専業主婦が豊かさを得るには?
パートナーシップの質を上げ、
平和な家庭を増やし、
世界を平和にする。
「現代版あげまんのすゝめ」提唱家・作家の、
古川裕子です。
note更新にしばらく時間が空きましたが、
なんのためにこのnoteを書くのか?
わたしは、何のためにどう生きるのか?
そんなことを改めて深く考えられた、
良い時間でした。
あらためまして、
パートナーシップと豊かさの関係について知りたい皆さまのために、
今回のnoteをお届けします。
今回のテーマは
「専業主婦が豊かさを得るには?」
です。
これについてはまず、
ご本人が「専業主婦である私」や
「専業主婦」について、
どのように捉えているか?がポイントです。
お仕事をされていない主婦の方、
1日子供の相手をしているお母さん、
そんなご自分のことを、
どう捉えていらっしゃいますか?
私は今の夫と結婚する前、
タイで「駐在員の奥さん」をやっていたことがあります。
(この方とは子供を設ける前に離婚しました。)
そのときのエピソードです。
当時のタイ駐在界では、
奥さんがタイで仕事をすることはできなかったので
(奥さんは就労ビザを持っていないため)
基本的に駐在員に帯同した奥さんは
どなたも等しく「タイで働くことはできない」、
つまり「タイでは専業主婦」という状況でした。
働けないことを嘆く奥さんは、タイにたくさんいました。
日本で築いたキャリアを諦めて、夫について来た奥様もいました。
わたしは当時25歳くらいでキャリアもなく、
あまり体調も良くなくて、
ただタイについて来たものの、
何にも貢献してないな〜。
毎日家でゴロゴロしてるだけだな〜。
わたしって無価値だよな〜。
と、なんとなく思っていました。
当時はタイで豚インフルが流行り、
今のコロナ禍のように
駐在員の家族は備蓄してステイホームしていたので、
本当に「1人で家にいるだけ」でした。
子育てしていたわけでもないし、
子供も望んでいなかったし、
私って本当に役立たずの無価値だなー。
と、なんとなく思っていました。
そんな私に、
こんなことを教えてくれる
先輩奥様がいらっしゃいました。
私達は、駐在員の奥さんとして
タイという途上国に暮らして、
駐在員の夫の稼いだお金をこの国で使い、
この国に経済を還元していることに、
わたし達が存在している意味がある。
メイドさんを雇うことで現地の雇用を生み、
買物することで経済に貢献し、
ランチ会やお茶会をすることで現地のお店の経済を潤し、
ネイルをすることで自分を大切にし、
幸せで健康に美しく笑っていることで、
夫の仕事に貢献している。
わたしたち駐在員の奥さんは、
働いて直接お金を稼いでなくても、
存在しているだけで、
タイという国や世の中に、十分貢献している。
と言うお話を聞いて、
当時若干25歳くらいの若妻だった私は、
「そうなんだ!」と
「妻」という役割について、
新しい考え方を得ました。
当時の駐在では、
帯同した家族にも会社から手当が出ましたので
(今は聞くことがありませんが)
当時の夫からも
「タイに来るだけでキミにもお給料が出るよ」
と言われてました。
なので、
「わたしのお給料は、
そこに存在しているだけで、
夫を通じて入ってくる」
という、都合の良い思考回路も出来上がっていたのです。
「都合の良い思考回路」と書きましたが、
これらって全部、事実だと思いませんか?
タイに駐在していなくても、
日本にいても同じです。
買物をすれば経済を回すことに貢献してるし、
わたしがお茶をすることで
お茶屋さんの経済が潤います。
わたしが健康でいることで
コロナ禍においては特に
地域の医療の負担を減らせてますし
私が家事代行を使うことで
雇用も生み出していると思います。
(専業主婦ですが家事代行を使ってます。)
そして今は何より、
「子育て」という次世代の育成事業によって
わたしは大きく世の中に貢献しています。
直接お金を生み出していなくても、
わたしが存在して生活していることで世の中に貢献している「何か」は
考え数え出したら、キリが無いくらいありそうです。
そして、そんな「わたしのお給料」は、
夫が窓口となって代表して受け取ってくれている、
と捉えています。
出どころは会社と思う必要は無くて、
「世の中からわたしへのお給料」
だと思っています。
夫の口座に入るお金は、
わたしへのお給料が含まれた、
夫のお給料が入る。
そんな考えのおかげか、
夫は共働き夫婦分くらいは
1人で余裕で稼いでくれています。
それはわたしへのお給料も含めたものと考えてますので、
夫が稼いでくれたお金を使うのに、
変にあらたまる必要もありません。
夫も「一緒に稼いだお金」と言ってくれてます。
我が家の場合は
お金の管理は夫に任せているので
お金が欲しいときは
夫に「これが欲しい」とそのまま話します。
あれば出るし、
難しければ、一緒に他の方法を考える。
シンプルですが、そのまんまです。
話す金額の大小で
怯む気持ちになりそうなときもありますが、
結局は「自分がいくら受け取る準備ができているか」だと思います。
1万円はOK、
でも百万円はダメ、と思っていれば、
相手の反応もそうなるでしょうし、
自分がどの金額まで受け取ることを許可しているか?は、
夫が稼いでくる金額にも反映されます。
なにより、
「私も一緒に稼いでいる」という妻の意識は、
「オレ1人で頑張らされている」という意識に
夫が陥ることを防ぎ、
「オレの仕事は妻の存在で支えられ、結果的に一緒に稼いでいる」という意識を導いてくれます。
こうなると夫は
妻にお金を使わせることを躊躇しないし、
むしろ使わせたくなります。
お金を使ってこんな経験ができた!
うれしい!お金ってステキ!
妻がそう思うと、
「お金ってステキ!」は、
「お金を運んでくるオレもステキ!」と、
夫婦共になっていきます。
妻が喜ぶと夫のモチベーションになる、
そんなの当たり前のようですが、
その意味では、
お金の良さは、使って味わうものであり、
「使う存在」=妻は、
「豊かさの源泉」にもなり得るのです。
お金を使って喜ぶために、
専業主婦は存在しています。
こんな私ですが、
「自分の価値」が揺らいで
大極貧を味わうことになった経験もありますが
これはまた別記事で書いていきます。
経済状況と夫婦仲、
これは連動しやすいのですが、
その中核には「自分の価値をどう捉えるか」
という話が存在していると感じています。
以上、
「専業主婦」という立場・役割を通じて、
わたしが学んだことでした。
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