かぞく(2018.4.28)

「かぞく」という概念、とても共感します。

以前は私も生徒との関係について
「家族」でもないのにおこがましい、
なんて思ってしまうこともありました。

今では縁あって出会った若者との距離感については
「親戚のオモロイおっちゃん」
くらいでいようと思っています。

普段は威張らず、カジュアルに、
自分の存在を受け入れてくれるオトナとして。
困ったとき、しんどいとき、
保護者の守備範囲を超える対応が必要になったときなどは
親身に全力で支える。
他人でも保護者でもないちょうどいい距離感。
そんなものをイメージしています。「かぞく」ですね。

精神的孤立から抜け出すことが出来る関わりたい人。
それを別の言い方をすれば「居場所」なのかもしれません。

これは若者に対してだけでなくその保護者にも。
がんばっているのにどうしていいか分からなくなっている
お父さんお母さん、
他人や親族には、場合によっては配偶者にも
おいそれとその悩みを打ち明けられない。
よくある話です。
そんなときに肩の力を抜いて話せる相手になりたい。

ガス抜きをして、情報提供を受けて、精神的孤立から抜け出る。
若者にも保護者にも、そしてわたしたち支援者にも、
すべてのひとにそれが必要なんです。

精神的孤立は実に恐ろしい。さまざまな厄介を引き起こします。
遠慮せず話せる相手は必要です。
孤立したらイカンのです。

記事の内容とは違うかもしれませんが、
もうひとつの「かぞく」になりたい、そう思っています。

いつも投稿にリアクションくださるみなさん、
ありがとうございます。
そしてリアクションなくても読んでくださっている皆さん、
ありがとうございます。

わたしはみなさんにも孤立から救われています。
お話したいなあといつも思っています。
これもまた「かぞく」の形なのかもしれません。

嘘くさくない場所、これからも作っていきます。
もっとたくさんの人と出会っていきたい。
お話しましょう。

Soar:「かぞく」との心地よい距離感、自分なりの関わり方。「回復」をテーマによしおかゆうみさん、畑山麗衣さん、小澤いぶきさんと考えました

https://soar-world.com/2018/02/08/conference2017_kazoku/

いいなと思ったら応援しよう!

山本卓司(ナラティヴ・ラボ/岐阜開成学院)
少人数の隠れ家的居場所にしたいので、副業しながらなんとか教室を維持しています。サポートいただけたら大変嬉しいです。収入は運営資金として活用いたします。