浴槽の跨ぎ動作獲得に必要なこと
脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco
フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。
脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪
《はじめに》
A D Lを見ていくと、始めはトイレ動作や食事動作見ていきますが、自宅に帰るときには何に困るのでしょうか?
自宅での介護保険で環境設定をします。
手摺りどうするのか?トイレまでの動線どうするのか?ポータブルトイレおくのか?
福祉用具ではなくてデイサービスにいくかいかないかの時に重要なのは入浴動作!!
入浴動作で考えることは、洗体と浴槽に入る動作が可能かどうかがポイントになります。
どんなことができれば自宅での入浴が可能なのでしょうか?
跨ぎ動作とは基本動作の極みであり、浴槽の種類や形状に合わせた評価介入の必要性が明確になります。
《まずは浴槽の形》
全部同じ形ではありません。
形の違いをまずは知っておきましょう。
半埋め込み型なのか据置型なのか?
家は半埋め込みか据え置き型が多いです。
銭湯は完全なる埋め込み型です。
床とフラットで、階段を降りていくイメージです。
私たちが住んでいる築20年以内の家であれば半埋め込み型が多いと思います!
入る時のまたぎの高さと出る時の高さが違います。
据え置き型は少し中に入ると高いから、入る時のまたぎ動作の方が大きい動作になります。
浴槽の高さ(深さ)は何cmでしょうか?
和式は60cm、洋式45cm。
横の長さ和式80cm、洋式120cm。
平行棒で跨ぎ動作を練習するときは、高さは気にするけど、長さはあまり気にしないですよね。
バスボードを使用して座って入ろうとした際に、後が壁だと身体が下がれないので、股関節の可動域制限があると足をあげれません。
長さも把握してアプローチする必要があります。
最近多いのは和洋折衷型があります。
深さ60cm、横の長さ120cm。
深くて長い浴槽が増えてきています。
《跨ぎ動作分析》
全国の悩んでいるセラピストに届くように、臨床のヒントとなり患者さんがよくなるように、心を込めて書いています。応援よろしくお願いいたします❣️