1パック600円のイチゴを買ってしまう時
スーパーにイチゴが並び出した。
ロピアでは、1パック398円とかなりお手頃なお値段で売っていた。
即買い。
案の定、息子はペロリと1パック食べてしまった。
再度、2パック買い足しに行った。
それを1週間で完食して、再びイチゴの催促。
しかし、病み上がりでロピアまで行く気分になれなかった。
近くのセブン系のスーパーなら、歩いて行けるから、しょうがないからそこへ買いに行った。
昨日も行ったが、1パック598円という値段に怯んでしまって、手を出さなかった。
しかし、今日は息子のお弁当のデザートにイチゴを入れてしまったので、もう1粒もない。
そして、夫からスーパー代を貰った事もあり、少し気持ちが大きくなっていたことも重なり、1パック598円に手を出してしまった。
後悔はない。
夕食のお刺身も買う予定でいたので、眺めていたら、なんとどれも1パック398円。3パックで990円となっていた。
カツオとブリとアジのお刺身を手に入れて、今日は良い買い物をしたと、満足げに帰路に着いた。
2日間微熱で動けず、家の事が疎かになっていたので、エアコン掃除と掃除機にカーテン洗濯と、とにかく家中のホコリを撲滅したい気分になった。
買い物も、炊事も、掃除も、自分の為には出来ないことが、人の為と思うと苦ではなく出来てしまう。
摩訶不思議な現象だ。
美味しい物を食べさせたい、きれいな部屋で過ごさせてあげたい、息子の望みを叶えてあげたい、そんな思いを抱くのが、親と言うものなのだろうか、、、。
親になってみなければ、親の気持ちは分からない。
本当にその通りだ。
炊事、洗濯、掃除に買い物と、代わり映えのない毎日を過ごせるのも、息子がいるからであろう。
自分だけの為には、頑張れない。
息子の喜ぶ顔が見返りとなって返ってくるから、時間と労力を費やしている。
息子の悲しむ顔が思い浮かぶから、今の生活をやめられない。