こと葉たち myくもりそら/詩 16 うつせみヤceramist 2024年5月30日 18:01 くくもりどんてんにゅーとらる光の乱反射も雨の連弾音もないにびいろはいいろくもりいろ即白黒つけるよな竹割り過ぎるよな欲気は出さずゆったりどっしりたゆたう雲に身をあずけゆだねられる曇り空大理石まだら模様あたたかいつめたさ古代神殿にいる天然パーマの神さまに似た灰色ばかり着ていた彼は今頃どうしているんだろこんな日はいつも思い出すの今日もどこかであの滲むよなこどくをひた隠してつくり笑いしているのかなちゃんとつくり笑いしてるかな大人の苦みこだわりの焙煎洗練を極めた叶えたい加減で磨きあげた得意の中庸なる感情で晴れ間には見せない薔薇たちの色々を引き立ててやさしさがばれないよう超絶技巧な曖昧さで決してそれと悟られぬ老舗的な表情で泣きたいの伏せて叫びたいの黙って奥歯噛み締めて腹くくってただの曇りのふりをして花々を香らせているのかな ダウンロード copy #詩 #言葉 #薔薇 #曇り空 16 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート