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12/JU-NIにまつわるエトセトラ
先週末になんとか、makuakeでの早割購入頂いた皆様への出荷ができました。(一部、4月以降の受け取りでの期日指定を頂いた方は別)
大変お待たせしてすいませんでした。早い人だと週末に届いて、さっそくご利用いただいた方も沢山いらしたようで、twitterやinstagramに多くの人がコメントをして下さいました。ありがとうございます。
一部の方のみご紹介。皆さん紹介したいですが、、、沢山ありすぎて。すいません!
段ボール箱からオシャレなシャンプー届きました。#木村石鹸 さんの12
— にん🌱ダイエット中❗️ (@CostcoNin) March 30, 2020
初クラファンでとても楽しみにしていた商品です。
今使ってるシャンプーもとってもいいのでドキドキしながら使用しましたが、洗い上がり、乾かしたてとにかく軽い。
サラサラでまとまり私にはあってそうでした☺️嬉しい❣️ pic.twitter.com/4Y5oiKWvcJ
#Makuake で #応援購入 していた木村石鹸 @kimurasoap さんのシャンプーが届きました🙌🏻 木村さんがおっしゃってた通り、翌朝寝癖がついてなくて感動...!今まで使ってたシャンプーなんだったの......... pic.twitter.com/dbK0BxLoCe
— 矢内加奈子 | Makuake広報 (@canako18) March 29, 2020
髪を本気で良くするために生まれたシャンプー『12/JU-NI(ジューニ)』
— おもち (@hrk0204_) March 29, 2020
クラファンしておりました木村石鹸さんのプロダクトが届いた〜!梅湯さんで試して即購入。パッケージからかわいい。こだわりがあちらこちらにちりばめられていてときめいちゃうな。#木村石鹸#12シャンプー pic.twitter.com/VPYjoXfbCv
木村石鹸さんのシャンプーが届きました!
— TomokoFujiu@エンファクトリー | チームランサー🦡 (@momomonmomomon) March 29, 2020
ダンボールパッケージデザイン、ちょっとレター、コンセプトペーパー、社長さん@yudemenのお手紙など、箱を開けたときから商品に対する想いが伝わり、ワクワク。
こもりがちな家での楽しみが増えました😭#木村石鹸 #FUJIFILM #XT2 pic.twitter.com/K0GuV9yDwB
毎朝アイロンかけなきゃいけない私の髪の毛が今朝はちゅるんっとまとまってた...!!
— Ayumi (@ayumisns) March 29, 2020
ムスクの香りが昔からちょっと苦手なので、香りが選べたら最高!!
木村石鹸 @kimurasoap さんのシャンプー #12シャンプー 。正直な処方で癖毛のために作られたとの事で、クラファン支援。https://t.co/jpnol1dokP pic.twitter.com/rs7r3HmBsB
配送が遅れてる地域もあるようですが、おそらく今日、明日は完了するのではないかなと思います。支援したのにまだ届いてないという方がいらっしゃったら、ご連絡下さい。
一般発売はまだだけど、やっとこさ商品として、皆さんに使ってもらえる状況にまでもってこれて、本当に嬉しいです。いやぁ、思ったより時間がかかってしまいました。
12/JU-NI誕生までのあれこれ
このシャンプー&コンディショナー「12/JU-NI」は、思い起こせば2018年10月に開発者の多胡が「すごいシャンプーができた」と社内のチャットに流したところから始まりました。
当時は、「すごいシャンプー」と呼び、途中から開発者多胡の名前から「TGシャンプー」に代わり、最終的に「12/JU-NI(ジューニ)」という名付けられたわけです。
12/JU-NIという名前になった経緯や、そこで起きた偶然など、こちらのnoteにも書きました。
2018年10月に中身は出来たものの、商品になるまで1年以上かかってしまいました。大手ならこれぐらいのスケジュールでも早い方かもしれませが、僕らみたいな小さな会社では、小回りやスピードこそ強みなので、ものすごく時間がかかったなぁという感覚です。
多胡は2015年に木村石鹸に来ました。彼には他にも色々なものを開発してもらってはいますが、彼自身の興味や関心として、凄いシャンプーを作りたいという意欲がありました。なので、木村石鹸に入社した当時から、誰に指示されるわけでもなく、空いた時間は、シャンプーの開発を続けてたんですね。
いろんなシャンプーは試作してもらってたけど
