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8月歌会結果報告

なんと8月も今日を入れてあと3日です!
そういえば朝晩の風に少しだけ秋を感じるようになりました。

さて、今月も例会はネットでの開催となりました。
なかなか対面歌会ができないのは残念ですが、ネットの気軽さもあって参加者は今月も16名と大盛況でした。
じっくり選歌をし、コメントも自分のペースでゆっくり書き込めるのはとても良いですね。

早速上位の歌をご紹介します。1席歌には恒例のご褒美画像があります。
稲本さん、いつもありがとうございます!
8月1席歌

……というわけで、1席をいただきました。
人の在り方の理想を、草原を吹き渡る風に擬えて詠んでみました。
何をするにも型に嵌めたほうが楽なことのほうが結構多い。
でも、他者を型に嵌めた瞬間に制約が生じ、窮屈にさせる。
逆に自分が型に嵌まることで、ある種思考停止の楽さを得たりもする。
本当の寛容さ・大らかさというのは、そういう型をとっぱらい、全てのマイナス要因も不安もひっくるめて引き受けられる人にしか持てないのではないか。
それが自然にできる人は、きっと本当の自由を手に入れられるんだろうな、なんて思いながら作りました。
そして広々としたこのスタジアムにもそんな風が吹いているのです!(稲本さんの「庭」の写真です。)

では次に2~3席の紹介です。(3席は2首ありました。)

8月2・3席歌

2席・松田歌。今年の夏の雨はすごかったですね。被害を受けられた地域の方々に心からお見舞い申し上げます。
その長雨・大雨をテーマに、もう一つの大迷惑な存在を「あいつら」として組み合わせて詠んだものと受け取ったのですが……。
作者コメントが面白いのなんのって。「コロナの特効薬ができないものか」との妄想から出来た歌だそうです。歌にはその部分は出てきていないので、作者の妄想はご想像にお任せします。(思わせぶり)

3席・韓歌。長引く自粛生活、少しの孤独も感じながら意外と引きこもりの暮らしを楽しんでいるという作者。
ふとテレビを消すと外で遊ぶ子どもの声や冷蔵庫・扇風機の音など生活の音が心地よく耳に入り、それが自分にとっての「静謐」なのだと気づいたそうです。
3席・下瀬歌。私も「アルコホル」という表記にやられた一人です。音楽もアルコールも好きなので、これ私の歌と誤解した人もいたし、私自身錯覚を起こしそうになったという……(笑)。
作者は最近コロナの夜、少しの水割りとCDでジャズを聴くという習慣がついてきたそうですよ。

さあ、今月も無事にネット歌会終了しました。
9月に入ると、そろそろ全国大会の歌が届くのでしょうか。
楽しみです!ではでは。

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