【子育て】朝のルーティーンワークが楽になる魔法のゲーム
朝は何かと忙しい。
でも、忙しいのは母親だけで、子どもはたいして忙しくはない。
出てきたご飯を食べて、置いてある着替えをして、トイレへ行って、顔を洗って、歯を磨けば、幼稚園児の準備など終わってしまう。
それなのに、いちいちそれらの動作を指示しないと動かなかったりする。
歯を磨いて!
おしっこ行って!
靴下履いて!
スキあらばYouTubeやゲームをする事に没頭して、やらなければいけないことが後回しになってしまう。
やらなければいけない何かを指示される事は、言う方も言われる方も良い気分ではない。
口答えだけは、一人前になっていく。
しかし、今日そんな負の連鎖を断ち切る遊びを発掘した。
息子曰く、
「宝探しゲーム」だ。
紙に宝を探すためのミッションを書いていく。
それを色々な所に隠しておいて、最終的に宝を見つけていくゲームだ。
その指令に従って、やって欲しい朝のルーティーンワークを次々と息子はこなしていく。
それは、それは楽しそうに。
こんなに楽に自ら行動してくれるなんて、今まで大変だと思っていたのが嘘のようだ。
しかも、宝を探している間、私は食器を片付けたり、ゆっくりとお茶を飲んだりしていられる。
更に素晴らしい事に、宝を見つけると、今度は自分が問題を作ると言って、紙に一生懸命文字を書いて宝を隠す様になる。
文字の練習をしよう!
と、言わなくとも自ら勝手に進んで書くのだ。
これは、色々お得なゲームだなぁ。
頭も使うし、行動力もつくし、面白いし、言う事無しだ。
油断するとYouTubeやゲームばかりになってしまって、そこから息子を動かすのは至難の業になってしまっていたが、このゲームなら簡単に楽しく行動を変えることが出来る。
いつまでこのゲームが通用するか分からないが、暫くはこの作戦で息子のルーティーンワークを進めていこう。
子どもは、どんな時も「楽しい」を探している生き物なのだろう。
「効率」しか求めなくなってしまった中年の母親の気持ちなど、解るはずもないのだ。
道を真っすぐ歩かず、色の付いた部分だけをジグザグに歩いたりするのも、滑り台を下から登ろうとするのも、階段から飛び降りるのも、ソファの上で飛び跳ねるのも、水たまりをバチャバチャするのも
全て楽しいから。
大人にとって、無駄な行動でも、子どもにとっては楽しい行動。
それを叱ってしまう事は、楽しい事をしてはいけないよ、と訓えているようなもの。
誰かに迷惑や危害を加えない行為なら、グッと我慢して見守る事も必要だよなぁ〜と思ったりする。
色々な事を注意されて育った私は、楽しむことが出来ない大人になってしまったから。
息子の性格や特徴を把握して、褒めて認めて、伸ばして、生きやすい世界にしてあげたいなぁ。
遊びの要素を生活に取り入れると、少しだけ子育てが楽に、そして愉しくなる。
遊びには魔法の力があるのだろう。
老いていく親とは正反対に、どんどん活発で逞しくなっていく息子。
幼稚園生活最後のGWを、只今満喫中。