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≪Vol.274≫目標がある人とない人

目標の有無のどちらがイイか、という比較の話ではないです。
どちらかと言えば、ある方がイイとは思っていますが。

それはさておき、
会話をしていて目標がある人とない人の違いは、
会話の内容が「未来」か「過去」かの違いを感じます。

目標がない人はたいてい、過去の良かったことの話をします。
・有名大手企業で働いていた
・オリンピックなど大きい仕事をしたことがある
といったように一般的に「スゴイ!」と注目されそうな過去の話をします。

そして目標がある人は、過去の話は会話の調味料程度で、
・今やっている事
・これからやりたい事
の話になります。

どっちがイイとかの話ではありません。

今日の本題は「相談」がテーマです。
ただ「相談」という話になったときには「目標がない人」の相談は、すごくザックリしています。
そしてその相談はほとんど意味を成さないことが多いです。
なぜなら、本人は何も決めていないので、アドバイスをしてもらった話も、その人の選択肢の一つになるだけで、すぐにほかにもっとイイことはないか?となってしまうからです。
あと、本人もよくわかっていないので、「へえ~」ってなるだけ。

例えば「これからどんなことをしたらいいですかね?」
と言ったことはよくある話で、この手の話はあまり他人からアドバイスをもらってもほとんど意味がないことが多い。

ちなみに僕にも身に覚えがあるし、今の仕事でもそうです。
ときどき動画で
「ビジネスピッチ」
「投資家に向けたピッチ」
「経営コンサル」

のような動画を観るのですが、
ピッチをする人の目標が曖昧だった場合に、その動画のコメントでもよくあるのが、
「この人の目標や数字は曖昧だな」
「抽象的で何がしたいのかわからない」
と言ったようなコメントが散見されることがあるし、自分で観てもそう思ったりします。

でもその人のビジネスは成立しているし、やる気もある。
でも、目標が定まっていなかったり、やっていることが言語化されていないと、「この人は行き当たりばったりだな」と思われたりする。

そこで自分はどうか?
と考えたら、自分もそんな先のことまでは考えてない。
という思いもあるし、僕が話しても同じようになるな。
と思ったりします。身につまされています。

そして、こういう時に
「分からないんだったら、何でもいいから、周り人に相談したらいいんだよ。」ってアドバイスをする人が多いのですが、
僕は過去の経験から考えると、ぼんやりしたことを相談してもほとんど意味がなくて、ある程度自分で形が見えるところまで考えて、試してみて、
それから「具体的に今やっている事の○○の部分」がどうしてもよくわからない。というところまでたどり着いたら相談の意味が出てくるように思っているので、そこまでは考える。ってことを出来るだけやっています。

そういう意味では自分で今の自分の人生や仕事を考えてみると、
目標が定まっている事と、定まっていないことがあって、定まっていることは相談して意味があるなぁと感じるけど、定まっていないことは「もっと考える」ことなんだなと思っています。

今日の見解は僕の考えなので、正解か不正解ではないのですが、
まだぼんやりしていることは「もっと考えてみる」
そして具体的に悩んでいる事は「相談した方がイイ」と言ってあげるのがイイなと思っています。
これは外国人も日本人も同じです。是非、そうしてあげてくださいませ。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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石川雄大 ~外国人と働く~
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