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今、あなたは命を燃やしているか。

正直にいうと、最近とても忙しかった。でも忙しかったからこそ学びが大きかったので、それを書き残しておきたい。

事業の成長でしか人は成長しない

最近、事業が大きく成長している。それで気付いた。事業の成長でしか人は成長しない。

事業は成長すると、次から次に課題がやってくる。それはもう毎度毎度全く違う類の課題で、人の話だと思ったら1時間後にはお金の話、その2分後にはお客様からのクレーム、その5分後にはグロースの話、その10分後にはオフィス移転の話…(エンドレスループに入る)。

逆に、事業が成長していないときはどうか?
私はこの期間をよく知っているが、正直起業したはずなのに暇なのだ。当初、暇だった私は、大企業と比較してミーティングする相手がいないから暇なんだと思っていた。でも、それは違う。事業が成長していなかったので、採用を急ぐ必要もなければ、ユーザーのクレーム対応をする必要もなかっただけなのだ。シンプルに事業が伸びていない暇だった。

今、みんなが事業を成長させてくれて気付いた。事業が成長しないと、未知の課題には出会えない。未知の課題をやっつけ続けることでしか人は育たない。何冊本を読んだとしても、何も経験していない、耳年増みたいなもんである(ちなみに本は読まないよりは断然読んだ方がいい)。

成長するためには、事業が成長しているところの当事者でなければならないことがよくわかった。

今、あなたは命を燃やしているか?

私は「しんどいな…これはきつい…」と思ったときに初めて頑張るような怠惰な人間だ。しんどいときにやっと頑張ることで、成長している実感があり、やっと自分を愛せるという面倒な性格を持っている。なにも頑張っていないときの自分は、それはもう怠惰で一生ベッドから出ないタイプのしょうもない人間だ(そんなややこしい性格だったので、就活してて、当時一番しんどそうだったDeNAを選んだという背景がある)。

アンリさんの本にこんな一節があった。「本当の成功者は金持ちになった人ではない。挑戦し続けている人だ」と。自分はだいぶグサっときた。金持ちになるのは別にどうでもいいが、いつか成功したら、しんどい今からすこし休憩することができるんじゃないか、とどこかで思っていた。が、どうやらそうではないらしい。でも、自分の性に合ってるな、と思った。人生は走り続けることでしか幸せになれないと気付いた。

話を戻そう。今、あなたは命を燃やしているか?しんどいか?成長している実感はある?もしくはそんなこと浸る暇もないくらいに全力で走っている?

青臭いかもしれないけれど、もしその実感がないなら、本当に今のやり方がベストなのか考えるときかも知れない。今いる場所がベストなのか、人生で最も若い今を(しかもそれは将来体力がなくなったときにお金で解決できない)そこで過ごすのがベストなのか?今しかない命をそこで過ごすことに一点の悔いもないのか?

絶対に成功するこの船に早く乗り込まないか。

IVSでの無残な大敗を通して決めたことがある。絶対にこの会社を成功させること、である。本当に悔しかったので、自分が死なない限りは絶対に事業で殴ると決めた。

絶対に成功するこの船に早く乗ると、多分面白い旅路が待っている。今はイカダみたいなもんだけど、イカダ時代から乗り込んだ人にしか見えない景色は絶対にあるし、成功したときの喜びは何事にも代えがたいものだと信じている。

起業前に採用を手伝っていたスタートアップの代表がいつも言っていた「僕はあなたの入社は待てるけど、事業の成長はあなたの入社を待たない」という意味がやっとわかった。事業の成長はあなたを待たないのである。

今、飛び込む権利を持っているあなたはどういう判断をするだろう。

※社内向けの文章を再編集したものです

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