リーダーシップとは何か。
正直、会社をやるまでリーダーシップとマネジメントの違いがよくわかっていなかった。学生時代にP&Gを受けに行ったときは「全員にリーダーシップを求めます」と言われて、いやリーダー多すぎるのはそれはそれで組織崩壊するやろ!と思っていた。
けれど、今はそれらは全く違うということをしっかり理解できたように思うし、リーダーシップは全員に求めるべきものだと心の底から思う。
特にスタートアップではリーダーシップがある人だけが楽しく成果を出しながら働けるのではないかなと思うことが多く、リーダーシップとはなんなのか言語化しようと思う。
弊社に所属する人には雇用ステータス問わず求めたいスキルである。
決めて、人を巻き込んで、結果を出す
結論から言いがちなのだが、リーダーシップは「決めて、人を巻き込んで、結果を出すこと」だと考えている。なので人を育成したりするマネジメントとはまた違う。マネジメントは「自分以外の人に結果を出させること」だったりするので別物だ(これもまたリーダーシップの一ジャンルだとも考えられるがややこしくなるのでここでは別物とする)。
最近、OさんというPRの副業メンバーがjoinしてくれたのだが、彼女のリーダーシップが最高なので例として挙げたいと思う。
彼女はjoinしてすぐに、いろんな人から情報を勝手に収集して、今月やることを決めた。
そして、岩崎にも「これをこうやろうと思ってるんだけど、もし問題あれば教えてね!」と連絡を都度よこすのだ。もともと一緒に働いたことがあったわけでも面識があったわけでもないし(なんならオフラインでは会ったことがなかった)、私以外に巻き込まれている人たちにいたっては喋ったことがない人もいるかもしれない。
彼女のお願いは非常に気持ちがいい。本人がどう思っているかは謎だが、当然のように「これをいつまでにお願いします!」とストレートに依頼をするのだ。明らかに、ことに向かっているので何も申し訳無さそうに言う必要がないのか、とてもストレートで気持ちがいい。
彼女は結果を出すために勝手に決めて、勝手に人を巻き込んでいるのだ。彼女を見て、リーダーシップとはまさにこれだと勉強させてもらった。
ちなみに「決める」というのは承認不要、という意味ではない。自分はこうしたいが問題ないか?というように自分で決めつつ、走りながら承認はとっておくのだ。彼女はそこが非常に上手だなとも思う。
誰も答えを知らない、誰も教えてくれないスタートアップでは彼女のように自分の脳みそで考えて、人を巻き込み、結果を出す人が一級品になるんだろうな、なんてことを思わされる出来事だった。
「どうしたらいいですか?」はリーダーシップではない
Oさんみたいな働き方がリーダーシップなのだとすると、逆はどうだろう。世の中の抽象的な言葉は「そうじゃないもの」を考えるとわかりやすかったりする。
リーダーシップには①決めて、②人を巻き込んで、③結果を出す、という3要素が必須だと考えている。簡単にいうとこの3つのどれかでも欠けているとあなたのリーダーシップは成長途中なのだと思う。
特に、自分で決めるという教育は日本ではあまり受けてこなかったためか「どうしたらいいですか?」という質問をしてしまう人は多いし、それがマジョリティだと思う。私も新卒時代は、入社したら仕事は全部教えてもらえるものだと勘違いしていたので、一年目にドンズべりした記憶がある。いきなり全てが上手くいくわけではないが、自ら決めるのだと意識を変えないと成長していかない。上述したOさんもきっと、不完全ながらも自分で決める覚悟で進めた仕事を繰り返してきたからこそ、今強烈なリーダーシップが発揮できているのだと思う。
まだ自分はできていないかもな、と思った人にとって、これは成長チャンスだと思う。
仕事に求めることは人それぞれだと思うが、 YOUTRUSTは成長して影響力の幅を広げたい人と本気で思う人にとって居心地がよく、背伸びしたチャレンジのできる環境がある会社にしたいと考えている。
今後は「自分はこうしたいが問題ないか?」という承認の仕方に変えて見ると、見える世界も、仕事の楽しさも変わると思うので、ぜひ実践してみてほしい。
※この文章は社内向けのものを再編集したものです。
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