自己肯定感は高けりゃいいってモンじゃない
巷では、数年前から「自己肯定感が高いほうがいい」「自己肯定感が低いから生きにくいんだ」みたいな、みんなで自己肯定感を高めようという風潮がありますよね。
ほんとうに、自己肯定感が低いと生きにくいのか?
ほうとうに、自己肯定感がたかったら生きやすいのか?
そもそも自己肯定感とは、何か?
実用日本語辞典によると
「自己肯定感とは、自分の在り方と積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉」と定義されいています。
それって、その感情が高ければ高いほどいいかというと、私はそう思いません。高すぎると、高慢になり、自分の非が認められなかったり、改善できそうなところも見逃しちゃったりするんじゃないかなって思います。
例えば、コーチングのサービスを提供しているとして、ユーザーから数件「こういう風にしてもらえたら嬉しいです」と同じような口コミや意見があったとします。自分のコーチやメンターからも「ここを改善したらいいよ」と助言をうけたとします。
自己肯定感が高すぎると、「自分はこれでいいんだ」「自分の思いに合わないユーザーは自分から離れればいい。」「自分のよさを分からないメンターは、自分にはあわない」などという思考になってしまいかねません。
自己肯定感が高いとは、自分のいいとこを認められるという点もあるけど、自分の悪い点が認められないということでもあります。
逆に、自己肯定感が低いと、自分のいいとを認められず、自分の悪いところばかりに目をむけてしまっているのです。これは、どちらがいいとか、どちらが悪いとかではなく、どちらも伸びしろがあると思います。
私たちが目指すべきは、自己肯定感が高い自分ではなく、自分の悪いところも、いいところも、どちらもニュートラルに、正しく見ることができる自分です。
自己肯定感を高めるキャンペーンは終わりにして、
自分を正しくとらえる方向にシフトチェンジしていきましょう!
そんな私も、自分のことをまだまだ正確にとらえられていないので、
私も取り組んでいきます。
ここまでお読みくださりありがとうございました。