僕自身も髪には色んな悩みがあったので、流行りの成分とかを入れたシャンプーも多胡にお願いして作ってもらったことはありました。
今だと「ヘマチン」とか「ケラチン」って髪を補修するすごく良い成分があって、それで処方してもらったこともありました。もちろん、木村石鹸は社名に「石鹸」がある通り、石鹸を製造してるメーカーです。石鹸シャンプーも開発してもらいました。ただ、多胡本人も納得いくものが作れなかったし、僕も使ってみて、悪くはないけど、普通だなぁという印象しか抱けませんでした。
そんな中、多胡が「すごいシャンプーができた」と自信満々で持ってきたのが、2018年10月のことでした。多胡はそもそも普段から謙虚で、あまりそういう自信をアピールするタイプではないのですが、この時は違ってました。相当の自信作だったんでしょう。
最初の印象は.... でもドライヤー後は吃驚した
初めて使った時の感想は、「泡立ちが悪いな」というものでした。当時は、今のバージョンより、コンディショナーも粘度が高すぎて、あまり髪に伸びないなぁと感じました。なので洗髪時の印象は、実はそんなに良くなかったんですね。
ただ、ドライヤーで髪を乾かした後の髪の状態が、あまりにもサラサラすぎて、それはかなり驚いたのを覚えてます。そして、翌朝の寝癖の状態を見て、、最初は、これはたまたまなのかと疑いました。寝癖がついてなかったんです。
いつもきちんと髪の毛を乾かして寝ても、下の写真のような感じで、本当に酷い寝癖がつくのです。寝癖がつかない日はほぼなく、もう寝癖がアート作品になるんじゃないかと思うぐらい、どうやってそんな寝癖がつくんだと不思議な寝癖が日常でした。 が、その寝癖がついてないわけです。
シャンプーのサンプルを貰った時、多胡からは寝癖のことは聞いてなかったんで、「このシャンプー使ったら寝癖つかないんだけど、、、」と聞いてみたんですね。すると、多胡は、寝癖の原因の一つも髪が傷んでることです、と教えてくれました。髪が傷んでて、寝てる間も髪が水分をどんどん吸ってしまい、それで寝相と相まって寝癖が付きやすくなる、ということが原因の一つだということでした。
何日か使い続けてるうちに、あぁこれは本物だと確信しました。自分の髪とは思えないようなぐらいに纏まっていく、日中も髪の毛が暴れないし、寝癖はなくなるし。髪の毛がサラサラしてて、気付いたら自然に自分で触ってたりして、自分でも「気持ちわるっ」と思ったりも。
なんとしても商品化しないと、そして売らないと....
もちろん、世の中にあるすべてのシャンプーやコンディショナーを試せるわけもなく、自分に合うものは他にもあるかもしれません。でも、自社で開発されたシャンプーが、自分の悩みにあまりにもぴったり過ぎて、これはもうなんとしても商品化して売らないとと決心したんですね。
サンプルで貰ったものがすぐ無くなって、もともと使ってたシャンプーに戻すと、その差があまりにも大きくて、なんとしてもこのシャンプーを使い続けたいという想いが強くなるわけです。しかし、使い続けるためには、いつまでもサンプルをただで貰ってるわけにもいきません。原料にも限りあるし、自分のためだけにサンプルシャンプーをせこせこ毎度小さい鍋で作ってもらうわけにもいきません。
まず、商品化しないといけない。そして、売れないといけない。ある程度は売れないと、原料の調達や製造のことを考えても、商品を続けることはできません。せっかくこんな良い製品つくってくれたんだ、なんとしても商品として世に出して、作り続けられるようにしたい、そんな思いが日に日に強くなっていきました。
サンプル配った人たちからの絶賛の声
SNSでシャンプーのことを呟いたら、反応してくれる人がけっこういたので、サンプルを配ってみることにしました。僕は、自分の髪があまりにも酷い状態だったこともあり、このシャンプーに惚れ込んでしまったわけですが、一般の人々はどうなんだろうか、というのは疑問でした。自分の想い入れが強くなりすぎて、現実とギャップが出てると恐いわけです。
でも、それは杞憂でした。サンプル使った人の多くが、本当に絶賛してくれたんですね。中には、「もう今すぐ欲しい」「商品化までまてない。中身だけでも売って欲しい」と言う人もいるぐらいに、熱狂的な声が多くの人から届いたんですね。
あー、これは本当に良いシャンプーなんだなぁと、しみじみ思いました。そして、僕もそうだったんですが、髪の悩みって、生活の中ではすごく大きいんだなという気づきを貰ったんですね。髪の長い人や女性のほうが、その傾向は強いとは思いますが、髪の悩みから少し解放されるだけで、どれほど生活や日常が楽になるか、僕自身も、このシャンプーを使うようになって、そのことに初めて気づいたわけです。
すぐに商品化して発売しようとするも...
