残す物。
でも、無形でも、楽譜・楽器、パンフレットだの、それに関する本だったりと、思い出の忘れたくないから持っていたいものって、増える気はする。
私は、多趣味ゆえ、
スポーツでは、
スキーセット、テニスセット、水泳セット、軽登山ウェア、ヨガのウェア。
作る事に関しては、
手芸の布や道具、編み物の毛糸や道具、絵を描くための道具、工作の道具、DYIの道具。
本棚が壊れるくらいの大量の本。
音楽は、
ヴァイオリン・ウクレレ・キーボード…を持っていた。
ヤバイ…ですよね🙄💦💦💦
断捨離したいなら、
まず趣味を止めるところから始めないと、何も片付かない。
まぁ、手当たり次第、
捨てろやーーー!
…ですね。
でも、
その中でもヤバイのは、
描いた油絵。
大きい物はふすま2枚分もある。
どこかに出品するために描いた物が多く、サイズはどれもデカい。
友達は、ヨドコウ物置を、絵の保存のために建てた。
本当に、そのくらいの量になる。
以前住んでいたところは、床下収納があり、引越しの際、引越しの見積もりに来た人が、荷物の量を見誤り、至急応援のトラックがやって来た😩💦💦💦
引っ越し屋さんが、床下から絵を出す度にウンザリして、
顔には明らかに、
「まだ、あんの‼️」
と、書かれていた。
先日、絵の友達とご飯を食べた。
その友達は、出品すれば必ず賞を取り、出品すると、必ず売れる。
絵がオシャレなのだ。
線も美しい。
色もポップで可愛い。
それなのに、
「もう、描く気がなくて〜。」
と言う。
「やろうかなぁって、思っても、めんどくさいって思っちゃってぇ。」
と、全く描いていない。
画家になるべき才能があっても、
「描いてもなんか気に食わない。」
と言い、才能をアッサリ手放すのだ。
しかも、
「いくらなら売ってもらえますか?」
と言われると、
「3000円でどうでしょう?」
は〜‼️
30万じゃなくて、3000円❓
キャンバス代にもなってない‼️
才能があっても、多分、絵に興味がないらしい。
そして今度は、
「どうやって処分すればいいですかねぇ〜?」
と言う。
「売れや‼️」
売る気はないんだとか…。
そして、
なんとかと言う、有名な画家さんが亡くなった時のことを話し出した。
「その人の娘さんが美術館に来て、収蔵してくれないかって言ったんだけど、既にかなりの数を収蔵していて、もう、収蔵出来ませんって、言われてた。
そんな有名な人でも、死んだ後の絵の処分に困るんだから、サッサと足腰が大丈夫なうちに、処分しないと。」
と言うのだ。
描いている時は、夢中で描くんだけど、問題は描いた後。
引き取り手のない、大量の絵を、自らの手で処分するって…。
私など、
大量のゴミを作り出してるってだけってことか。
大量のゴミに分類されたくなければ、ゴッホとかピカソ並にビッグネームになるしかない。
…けど、誰でもなれるわけじゃないから😮💨
そして、
最後に出した結論は、
「デジタルアートだね。」
だった。
油絵の
感じにも描けなくもない。
ある意味、
贅沢な遊び…だったのだ。
贅沢に遊べた私は幸せだったのだろう。
出来れば知りたくない現実を叩きつけられ、ドンヨリするしかなかった。
それでも、振り返ってみれば、沢山のゴミと共に、自分の人生は、仕事より遊びがミッチリ詰まっていたのに気づく。
「その後始末もしなくちゃね」
って事なんだと思う。
…と言うか、その友達は37歳で、まだ、後片付けには早いんじゃない?と、思うんだよね。