【弓道】早気克服備忘録2:原因を訂正する①-2
※「口割まではおさまる」という前提で書き進めています。
早気を克服するには、
早気という結果を修正するのではなく、早気の原因を訂正するのです。
会に入ってから早気を直そうと取り繕っても抜本的な解決にはなりません。「射の良し悪しは大三で決まる」と聞いたことがあります。
これはホントにそうだなと自ら実感しています。
その大三をうまく決めるには、この「取り掛け」が重要になります。
早気の原因①の克服-2
◎取り掛けが浅い(つまんでいる)その2
前回は「早気の原因①取り掛けが浅い」という内容を書きました。
今回はその続きです。
ではさっそく、この「握り込み問題」について検証していきます。
そのまえに、取り掛けとは。
取り掛けが浅い、つまり右手中指の先のほう(第一関節辺り)を右手親指の先に添えている人が意外と多いです。
そうすると、「受け渡し→大三」の時点で右手中指によけいな力が入ります。これから引き分けで大事な役割を果たすというのにです。
イメージでいうのであれば、極端なたとえですが影絵遊びをするときの「きつねさん」のような感じで引いているのです。
余計な力が入ってしまうと、ここから先の引き分けや会でさらに力が入ります。そう、通常に使う力以上にです。
「的中は大三で決まる」
といいます。
そこから先はどう修正しようにも小手先でしかでません。
的中率も好不調の波が大きいでしょう。
もちろんあたるときは絶好調にあたるときもあります。
ですが、さらに上を目指し精進するには、できるだけ好不調の波が小さいに越したことはありません。
波の大きさが不安定なところで無駄に会で頑張るくらいなら、最初からしっかりと意識しましょう。
そうです。
結果を修正するのではなく、原因を訂正するのです。
●原因を訂正する対策
簡単です。
取り掛けが浅いのですから、深くすればいいのです。
ですが、ただ深く取り掛ければいいというものでもありません。
深く掛けすぎて、逆に握り込んでしまう場合も見受けられます。
ではどのくらいの時掛け具合がちょうど良いか?
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