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武石余里の花桃は魅惑の桃源郷 / 長野県上田市
長かった今年の冬もそろそろ終わりが見えて来ました。まだ朝晩は冷えますが、それでも日差しの色が違います。ありがとう太陽。ありがとう四季のある国ニッポン。早くも1月や2月の極寒の肌感覚を思い出せません。なんてゲンキンな体なんでしょう。我ながら感心します。気持ちはもう前のめりで春に向かっています。夏の暑さや冬の寒さを忘れるから人は生きていける、というのがわたしの持論です。
それに花粉症がないわたしにとって春は最高の季節です。花が咲き葉が芽吹き、生命力を地球から感じる瞬間。ああ最高か……!
梅と桃と桜が同じような時期に咲く長野では、春の花を愛でようと思うと短期間にあちこちへ見に行かないといけないので、なかなか忙しいスケジュールになります。そしていつも行きたいところに全部行けない。
今年はまた武石村に花桃を見に行きたいなあと思っていて、以前見に行った時の写真を引っ張り出してみました。
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武石余里一里花桃の里は上田市武石村にあります。
その名の通り一里(約4km)に渡って花桃が植えられており、歩きながらそれらを楽しむことができます。4月中旬からGWにかけて花桃のピンク、赤、白と、山々の緑のコントラストが村を彩り、その様子は桃源郷に例えられています。散歩にももってこい。
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花桃とは食用の桃の木に咲く花ではなく、観賞用に作られた桃の花のことです。実はなるけど食べられません。梅の花との区別が難しい桃の花ですが、花びらが尖っているものが桃、丸いのが梅と覚えましょう。夫は木に咲く花は何を見ても桜と言うのでもう教えるのは諦めました。ちなみに夫にとって黄色い花は全部ダファデル(水仙)で、密集した花は全部アジサイです。
桃の花はソメイヨシノよりも色が濃いので写真映えするものいいですよね。わたしもここで望遠レンズでピンクの背景を作り、写真を撮ってもらいました。今年も撮ってもらおう。
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花桃の里からは残雪の残る根子岳と四阿山の姿も。ちなみにこれを書くにあたって夫に「これ何山?」と聞きました。まだまだ山は全部同じに見える山ビギナー。
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コロナの影響で今年もシャトルバスの運行や食堂の営業はないようです。混沌とした世の中でも、いつもと変わらない時期にまるで示し合わせたかのように咲く花たちに、感謝の意味も込めて静かに楽しみたいなと思います。
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