愛するものへの依存①

 

初めまして。
私は23歳でごく普通の社会人でこれから若い人の恋愛について書いていきたいと思う。
私が経験してきた事全てで、私の考えを書いたものであり正解はない。

1依存の始まり


 女性の人なら分かるであろう恋愛に対する依存、届かないものへの依存。
私は、18の時に自分が恋愛に対する依存症だと気づいた。
きっかけは、大学一年生の時にした恋愛だった。
恋愛、恋は人生にとって鮮やかな色を添えるものなのにいつしか自分の人生に影を落とすほど残酷なものになっていた。


 私は、人並みに外見も磨き、努力もしてきた。目標を立てて生きてきた。その目標のために自分を客観的に見て他人への見られ方も常に見てきた。
「完璧な女性」それが私のアイコンだった。そして恋愛に対してもそうだった。

 18歳の夏私はある男性に恋に落ちた。知的で私に無いものを持っていた。違う感性や違う将来の夢。また、彼も私の感性や努力に魅力を感じ交際がスタートした。付き合って初めは私は私、彼は彼の生活があり恋愛はその次であった。でも私はこの恋愛をすることによって変わっていく。
忙しい彼に次第に寂しさを感じるのだ。そして、彼好みの女性になることが「完璧な女性」と勘違いをしていく。

 自分がどんどんなくなっていく姿がその当時は分からなかった。自分が好きだったメイクや服もやめて彼好みの女性に変わっていた。そしてスケジュールや連絡を彼に合わせるようになった。友達に誘われいても、この日は彼がいつも暇な日だからと予定を空けるようになった。彼からすぐ呼ばれるとすぐ目的地まで急ぐように向かった。どんなに体調が悪くても彼のためならどこまででも行った。そして、次第に「私」がなくなった。

 そして私と一緒にいない時の彼の行動を把握したくなった。当時位置情報を交換するアプリが流行し彼氏や友達と交換をしていた。そのアプリで彼が遊びに行ってる場所を全て把握し、帰る時間が早かったら安心をしていた。もうそこには私の時間は無く彼の時間しかなかった。

これは典型的な恋人への執着と依存だ。でも当時の私はそんなことが起こっていることを理解しようともしなかった。いや、見たら理解したくなっかのだろう。恐怖の行動である。

次第に彼にとって私は、「中身がない女」という認識になった。当時の彼にいつも「もっと他のことに目を向けろ」「もっと趣味や夢中になることを見つけてみろ」「このままじゃつまらない女になるぞ」「一緒にいても面白くない」と様々な言葉を言われるようになった。私はその言葉を言われても改善ができなかった。その言葉を言われるたびに「私はこんなにもあなたが好きなのになんで…」と泣きながら一人で戦っていた。

はっきり言ってその当時の私は恐怖の女である。
男性に「〜しろ」と言われる筋合いはない。だが、私は反抗もせず好きな気持ちや執着や依存の気持ちで自分を偽り続けた。それが私にとっての愛する精一杯だった。

そしてその恋は終わりを迎える。コロナが流行しおうち時間が増えた。私は毎日彼と電話をすることを望みある種の「めんどくさい女」になっていた。趣味も何もない私は、趣味に没頭している彼に対して「電話をしよう」と毎日言っていた。次第にそれに彼は疲れてきた。それを感じた私は「言ったら嫌われる」と気づき最もめんどくさい種類「察して女」になったのだ。ことあるごとに「暇」といい彼のインスタグラムに反応し電話をしてくれないかと待ってる日々が続く。彼の気を引くためにインスタグラムの投稿もたくさんした。だがそれが逆効果となり彼は私に冷め切った。

緊急事態宣言が明けた日、私は彼に振られた。
理由を聞いた私はそこで始めて自分が依存症だと気がついた。彼は言っていた「自分の趣味や自分の聴いてる音楽が同じで怖かった。次第に自分に憧れている人間にみえ自分が尊敬できる彼女じゃ無くなっていた。そして、まるで君は自分の人生を生きてないようだった。だから次第に君に興味はなくなり一緒にいて面白く無くなった。」そう言われた。

私はそこで自分が「ヤバい女」で同時に自分が分からなくなっていた。彼に振られた悲しみと自分の真の姿が分からなくて苦しむことになる。

ここで伝えると、恋愛依存は治すことは難しい、治ったと思ってもすぐ再発する不治の病のようなものである。だが治すことに集中をすれば自分の建て直し方が上手くなる。

ここから私が恋愛依存を改善した方法と再発した時の対処法の実体験を書いて行こうと思う。



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