サンプルを使った人たちからの反響が凄かったので、すぐに商品化して発売開始しようと思ったんですね。サンプル配布用に「TGシャンプー」という名前での薬務登録もしてました。
いつも自社ブランドものは、ある程度世界観をつくって、クリエイターさんと協同しながら、デザインだとかビジュアルを作り込んでいくわけですが、今回は、そういうものはいらないんじゃないかと思ったんですね。
あえてデザインなどもなく、もう商品ではなく製品そのまんま、みたいなイメージです。中身勝負。大々的にプロモーションしたり、販路を広がりはせず、基本、自社直販のみで、しかも紹介でしか買えないとか。そうやって本当にこのシャンプーを必要としてるコアなファンを作っていって、小さく初めて育てていく、、、そんなイメージを描きました。
が、スタッフの何人かから、「TGシャンプーだと使う時に気分が上がらない」「サンプルのデザインだと、せっかくの良いシャンプーが良く見えない」という意見が上がってきました。
そこで、いつもデザインやブランドについて相談にのってもらってるbroomさんに打診してみたんですね。その辺りのいきさつはこちら。
結果的には、やっぱりきちんとデザインを組み立てて、世界観作ったりして良かったなと思ってます。買う時、使う時の気持ちも全然違いますしね。
また、すぐ発売しようとしてたものの、実は、中身の製造で色々問題も起きました。防腐試験になかなか通らないとか、ビーカーワークや少ない量で製造してた時は問題なかったのが、ある程度まとまった量つくろうとすると、うまくいかないという問題です。
出来上がったものがなんか違う。前にもらったものと違う、、という声が上がってきたりして.... そちらの方を解決するのにも時間かかったりで、そうこうしてる間に、あっという間に2019年の夏も過ぎていってしまいました。
2019/12/12 クラウドファンディングにチャレンジ
縁あって、makuakeさんでクラウドファンディングからスタートすることに決めました。
この記事にも書いた通り、予想外の反応でした。
最初は知人やサンプル利用して気に入つてくれた方たちの応援が中心でしたが、最終的には750人もの方に応援頂けました。
万人に合うシャンプーではないです。開発者の母でさえ合わないシャンプーです。
これから届いた皆さんが12/JU-NIを使い始め、色々な感想が出てくるかなぁと思ってます。
12/JU-NIではコミュニケーションのいたるところで、「万人に合うシャンプーではありません」というメッセージを発信してきました。本体自体にも表記してます。
髪質や髪の状態は人それぞれ。悩みも好きな仕上がりも人によって違います。なので、このシャンプーが誰が使っても満足いくものかと言われると、決してそんなことはないと思います。
実際、発売前のモニター調査では、10~15%ぐらいの人は、自分の髪には合わない、仕上がりが自分にはいまいち、というような評価でした。
合わなかった人のコメントに最も多かったのは、「仕上がりが重くなりすぎる」というものでした。
そう。このシャンプー、コンディショナーは、とにかく髪にうるおいを与え、それを持続すること、髪の状態を良くすることにかなり偏ってます。髪がすごく纏まるので、これが人によっては重い、という印象になるようです。また、「ボリュームがなくなった。髪がぺたっとした。」というような感想もありましたが、これも纏まりすぎるところからの印象だと思います。
実際、開発者の多胡も、髪にボリュームを求める人には向いてないと思います、ということを言ってます。彼の母親は、このシャンプーは自分には合わないという評価だったそうです。
合う合わなかった人の声が商品のミスマッチ防止と
次の商品開発に繋がります。
決して安いシャンプーではないので、合う合わないがあることはしっかり説明しておきたいなと思ってます。
また、これから多くの人が使って、私には合った、私には合わなかったと、沢山の声を頂けると思います。そういった声は、今後の商品開発に活かしていきたいのです。
12/JU-NIが合うのはどんな髪質の人なのか、どんな仕上がりを求める人か?12/JU-NIが合わないのはどんな髪質の人なのか、合わない人はどんな仕上がりを求めてるのか?
そんな情報が増えてくれば、事前にミスマッチを防ぐことも可能になってくるかもしれません。現状の12/JU-NIに合わなかった人向けの新バージョンも提供できるかもしれません。(よく見てる方は気づかれてますが、実は、今回の12/JU-NIは、「Type-A しっとりタイプ」としてます。今後もいくつかのタイプを出していくつもりです。
ぜひ、皆さんの忌憚ないご意見や感想をお聞かせください。次の商品開発に活かしていきますので!
補足:一般発売について
一般発売は4月中旬を予定してます。製造や原料の兼ね合い上、ある程度、数が限られたものでの発売になると思います。
一旦は、その分が完売したり一旦販売は終了となります。
それ以降については、まだ未定ですが、通常商品のような販売形態ではなく、製造ロット単位での一般販売をしていくことを考えてます。
なお、確実に購入をご希望される方に向けては、定期購入などのサービスも検討はしてます。定期購入に申し込んで頂いた方の分は必ず事前に確保しておく、そんなサービスになるかと思います。
一般発売の情報とかは、LINEなど各種SNSで告知しますんで、よかったらぜひ登録してください。