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願いが叶う神社の話
そろそろ年末も近づいてきたので、女子限定!
おすすめ神社の話をしちゃおう!
好きな神社は?
と訊かれたら、高千穂神社とか粟鹿神社とか、まあまあ色々あるんですけども、誰にでもお勧めできるかと言うと、どうだろ(汗)
特に粟鹿神社は古代史大好きじゃないと、なんだここは、となりそうな気もする。(大変にお古く、壊れそう……)
お詣りして楽しい神社は? と訊かれたら、これまた色々あるけど、東京の戸越八幡宮とかどうかなあ?
願いが叶う神社は?
と訊かれたら……。
石神さん
鳥羽駅前、ターミナルの方に降りるとすぐ下にバス停がある。そこからかもめバス国崎行きに乗り相差で降りる。35分で相差(おうさつ)に着く。今は大分お客さまが増えたので、ちゃんと石神さん前だと案内してくれる。
バスを降りたらそのまま進行方向に進み、最初の曲がり角の細い道を進めば石神さんに着く。
細い道にはお土産屋さんや飲食店もあるのでわかりやすいと思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1731799165-TFIq37OAPR5cWeCBzKQLSwnd.jpg?width=1200)
石神さんの正式名称は神明神社という。
神明神社は天照大神を祀る神社を言い、相差にある神明神社と言うことなのだが、石神さんの名前は天照大神ではない。境内に祀られる石神さんから来ている。
昔石神さんの前に島田髷を結った女神が降りてきたと言う伝説があり、海女たちが祀ってきたそうだ。なおその石神は現在の地ではなく、300メートルほど南西に行ったあたりだったようだ。
海女たちはこの石神さんを、女の願いなら1つだけ叶えてくれると言い伝えてきた。
昔はこの地方のみの伝承だったが、雑誌、テレビ、ネットで広く周知されるようになり、全国から女性が詰めかけるようになった。
石神さんとは
御朱印を受けるとわかるが、玉依姫命のことだ。
この女神は海辺によく祀られている。
関東では上総国一宮玉前神社が玉依姫を祀っている。
玉依姫とは誰かというと、海の神さまの娘で、天皇家の祖先だ。神武天皇の母で、大叔母。
神武天皇の父が叔母と結婚したのでそんな血縁関係になっている。
もう一人、区別して活玉依姫とか玉櫛姫と呼ばれる玉依姫もいるのだけど、こちらは神武天皇の妻の母となる。
どちらにしても天皇家の祖先だが、玉依姫は普通名詞ではないので、それ多分同一人物ではという気が💦
神話の関係の謎は阿加流姫シリーズに任せるとして、海辺に祀られているので、神武天皇の母、海神の娘の玉利姫で良いかと思う。
神武天皇の祖母豊玉姫は、子が生まれた時に決して見てはいけないと戒めていたのに夫の彦火火出見(昔話の山幸彦)がのぞいてしまったため、大ワニの体の自分の体を恥じて海に帰ってしまった。
残された赤子が不憫だと、その妹玉依姫が赤子の養育のために代わりにやってきた。
赤子が大きくなった時、育ててくれた玉依姫に求婚して、神武天皇が生まれた、というのがこのあたりの事情だ。
なお神話には玉依姫はこれ以外出てこず、その後どうなったのかわからない。
姉の子を育てたその優しさが崇敬理由のようだ。
玉依姫は人気があって、たまに八幡宮でも祀られている。
川越氷川神社
川越駅からはかなり離れている。以前は使いやすいレンタサイクルがあったが、事業者が変わってからは使いづらくて、私はもっぱらバスになった。
毎年地元の神社に初詣に行った後に必ずここに行く。
恋の願いを叶えるということで有名な神社だが、私は別の願いを叶えてもらえたと思っている。強く強く思っている。二度も叶えてもらえたのでめちゃ感謝している。人間の力ではどうにもならなかったことだから。
縁結び玉
縁結びで有名なので、まずは縁結びのお守りの紹介から。
縁と言っても恋愛に限らないと思う。
この縁結び玉をいただく方法は二つ。
一つ目は毎朝8時に先着20名に配布(無料)していただけるもの。
先着なので、8時に行っても全然間に合わない。天気や季節によると思うが、基本は絶対に貰いたかったら始発よりも前にいること。6時よりは前にいること。私が行ったときは6時過ぎでも数人間に合っていたが、日によっては間に合わない可能性あるなと思った。
ものは小石を麻布で包んだもので、小さくてかわいらしい。
ロケットペンダントに入れて肌身離さず持っていた。
数年前に消息不明になり、二度と会えないと思っていた人に数か月後再会したので、私は信じるぞ!
