『転職ばっかりうまくなる』を読んで再認識した、どんな経験も次のステップの種になるということ
ひらいめぐみさん著『転職ばっかりうまくなる』の感想noteです。
「転職」にフォーカスした感想は、こちらのnoteからどうぞ。
(ちなみに、7月から新たな仕事をすることが決まりました。やったー!)
本書は、合計6度の転職を経験したひらいさんが、なぜ6度の転職をするに至ったのか、当時の感情や出来事が書かれています。
その中でも、6社目と現職はライターを生業にされているひらいさん。これからライター活動に注力したいわたしにとって、ライターになった経緯や、本の出版まで細かく言語化してくださったことがとてもありがたかったです。
今回のnoteはライター、というか、やりたい仕事をやるために有効なマインドへの気づきがあったので、まとめてみようと思います。
ひらいさんのインタビューから、ひらいさんの死生観に近いものを自分に感じたこと、「転職」という本書のタイトルに惹かれたことから本を読み始めましたが、まさかライターへの気づきもあるとは。本って、ひょんな出会いがあるからいいですよね。ぜひ、最後までご覧ください!
1.わたしは、わたしじゃない誰かを偉人のように見る癖がある
本書を読んで、本の出版は偉人がやることのように捉えている自分に気がつきました。
偉人というか、自分じゃない、自分より優れている人がやっているという感覚。
でも、本書を読んでみると、ひらいさんが書いていたnoteを就職先の人が読んで「こんなイメージで文章を書いてほしい」と言われたり、コツコツと書かれたnoteをつなぎ合わせてZINEを作ったり、ひらいさんがまいた種から芽が出ていた瞬間がいくつもありました。
当時は、種をまいた自覚はなかったかもしれないけれど、知らず知らずのうちにまいた種を育てたのは紛れもなくひらいさん本人でした。それが、「ライター」につながっていた。
この気づきを言語化したのち、「何事も小さくはじめることが吉だと知っているはずなのに、なぜ自分より優れた人だけがやる感覚になっていたのだろう」とぐるぐる考えていました。
暫定解は、わたし自身が興味がありやってみたい分野だからこそ、調べれば調べるほど上には上がいる感覚になりがちなのかなーということです。ひらいさんの事例をわたしの中に携えて、スモールスタートを定着できるといいな。
2.本を書いている向こうの人は、偉人じゃなく頑張っている人だった
恥ずかしながら商業出版の対義語も知らなかったわたし(この本から、自費出版だと学びました)。
ひらいさんは、2冊の自費出版ののち、本書の商業出版をなされていたのですが、本は、偉人ではなく自分の力で頑張ってきた人が出すものなのだと感じました。自費で本を作り、多くの人に届いたからこそ次なるステップが待っていたのだなと解釈しています。
3.人生で経験する事象のほとんどが、伏線回収するようにできている
フリーランスライター初期は、前職で一緒に仕事をしていた方や、以前のクライアント、ご家族からの紹介でつながった方など、知り合いからの依頼で仕事が成り立っていたとのお話がありました。
確かに、佐藤友美さん著『書く仕事がしたい』にも、書く仕事がしたいと周囲に宣言すること、伝手をたどることが、書く仕事をする最初のステップだと書かれていたな。
ひらいさん2社目の大手企業への転職で多くの人との縁ができたり、倉庫バイトで自分が求める条件に気づいたり、正社員としてライターを経験し「考える時間が必要だった」と知れたことも、結果的には経験したからこそ今のひらいさんにつながっている。
これって、どんな物事にも言えることなんだろうなと思うんです。
わたしは前職を離れる決断をしたけれど、近い将来、きっと前職の経験を活かせるはずだし、この4〜6月ですでに仕事で得た縁を強く感じています。
それから、縁や経験をライティングに活かすには、わたしがライターとしてい続けることが不可欠。ひらいさんがライターとして存在しているから、相手は相談できるだもんな。
さいごに
noteで感想を書いた結論が、「人生に無駄なことはない。頑張りが次につながるのだ」という小学校のときに教わるような教訓になりつつあるけれど、7月から新たな環境に踏み出すわたしにとってはいいタイミングだったかもしれません。
人生に無駄な経験はないからこそ、実際に足を運んで自分の目で見る機会を増やして種をまき、どんなに小さな気づきも自分の言葉で表現できるライターになりたいな。