うつせみヤceramist

焼き物屋の光風景 自由帳           表現と空間に感謝。

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こと葉たち 凪と風 / 詩

    • キボリン / ショートショート × Branches / Bialystocks

      ビアリストックス 4分34秒 (歌詞抜粋) 話はまだ終わらない あたりはまだ薄暗い あと何回でも何遍でも いつまで続く 嵐はまだ答えない 話はまだ終わらない 終わりの知らせはない 覚えてる 覚えてる 忘れない 有限でも何千もの偶然を 平穏でも正論でも定温でも 足りない日々よ 嵐はまだ ✴

      • 冷蔵庫マン設定の話とか

        お笑い芸人さん、冷蔵庫マンのネタを拝見する機会に恵まれた。 自己紹介中 なぜ冷蔵庫なのか。の設定が、 『お笑いで温まった人々を寒いギャグで冷えつかせる悪の秘密結社に改造された』から、なんだそう。 けども、内実 『昔は普通の人間の格好をしていたけど余りにウケないのでこうなりました。』 と、すぐバラしちゃうゆるさが素敵。 この逆手感に脱帽。。 たとえどんなに観客にウケなくても、いや、むしろそれ前提で〘強み〙にするという発想の転換にやられた。 『ほら、冷えてるだろ!快調だ

        • パリのラーメンの思い出とかイメージの話

          朝6時から始まる別所哲也さんナビゲーターTokyoMorningRadioでの、気温が急にキュンと下がった日の話題。 どこかの調査ランキングで、(この時点ではあまりよく聞けていなかった) 「、、、住みたい国No.1は日本なんだそう、、円安も手伝ってるし、、今、New Yorkではラーメンがなんと一杯3000円ですからねぇー。」 別所さんの声が豆腐の味噌汁をすすってるわたしの耳に入ってきて「ふぇ?この日本が?」との驚きと同時に温まった腹の底から、とある記憶が蘇ってきた。 か

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        こと葉たち 凪と風 / 詩

          なんちゃってトトロ / 4コマ画+1

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          なんちゃってトトロ / 4コマ画+1

          9月24日の野尻抱影さん話

          秋生まれな自分 ここ数年、誕生日に図書カードを頂戴している 普段読みたい本を読みたい度に買うことはできないので、親愛なる図書館様に大変お世話になっているのだけど、どうしても手元に置きたい本があると、ホントにホントに欲しいのかの自問を数回繰り返した後、本屋さんのレジで意を決してカードを切る 去る初夏に、去年頂いたカードで、「星三百六十五夜」の春夏編と秋冬編、2冊を手に入れていた 明治生まれ昭和初期の文学者、随筆家、冥王星の名付け親「星の抱影」こと野尻抱影さんの短い文章が1

          9月24日の野尻抱影さん話

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          いかれたBABY / 歌に寄せる詩

          そっか、 それもいいね 何が真理か分からないけど、 いかれたボクの信条は いちおう頭寒足熱だよ はてさて あの角曲がったら、 サバンナの草陰には、 琴座の真ん中には、   はたして 何があるのかな ん? あー、 あった あった 物理の量子先生の口癖あったよね 『見なけりゃ、ただの波だっぺ。』 昨日茹でた青菜の繊維が硬かった 噛み砕けないやりづらさ 中途半端ペッと吐き出した 週末にはわらび餅とか食べよかな きな粉増しましぱふぱふしよう いかれたボクさ 笑ってくれよ 君の田舎はどこだっけ? 富士山が見える 山梨のおばあちゃん家 幼い頃夏休み 行くたび食べた懐かし信玄餅 ぼふぼふ ぼふぼふ 小さい口には、食べづらくて でも、うれしくて いとこたちと大笑いしたっけ え?なになに へー、 そっかぁ、 君は月餅が好きなのか 確かに餅って、付くけどね あれはボクのなかじゃ 餅じゃない そーそー、今日は満月だ 驚いたのはさ、 故事にあるとかの 月の兎の由来 ある時 神様が人に扮して 「養ってちょ」って 猿と狐と兎を試したんだって んで、渡せる食べ物 なんも探せなかった兎が 『なんならアタイを食べておくんなまし!』 って、火に身を投じたんだって それを見た神様が その献身ぶりに感心して お月さまに その姿を留めたんだって なんか、キツくね? ふつー、兎にそんなんされたら 気まずくねーの? そんな神様いかれてる そもそもいちいち試してくる 猜疑心強い神様ってどうなのよ 主従関係ゴリてくる神様は 勘弁したい遠慮したいな いかれたボクが言うのも なんなんだけどさ それとも神様は淋しいから そうしていないと いられないのかな なら、あんましボクと 変わらないかな 変わらないよな そんならいつか 背負投げし合って 遊んでみたいけど 少しモヤモヤしたら 少しぽくぽく歩く デクノボーみたいに 賢治君みたいに 電信柱みたいに 時空のスキマ いかれた君に会いに行く そーいえば、 また空き地が コインパーキングになってたよ ソーラーパネルと駐車場の間に ボクらはいるんだね 電話口、さっきから ケラケラ笑う君の勤め先は 富士山見える 静岡の団子屋さん 町が寝静まったら 歩き出したいな 柿田川の公園 湧き水の処から 名のない野原 夜雲の波間  真空密度 レミ ファ ソ ラ シ ド ✴ 音楽 4分53秒 / フィッシュマンズカバー / 西山小雨

