あっという間に3月ですね。私の住んでいる地域は少しずつ暖かくなってきました。春が近づいています。
先日、同じ地域でお世話になってるグループホームの代表の方から依頼があり、世話人さん向け研修を実施しました。世話人さんとはグループホームに入居する方の日常生活の支援をする方です。サービス提供の管理をするサービス管理責任者(以下、サビ管)さんから、
など、世話人さんが日々の支援の中で対応に悩んでいるので、アドバイスが欲しい、サビ管としてその都度助言はしているけど、改めて支援の基本的な考え方を伝えてほしいとのご依頼でした。
「支援の基本的な考え方」といってもいろいろありますが、私が支援する中で常に意識している「バイスティックの7原則」についてお話することにしました。
バイスティックの7原則について
バイスティックの7原則とはアメリカの社会福祉学者のフェリックス・ポール・バイスティックが定義したもので、対人援助の行動規範です。福祉・教育・保育・医療など様々な領域で活用されており、人間関係が円滑になるとも言われています。少し簡単に説明します。
世話人さんからの色々な質問
30分程、座学という形でお話をさせてもらった後、質疑応答の時間を取らせて頂きました。「福祉業界が初めてで学ぶことばかり。バイスティックの7原則は福祉だけでなく人間的な交わりという点でも勉強になった。」「耳がいたかった(笑)」など色々な感想や質問を頂きましたので、いくつか残しておきます。
まずは自己覚知が大事
今回、グループホームの勉強会に呼んでもらったのは初めてでしたが、世話人の皆さんやサビ管・管理者さんと皆さん、色々と悩みながら支援をされていることが伝わってきました。私は普段、相談支援専門員としてグループホームに繋ぐ立場として、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
対人援助職のプロとして利用者さんと真摯に向き合うことが大事になってきますが、バイスティックの7原則を完璧に守られていないといけないわけではなく、この原則をベースに自分の対応を定期的に振り返り、自己覚知していくことが大事だと思います。今日のような勉強会の中で悩みを共有する中で新たな気づきが生まれたりもしますよね。
また引き続き、一緒に学んでいきたいと思いました。
ありがとうございました。