人生で一番しんどい1週間
子どもが居るって幸せだ。
とても幸せだ。
でも、自分の身体が動かなくなった時には、どうしようもなくなり死んでしまいたい気分になる。
全てはステロイド吸入から始まった。
咳が止まらず病院で処方された吸入器を使った3日目、気持ち悪さで全く食べられなくなった。
食事が摂れないだけではなく、何を食べても不味いのだ。
これは、つわりの時の感覚。
更年期障害もあるのか?
とにかく食べなければ動けないから、無理やりレバーを2かけ飲み込む。
病院に行っても、ビオスリーとドンペリドンを処方され、気持ち悪さは全く解消されない。
それどころか、ドンペリドンで精神がおかしくなる。
薬はダメだ。
胃腸に良い漢方を調べて、とにかく買い漁る。
更年期でこんなになる?
ステロイドしか思い当たらない。
調べれば調べるほど、恐ろしい。
軽はずみに手を出したばかりに、死の淵を彷徨った1週間。
身内の死や、不安や悲しみとかの感情は辛いけれども、物理的に身体が動かない事の方が何十倍もしんどい。
39℃の熱があっても、子どもをお風呂へ入れて、朝の準備をして、お弁当を作って送り出す。
そこまでなら、何とかなった。
しかし、ステロイドの副作用で気持ち悪さで食事が摂れず、フラフラになっての生活は地獄だ。
眠っていても休んでいても楽にはならず、むしろ目覚めると気持ち悪くてベッドに横になっていることすら出来ない。
朝4時半に目覚めて、六君子湯を飲みバナナを食べて、動けるようになるまで1時間ヒーターの前で蹲る。
朝が一番気持ち悪くて、何度も嘔吐しそうになってトイレへ駆け込む。
ステロイドは、人を病ませる兵器だ。
確かにこれで病気が良くなる人もいるのかもしれない。必要としている人がいるのかもしれない。
しかし、私にとっては人を殺す薬物に思えた。
気持ち悪くて食事が摂れないと、人は自律神経が壊れる。
自律神経が壊れると、思う通りの生活が出来なくなる。QOLの低下。
胃腸が機能しなくなって、自律神経を病むのは2度目だが、これ程までにしんどくはなかった。
1週間経っても、食べるとお腹が痛くなって普通の生活には戻らない。
たった3日間のステロイドが、人生すらも変えてしまう。
恐ろしい経験をした。
夜になると少し食事を美味しく感じられる様になってきたから、あともう一息。
ただ、咳も副鼻腔炎もまだ治らない。
しかしそんな不調は、もはやどうでも良いし、薬を飲んで治そうという気にもならない。
ステロイドに比べたら、鼻水垂らそうが、肋骨痛かろうが、たいした事ではない。
子どもの風邪が感染るたびに、1ヶ月を浪費する。
いったい何時になったらこの不調とさよなら出来る事だろうか。
でも、しんどい事の後って精神が強くなる気がする。
強くなるための試練と思おう。
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