アフリカの宿紹介&バックパッカー必需品【ザンビア🇿🇲ジンバブエ🇿🇼ボツワナ🇧🇼】| 7~9/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり
アフリカ縦断中は、ほとんどをバックパッカー宿で過ごした。
ザ・バックパッカー宿というものをアフリカに入ってから初めて体験したのがザンビアだった。
思い返すとザンビア〜ボツワナで滞在した宿は珍事も含めて思い出があるので、アフリカのバックパッカー宿の様子の紹介も兼ねて書いてみようと思う。
ジンバブエについては、ザンビアのリビングストンから日帰り入国したので、ここではザンビアの宿2つと、ボツワナでの宿1つを振り返る。
◇Lusaka Backpackers @ザンビア・ルサカ
首都ルサカの安宿。ABEMAの「世界の果てに、ひろゆきおいてきた」の切り抜き動画で見覚えのあるキッチンだなーと思ったらやっぱり同じ宿だった。
ルサカの安宿の選択肢が少なく、その中でも一番まともそうなところを夫が選んでくれた結果ルサカ・バックパッカーズになった。日本人旅人にもよく選ばれるバックパッカー宿のようだが、宿選びにほぼ失敗がなかった我々の1年間の中では、超悪くはなかったけどまた泊まりたくはないかも、というレベルだったのでよく覚えている。笑
中庭のプールを売りにしているようだが、手入れもされてなくて汚い水が張ってある笑
蚊が増えるだけなので飾りのプールはやめてほしいが、欧米系の旅人も多いこういったバックパッカー宿は、プールというより、プールサイドが存在することがchillのために大事なのだ。
ドミトリーと個室があるが2人なので個室をとったが、アフリカの宿なのに蚊帳がない。プールサイドを発生源として飛び回る蚊を部屋に入れないために、まずは電気を消して、部屋の扉は40cmくらいだけ開けて、1秒以内に出入りを完了、これが鉄則。
それでも蚊の侵入は防げないので、虫除けのスプレーをもらおうとフロントに行くがもう人がいない。
どうしようかとモタモタその辺にいると、中庭のバーで飲んでいたザンビア人だったか隣国の方だったかが、車から虫除けクリームを持ってきてくれてなんとか耐えた。まあ体用の虫除けクリームなら持っていたが、これが最強だ!というので使わせてもらった。
そんな感じでクオリティはまあまあで、正方形の小さな個室の四方の壁の上の方を、Gがぐるぐると走り回っていたし、シャワーヘッドはとんでもない方向から水が出てきて浴びるのが大変だったし、だいぶ水が臭かった笑
そんなレベルの試練でも、旅してるぅとポジティブに乗り越えるマインドがバックパッカーには必要だ。旅を始めてまだ60日程度のこの頃は、その元気がまだまだ有り余っていた。
ルサカはやたらと物価が高くて、宿で最安の朝ごはんを1人200円で頼んでみたら、この味なし薄切り食パンとバターだけだったのも、絶望、いや、旅してるぅ、だった。
◇FAWLTY TOWERS @ザンビア・リビングストン
ルサカから長距離バスで8時間ほど移動し、やってきたのは世界三大瀑布ビクトリアの滝のそばにあるリビングストン。
観光地となっているからか首都ルサカよりも綺麗で栄えている印象。
ここでお世話になったのは、アフリカバックパッカーの王道宿、フォールティータワーズ。
ここはルサカ・バックパッカーズと比べてぐんとクオリティが上がってめちゃくちゃ綺麗だった。
6人部屋のドミトリーは広々としていてわりかし綺麗で蚊帳もある。
しかしクーラーがないのが問題。2台の扇風機を6人のベッドに均等に当たるようになんとか頑張るのだが、寝てみてわかったが2段ベッドの上段で蚊帳をかけると扇風機の風が全く届かない。。
私たちは夫婦で1日ごとに上段と下段を交代したが、同部屋のオランダ人と中国人のカップルは、暑さに耐えかねて上段のベッドを抜き取って床で寝ていた。世界なんてこんなもんだ。
フォールティータワーズの良かったことは、まずシャワールームが綺麗だったこと。
ブルーのペンキで綺麗に塗られていて、ホットシャワーも出たと思う。
2つ目は中庭が広々して居心地が良かったこと。
こちらにもプールがあるが、ルサカ・バックパッカーズと違いそこそこ手入れされていて、日中は欧米旅人がchillしていた。
3つ目は、午後にホットコーヒーとパンケーキが無料で付いてくること。
これは節約バックパッカーとしては非常にありがたいことだが、
35℃近くの暑さの中で、ホットコーヒーは熱すぎて流石に飲めなかった。笑
フォールティータワーズではなんだかんだゆっくりして、
