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一人っ子の特権

さいたま市の幼稚園に通っている殆んどの子は兄弟が2~3人いる。

それがある意味、普通であり平均的な感じがする。

一人っ子より4~5人の子だくさん家庭の方が多い気がする。

幼稚園に通う前は、それほど気にならなかったが、お友達と遊ぶようになると、必然的にその兄妹とも遊ぶようになる。

お母さんが4人集まれば、子どもは10人ほどになる。

息子は年齢の幅があるお友達と追いかけっこなどをする事が出来ない。

身体能力が高くないからだ。

同じ年中さんでも身体能力が高い子は、小学生と遊ぶ事が出来る。

私とだけ遊んでいた時には気がつかなかった事に気がつく。

肩身が狭い一人っ子。

しかし、だからと言って兄妹を作ってあげることは出来ない。

高齢出産の宿命だ。

高齢出産の一人っ子だから、息子には惜しみ無い愛情と何不自由ない環境を今のところは与えられている。

兄妹ケンカのストレスもない。

息子が久々に昼寝をして、私のお腹の上でスヤスヤと寝息を立てた。

赤ちゃんの頃からずっと私のお腹の上で眠っていた。

流石に夜はベッドの上で体勢を変えて眠るが、こうやってお腹の上に上りたがるのは変わらない。

15kg 以上もある息子をお腹の上に抱っこしながら、ふっと思った。

もし2人目を妊娠したら、息子をお腹の上で眠らせる事は出来ない。

これは、一人っ子の特権なのだな。

息子が望む限り、私はラッコの様にお腹の上に息子を抱くことが出来る。

幸いな事に、息子は兄妹が欲しいとは言わない。

思う事もあるのかもしれないが、口に出すことはない。

今の現状に満足しているのだろうか?

そうであることを祈る。

一人っ子では、出来ない遊びも多々あるけれど、一人っ子でなければ出来ない事も多々ある。

何事もプラスに捉える方が人生は楽になる。

それにキャパが狭い私には一人っ子で十分ではないかとも思っている。

1度でも育児と言うものを経験出来ただけでも感謝、感激だ。

一人を楽しむことも、お友達と遊ぶことも両方楽しむことが出来る人になって欲しい。






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