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食事における頸部の役割
脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco
フルリカバリーを目指し、脳外臨床研究会で学び全国のセラピストと共に成長し続けるyuccoです。
脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪
皆さんの治療が1ミリでも変わり、患者さんの人生が変わりますように!
《食事の役割とは!?》
OT :右手操作でリーチをするときに口まで運ぶことを大事にしています。
食器を使うから口で運ぶために左手で止めることが大事です。
ST: 摂食嚥下と言われている飲み込むことです。
頸部をみてますよね。
頸部をみる時には飲み込むイメージが強いですよね、ごっくんのジェスチャーは頸部が動きます。
下顎、舌骨、鎖骨があります。
舌骨上筋群と舌骨下筋群があり収縮することによって嚥下反射が起こります。
喉(舌骨)自体が上に上がって下がるイメージだけどそれだけではむせてしまいます。
舌骨が前方に移動する、下顎を安定化しないといけません。
ご飯を食べるとき飲み込む時は、頸部が前屈できるか!?
前屈できないと難しいのです。
寝て飲み込むのは難しいですよね。
廃用で頸部が後屈して開口状態で寝たきりだと嚥下がしにくいです。
《OTの視点》
大体のリーチ動作は、取って飲む真似して戻しますよね。
このときに頸部のアプローチってしてますか?
口に運ぶことがポイント!!
手が運んでくるイメージですよね。
実際の食事の大半は、手のリーチとものに合わせた頸部の動きで口に入れているんです。
ものをとってくるときは頸が前に出ます。
スプーンの角度に合わせて自分の口を持っていかないといけません。
《先行期がポイント》
摂食するという口に入れるまでの行為は口の開け方もあるけど口に運ぶための頸部のコントロール!!これがかなり大事です。
ものやスプーン、行為、頭頂葉の役割です。
ささったりとか口の中に入らなかったりするのは、手は動いているけど頸部のコントロールができません。
リハビリ室でできても、病棟で溢れちゃう時は、頸部動いていないこと多いです。
口に合わせて頸部の形をどうやって変えていくかは、口に運ぶ最終段階として大事です。
子供は頸部が動かないんです。
最後うまく口に入り切らずこぼれちゃいます。
ペットボトルを渡してペットボトルの形に合わせると頸部は上がりますよね。
後屈して飲むのは難しいから、口に含んでから頸部前屈して飲み込みます。
頸部のトレーニングが大事です!!
片手しか使えないならより頸部の運動が必要になってきます!
遠いところから運んで来れば来るほど能力が高くないといけません。
頸部を物品に合わせることが必要です。
練習してますか?
介助でこちら側が患者さんの口に合わせてませんか!?
スプーンに患者さんの頸部を合わせてきてもらいます。
《頸部のコントロールに大事なもの》
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