なお二匹目のどじょうを狙って良縁祈願祭でいただいたときは何もなかった……。
二つ目がその良縁祈願祭だ。恋愛が叶うようにの人ばかりなのでちょっと恥ずかしい。
良縁祈願祭は毎月8がつく日と第4土曜日に開催されている。
タイトルは軽い感じだが、普通に昇殿参拝なので、神社の神事に興味のある初心者にもお勧めできる。
お土産も色々付くし、お勧めできる。
縁結び玉の効果はわからないけれど。二度目だからなのか私の気合が足りなかったのか。
確かに朝貰いに行ったのは、前泊までしての午前5時。(その時点でも三人前にいた)
8時15分前に行けば入れるし、初穂料の定めもないのでこちらの方は簡単お気楽だ。
ようは本人の願いの強さなのかもしれない……。
氷川神社とは
出雲の斐伊川が氷川の由来で、出雲の神さま須佐之男命を祀っている。関東に来た出雲族が故郷の須佐之男命を祀ったものだと言われている。
須佐之男命は日本で初めて結婚式を挙げた神さまと言うことで、須佐之男命、妻の稲田姫が縁結びの神様にく選ばれている。
三峯神社
こちらも行って人生が変わったと感じた神社。
同じくヤマトタケルを祀る武蔵御嶽神社と似た清冽な空気のある神社だ。
行くのはとても大変で、朝一の電車に乗って西部秩父まで。そこからバスで1時間20分。
うちからだと特急に乗っても着くまでに3時間半かかる(汗)
以前は白い氣守というものを授与していたが、このために周辺に大渋滞が起こり地域の迷惑になるということでやめてしまった。
初めて行ったのは、その白い氣守をもらうためだった。
朝、突然、三峯行ってみようかなあと思い立ち、調べてみるとその日が白い氣守の授与日だった。
よし、貰いに行こう。
そこから鈍行で三峰口まで。着いたのはお昼前だったと思う。そこからはバスらしいけれど、何やら様子が変だった。
数人がバス停で困ったように話していた。
どうも、バスが運休しているらしい。
白い氣守の授与日は渋滞で動けなくなるので、途中までしか行かないそうなのだ。
ひとりはそこから徒歩で登ると言ってバスを待つことにしたようだ。
山道2時間以上かかるらしい。
色々経験した今なら、その山道は遍路道みたいなやつだよね?
それ、体力ない人は相当きついよね?
とわかる。当時はそこまではわかっていなかったけど、2時間以上かけて登って、帰りどうするの!?
ということの方が心配で、周囲の人に声をかけた。
「タクシーで一緒に行きませんか?」
女性二人、計三人でタクシーを呼ぶことになった。
しかしタクシー会社を訊きに近くのお店に行くと、今日はタクシーも厳しいだろう、って言う。
何と言う日に来てしまったのか……。
とりあえず呼んでみると、今丁度空いているという個人タクシーが一件目で見つかった。
来たタクシーの運ちゃん曰く……。
「たぶん途中で動かなくなるから、あとは歩けそうなところまで行ったら降りて歩いたほうがいいよ」
なんて優しい運ちゃんなんだ。
ところが!
なんということでしょう!
タクシーは全く渋滞に引っかからず、タクシーゆえの特権もあって、本殿のすぐそばまで行けた。
「こんなの始めてだ。誰かが三峯さんに呼ばれているのでは!?」
感激して、
「整理券貰って来てあげる」
と料金払った後に運ちゃんが整理券をもらって来て、そのあとのやり方も事細かに教えてくれた。
ちなみに帰りはバスが復活していて、やはりすいすい帰れた。
白い氣守の日はみんな自家用車で来るのでバスはガラガラだった。
その後、願いは叶ったかというと、三峯さん、厳しいなあ~~と思う。願いを叶えてつかわそうといよりも、願いを叶えようとするお前を鍛えてやろう、という感じ、
あの日タクシーに乗り合わせたほかの二人はわからないが、私は確かに呼ばれていたと思うので、年に一度は必ず三峯神社に行っている。
大口真神
三峯神社の祭神はヤマトタケルがここで伊邪那岐・伊邪那美を祀ったことが始まりのため、伊邪那岐・伊邪那美だが、ヤマトタケルと大口真神も重要な神だ。
昔この地でヤマトタケルが困難に陥った時、助けたのが狼だった。
そのため、狼を眷属様として祀っている。大口真神はその狼のことだ。