慈悲の瞑想
コースの10日目に、
一生懸命修行した自分に塗る 薬草のような意味合いで、
「慈悲の瞑想」を習います。
私が幸せでありますように
私が怒り・憎しみ・敵意や悪意から解放されますように
安らぎと調和を得られますように
真の自由を得られますように
私が幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
小さいものも、大きいものも、
近くのもの、遠くのものも、
目に見えるものも、見えないものも
全ての生きとし生けるものが
怒り・憎しみ・敵意や悪意から解放されますように
安らぎと調和を得られますように
真の自由を得られますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
安らかでありますように
このような感じで
「自分も含めたすべての人の幸せを願う」のが慈悲の瞑想で、
言葉に絶対的な決まりはありません。
正直日常からこのように思うのはなかなか難しい。
この言葉を口では唱えていても、
心の中は、「生きとし生けるもの(アイツ以外)」となっていたり、
全然はらわたが煮えくりかえっていたりします。
なので、先に観察瞑想をして、
平静な心を鍛えた後にこれを行うように言われます。
やはり、いくらこの言葉を唱えていても
心の中が憎しみや怒りでいっぱいだったら、
それは良い効果をもたらさないそうです。
私は今回3回目でやっと、慈悲という言葉の意味が分かってきたような気がします。
このセンターの好きなところは、
皆がそれぞれ何かを抱えてここに来ていて、
会話はなくとも、それが伝わってくるからです。
このセンターを作っているものは、
勿論素晴らしい自然、環境などもありますが
一番はここにくる人たちの波動。
バイブスというのが一番分かりやすいかもしれませんが、
話さないことで生じる波動を、
お互い受け取り合いながら修行します。
慈悲の瞑想をすることで、
その同志達とも 離れていても共に頑張ろう、
という合言葉の様な意味も持ちます。
自分の受けた恩恵を他の人にも分け与えたくなる気持ち
これが慈悲の心だと、私も少しずつ理解し始めました。
慈悲の瞑想は、
近年心理学や脳科学でも研究されていて、
5年以上慈悲の瞑想を続けて、
脳の形が変化した人もいるそうです。
科学の研究では、抑うつ気分が消失すると言われています。
個人的なポイントは、
まず先に、自分の幸せを祈ること。
そして最初は、「生きとし生けるもの(アイツ以外)」になってても
別にいいんじゃないかと、私は思います。
そんな自分に気付けたら、それだけで成長。
受け入れられたらもっと成長。
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