          いかれたBABY / 歌に寄せる詩

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          悲しみのミルク / 映画感想

          1週間ほど前、図書館の視聴覚コーナー、DVD表写真の女の子の表情に惹かれながら、南米だぁ。。と、あまり内容を把握しないまま受付カウンターへ。 2009年公開のペルー映画 (ベルリン映画祭 金熊賞など受賞) 鑑賞後の頭を整理したくてnoteの下書きに記していたら、今朝フジモリ大統領さんの訃報を聞いた。 その歴史や文化等、無知な自分を大前提にしての拙い感想文です。 重いテーマかもですが、よろしかったらどうぞ。 ✴✴✴✴ フジモリ政権前の圧政下、テロにより残忍な体験を持

          悲しみのミルク / 映画感想

          からだと気持ちの安心感

          粘土細工じゃないけれど、紆余曲折すぎて元々のかたちがなんだったか分からなくなるような事がたまにありますが、わたしの身体もそんな感じ。だった。 と、なんだか過去完了形で話したくなったのは、この方、篠崎亜美さんのセルフボディケアを知れた事が大きい。と思っている。 一見カラフルなコンテンツだし、ぱっと見、女性向けの美容的表現も含まれているので、わたしにはどうかなー。と思いきや、仰るところの筋道がなるほど。だった。 動画内、意識や気持ちの話もされているのですが、難しい専門用語が

          からだと気持ちの安心感

          満島ひかりさんが好き。の文章(最後脱線)

          以前の記事で、ラジオJ-WAVEを拝聴していることを書かせて頂いた。 そこで記したクリス智子さんの番組『talk to neighbors』の今週のゲスト(木曜日まで)が満島ひかりさん。 好きなおふたりが話されているってだけでも福耳なので、13時が楽しみでたまらない。。 と、いっても、満島ひかりさんの全作品観てます!とか、Folder5時代の歌口ずさめます!とかのコアなファンじゃなく(すみません)、何気に惹かれる&気になる感じ。 詳しく書くと、2011年夏のドラマ『それでも

          満島ひかりさんが好き。の文章(最後脱線)

          4コマ画 / 喜怒哀楽なアニマルズ

                          喜         怒          哀         楽 

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          寺尾紗穂 / しゅー•しゃいん

          3分30秒 シンガーソングライターであり、文筆家でもあられる寺尾紗穂さんの歌

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          読書感想文 Ⅲ / アートな言葉×メタファーとしての発酵

          前述 アートって。。 ✔「アートな言葉」マツゴウ語録 著 松岡正剛 / 求龍堂 きっと、元 嵐の松本潤さんをマツジュン。と呼ぶようにマツゴウ(松剛)語録なのだね 松岡さんの膨大な言葉の数々をテーマ別にまとめた名言集のひとつで、他には「切ない言葉」「リスクな言葉」などがあります ✴ 日常生活の会話においてほぼ皆無な「アート」という単語 「愛」のように定義が茫漠かつ曖昧なので、心の準備なくふいに遭遇すると途方に暮れてしまう時がある とか言いながら、うつせみヤのイン

          読書感想文 Ⅲ / アートな言葉×メタファーとしての発酵

          読書感想文 Ⅱ / いまなぜ青山二郎なのか

          前述 時折、昭和前半あたりに書かれた文章をプチタイムスリップ的に読みたくなる といっても詳しい知識はなく、偏った理屈ぬきの感覚なのだけれど 特に稲垣足穂、寺田寅彦、野尻抱影さんらの紙面は独特の雰囲気がありなんかときめく なぜか硬質な結晶やら宝石やらが並ばってるように見えてきて、心底、のああああぁぁぁー、ってなる ちなみに わたしのキングオブ積読は福永武彦さんの「風のかたみ」 1ページ目、その異次元な圧倒的風流感に読むの今じゃない気がして、本棚でお休み頂いている

          読書感想文 Ⅱ / いまなぜ青山二郎なのか

          読書感想文 Ⅰ / 人は死なない 

          前述 いつか読みたいなぁ。と思っていたけど忘れかけていた本、ふとしたきっかけで、あ、読むの今だ。ってなったりする それがたまたま3冊重なったしテーマが似通っていたので、せっかくだから忘備録的にnoteに記しておこうと思いたちました ✔「人は死なない」矢作直樹著   / バジリコ株式会社 今回は本の感想から派生して生死に関する話と能における潜顕在意識の話も加わり文章が長くなりましたが、正解不正解主義主張ものではない、結論もない、あくまで現在の超個人的見解です あら

          読書感想文 Ⅰ / 人は死なない 

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          Tom Waits / Grapefruit Moon 雑記

