発達障害はアドバンテージ
長男がバレエを習い始めた。
たまたま先に習っていた妹のレッスン動画を見て、「体が柔らかくなりたいから」という理由で始めた。
今までサッカー、英語、水泳と習い事の体験をしてみてはどれも☓だった彼なので今回もやらないだろうと思っていたが、なぜだか好きになったようで習い始めて2ヶ月目に入った。
なぜやりたいと思ったか(やめたかったらいつでもやめていいんだよ、というメッセージも含めて)再度聞いてみると
「体を柔らかくしたかった。やってみたら楽しかった。先生がきれいだった」からと。
自閉症スペクトラムの息子はきれいなもの、美しいものが割りと好き。
美意識高いね、と家族でも話していた矢先
NewsPicksで山口周さんの「アートの素養を高めれば、論理的能力も向上する」
という記事をみて、これだ!!!と。
今読んでいる本↓
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4334039960/ref=cm_sw_r_other_taa_Q4BuBbQ2NHJ2E
今、海外の経営者やエリートはこぞってアートを学んでいる。
定量的に予測可能な時代は終わり、予測不可能な未来を生きている今、大事なのは論理・理性に偏りすぎない直感・感性。
「アート」「サイエンス」「クラフト」のバランス
リベラルアーツを学ぶ重要性
まだ読み始めたばかりだけれど、ワクワクする。
教育界で静かに広がっている映画「Most likely to succeed」
ボーク重子さんの「才能=非認知能力」というお話
そして知窓学舎の矢萩邦彦先生の「バレエと構築主義」のお話
最近学んだことが繋がった。
実際に手を使いながら学ぶ「構築主義」
内面の必要性から直感的に行われる遊びによって達成される「探究力」
自分の思い=アート をクラフトしてサイエンスする。
こんなイメージ。
「アート」や「美意識」の部分は、自閉症スペクトラムの人にとっては生まれながらに持っている個性。人によって特性は違うけれど。
であれば、まずは手を動かして自分の中のイメージを形にする。
そこから思考がついてくる。
「論理」と「理性」だけでは生き抜けない今、発達障害の人にアドバンテージありと思うのです。