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7月歌会結果報告
今月は、4か月ぶりの対面歌会でした。皆さんお久しぶりでした!
でもまあ、ネット上で例会、その合間には余興までやっている私たち、いつも会っていたような感覚もあり……。
さて、対面になったとは言え、2度のワクチン接種が終わっていないメンバーがほとんどで、福岡もまたじわじわと感染者数が増えていることもあり、参加は10名となりました。
それでも歌は実にバラエティに富んでいました。
早速1席歌をご紹介します。今回も稲本さんの画像に乗せてお届けします。
誰もが見たことのあるような光景。
小さなスコップから始まって、終始低い目線のカメラワークは小さな子の手、お尻、座り込んだ姿へと徐々に動き、4~5行目で一気に「大地」へと広がりを見せる、その展開の仕方が素晴らしい。
作者は、お孫さんの幼い頃を思い出して詠んだそうです。「掘る」ではなく「穿る(ほじくる)」にしたのは、まさに地面をつつく感じを表わしたかったため……と。
では、2席・3席の歌。
2席歌。
「柵」は「しがらみ」でも「さく」でもどちらでも良いそう。
関係性の中での力関係の歪みや理想や拘りなどが柵を立ち上げる。それらは目に見えるものではなく、実は勝手な想像や思い込みであることが少なくない。
力関係に与せずフラットでいれば、もしかしたらないかもしれない柵に引っ掛からず、自由に行き交うことができる気がする。心のあり方次第ではないか、と作者。
3席歌。
シンプルで分かりやすい中で「純な欲望」という表現が光る。
自然の摂理で咲く花の欲望は決して他者と対立しない。
作者はトレニアの花の強く純粋な姿から、人もこのようにありたい、と思って詠みました、と。
今月は本誌のレポート係でしたので、そちらにもう少しだけ詳しいコメントを書いています。
「まん防」再びの福岡、来月はまたネット歌会に戻るのかなぁ。
どちらにしても楽しみです。
ではでは、また。