          曲 4分45秒 『酔いどれ天使のうた』 トム・ウェイツさんの歌はそう評されている たしかに、、 ハスキーヴォイスな天使さんだ なんなら、 フランスにある世界遺産のモンサンミッシェルのいっちゃん高い塔のてっぺんにいる大天使ミカエルよりも、天使さんぽいのだ めちゃ天使 めちゃ天使っ めちゃ天使って連呼せずにおれない位にこの曲を聴くと謎に気持ちが高まる 落ち着け、自分 ✴✴✴✴✴✴ 以前 千葉県自宅から約2時間を要したアルバイト先、東京目黒のスペインレストラン ちょび髭シェフに「千葉まる子ちゃん」と呼ばれつつ、 その電車通勤でトムと恋仲でもあったリッキー・リー・ジョーンズさんなどを愛聴、新宿裏道にあるコアなレコード屋さんを探検、大好きな音楽を思う存分ディグってた 時代を半世紀以上遡る70年代のブルージーな音楽たち 何故か感覚的に地肌にすっと馴染む ブルースの巨匠ライトニン・ホプキンスさんら、ごりごりの(ド)ブルースのエッセンスを残したまま聴きやすい仕上りになっているからかな そこに共通しているのは 泥くささ。 だけど、 「何を以って泥くさいか。」も、人それぞれだなぁ たとえば、 酒場や煙立ちこめる場末の真反対のようなクラッシックコンサート 洗練されたドレスを身にまとい演奏される方のなかにも、すんごいすんごいすんごい泥くさいプレイヤーさんはいらして、だから、それって見た目とか、場所とか、音楽の種類や条件じゃなくて、その方の音や場に対するスタンスというか、上手く言えないけど、そんな感じ ✴✴✴✴✴ 今宵は満月 7月の満月 ネイティヴアメリカンの呼び名はBuckmoon 雄鹿の角(buck)が入れ替わる時期なのだとか されど ミュージックスタート、 ふわり 酔いどれ天使が訪れたなら 爽やかな柑橘系満月が しゃがれほろ苦な夜に くっきりと浮かぶ、 そんな世界線になったりもして。。 音楽は見える世界をほんの少し心地よく変えてくれるような、魔法みたいなとこある この曲は ベートーヴェンの「月光」と同じく、 夜空から降ってくるかすかな光りを身に受けるイメージを、ほんのり、可能にしてくれる貴重な曲 ✴✴✴✴ 周知のように、ブルースはかつて尊厳を奪われた生活を余儀なくされた黒人さんたちが始めた音楽で、辛すぎる歌も確かにある わたしが語り得ることではないと十分承知のうえでの稚拙な感想なのだけども 断じて受け入れられないなか、幾ばくかでも、1ミクロンでも、歌うことで、そうして昇化することで、ぎりぎり、かろうじて、まんまの自分自身を、なんとか、とらえようと、試みる、か、のように、思われる 気取らず手ざわりのまま吐露する音楽 こうあらねばならぬぬぬ的な、よこしまな欲はさておきの音楽 「とりあえず1日生きたっペ こんな状況で生きてるんだし、 それだけでもよくやってるべ」 みたいな。。 アウトプットすることでそこから少し自由になり、また明日を生きる足掛かりにする そういった精神的側面の意味合いでは、Hiphopにも通じる気がする 整うんだよね 見えない何かが だから うたったんだよね たぶん ✴✴✴ 歌詞一部抜粋 'Cause every time I hear that melody, well, something breaks inside. このメロディ聴くたびに内がわでなんか壊れるんだ And the grapefruit moon , one star shining is more than I can hide. グレープフルーツのような月、輝く星ひとつ、隠しようがないのさ ✴✴ 森鷗外さんだっけか 英語のI love youを「月が綺麗ですね」と訳したとかとか えっ、マジ? まぁまぁのチョーヤクだね! って、正直思っちゃうけど、 主観て、私的超訳世界みたいなとこあるなぁ だから、おもしろいのかもな 、、 って 記した後、 なんだか 不安になり 調べたら、 森鷗外さん じゃなくて 夏目漱石さん でした。。 ぁぅ、 間違えた。 失礼しました。。 テヘ でも そのネット調べついでに 素敵な情報も発見 なんと そのかつてのアルバイト先のレストランがあった目黒の近く三軒茶屋(地名)に、グレープフルーツムーンというライブハウスがあるのだそう 勿、この曲からの命名 グレープフルーツムーンも ひとつじゃないな。。 色んなグレープフルーツムーンの存在を思い浮かべたら なんか、にわかに 嬉しくなった And everytime I hear that melody. Puts me on a tree. And the grapefruit moon , one star shining, is all that I can see. あのメロディが聴こえる グレープフルーツ味 しずかに 沁みいる ただ そんなふう こんなふうにして 存在を 感じてる 想えるって うれしい その度 微か蘇るかな 丸ごとの お月さん  ベルベットの 空 眺めて  る ✴

          Tom Waits / Grapefruit Moon 雑記

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