休息日には中庭でずっと動画編集をしたりして過ごした。
たまたま同じタイミングでザンビア〜南アフリカを縦断中の日本人旅人が集結し、カレーを食べたりしたのも良い思い出だ。
ザンビアは通称ザンビーフという牛肉が安くて美味しいので、買い込んでステーキを焼いて食べたりもした。
キッチンも割と広々だし、清潔感もあるので、リビングストンに滞在するならここは非常におすすめ。
◇Elephant Trail Guesthouse and Backpackers @ボツワナ・カサネ
国境を超えてボツワナ。
名前の通り、象も生息する国立公園のすぐそばにあるバックパッカー宿だ。
ホテル予約サイトの写真をみてほしい。めっちゃ良さそう。
実際、ここは結構良い宿だった。
ドミトリールームや、一棟建の広めのログハウス的な個室もあり、
割と綺麗に掃除もされていて、シャワールームもログハウス的な作りだが悪くない。
トイレとシャワールームは扉ではなくて、テントの入り口みたいな、チャックでしめるタイプだけど割とよくできている。
問題は私たちが選んだ最安の「スモールダブルルーム」だ。
Booking.comではこのような写真だった。
で、実際はこうだった。
洞窟すぎるでしょこれは。
部屋の隅に、勉強机に置くタイプの小さな電球型のデスクライトが一個あるだけ。
窓がなくて、網戸のみ。網戸に穴が空いていて、蚊が入るのでカーテンを開けられないから、
昼間も夜も変わらず真っ暗な部屋。
過去最狭で荷物置く場もほぼなく、ただベットが2台入れ込んであるだけで、あまりに洞窟すぎて爆笑だった。
これで1部屋二人で3000円ちょっと超えるくらいだったのだが、
流石にここに2泊はキツイかと思い、高くてもいいから部屋移動したいと申し出たものの、
満室と言われ移動できず、3泊洞窟滞在が決定。
網戸の穴を持参しているマスキングテープ(これ万能)で塞ぎ、
部屋に撒くタイプの殺虫スプレーをして1時間後部屋に戻ったら、ベッドの上にボトボト蚊が死んでいたわ。
アフリカを安く旅するというのは、そういうことです。笑
こういう、満たされないシンプルさと、可愛げのある至らなさが、
アフリカ旅の楽しかったところなのかも。
誰かと旅するなら、こういうことを笑って楽しめるパートナーを選ぶことが大事ですね。
◇おまけ:アフリカ旅必需品紹介
せっかくなので、こういうバックパッカー宿で旅する際に役に立ったものを紹介。
1.蚊よけクリームと、蚊取りグッズ
マラリアの危険性があるエリアでは、何よりもまずこれが必須。
日本のサラテクト的なものではアフリカの蚊に対抗できないので、蚊よけクリーム(液状じゃなくてクリームをおすすめ)を現地調達するのがベスト。スーパーか薬局で購入可能。
そして、部屋にも蚊はいるので、蚊取り線香や、コンセントにさして使う蚊取りグッズも必須。
こちらも現地調達可。
2.マスキングテープ
網戸に穴が空いたとか、冷蔵庫に入れる食品に名前を書くとか、何かと便利なのがマスキングテープ。
現地ではなかなか見つからないこともあるし、日本なら100均で買えるので日本からの持参がベター。
3.防虫トラベルシーツ
日当たりの悪い部屋のベッドでは南京虫が出る可能性もあるので、心配な時に被れる防虫トラベルシーツも必需品。これに入っておけば大丈夫という安心感も絶大。高いけど買う価値はあり。
4.洗濯バッグ
アフリカや中南米のバックパッカー宿では、洗濯は手洗いのことのほうが多い。
アフリカでは日常生活も手洗いの人が多いので、なかなか洗濯機はなかったり。
なので、手洗い用の洗濯バッグは必須。海に行く時とかも便利。
5.洗濯干しロープとピンチハンガー
洗濯後の干し場が足りなかったりするので、
そういう時は自分で庭の木にロープをかけて洗濯物を干したりする。
下着は毎日手洗いするほうが楽なので、それはピンチハンガーで部屋に。
ちなみに女性の下着は干してても気にならないしシンプル黒、速乾のユニクロで統一がおすすめ。
6.万能ナイフ
手荷物には入れられないけど、万能ナイフは何かと役立つ。
例えば安いトマト缶にはプルタブがないけど、宿にも缶切りがなかったりするから、そういう時はナイフで開ける。キャンプなどでも活躍。
バックパッカー生活ができるようになると、自分のサバイバル力が急速にアップしている気がして楽しかった。
徒然なるままに宿を振り返ってみたが、皆さんのアフリカでのバックパッカーライフの多少の参考になればと思います。
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