手が届く未来の灯火。
昨日、普通に笑っていた人が今日いなくなる。
今朝、普通に意気込んでいた人が今夜しずんでる。
さっき、普通に立っていた人が今すわり込んでいる。
ほんとうのきもち。なんてわからない。
友達でも、親友でも、恋人でも、家族でも、本人だって。
それでも、みんな感情があって、感情の起伏があって、
一線を越えるか否かの瀬戸際にいることだってある。
どんなに笑っていても、どんなに強くても、どんなに明るくても。
周りからみれば些細な米粒くらいのことかもしれないけれど、
きみにとっては感情を抉るような、何かがある。
上手く言葉にできなくて、身体を動かせなくて、
どうしたらいいかわからなくて。
かんがえて、かんがえて、考えて、一線を越えてしまうかもしれない。
雨上がりの水たまりを飛び越えるかのように。
でもいま、一線を越えないでいるのは、
手が届くくらいの未来に、ほんの少し、灯りが灯っているから。
その灯りを目印にいまを一生懸命に生きている。
だから私は、未来にある灯りをほんの少し、灯せるような言葉を届けたい。
そういう表現者でありたい。
頑張れとかの根性論でも、
経験談とかの正論でも、
資料とかに書いてある理論でも、ない。
救いようのないものかもしれないけれど、
きれいな言葉ではないかもしれないけれど、
大丈夫。って。
今日と明日、未来の灯火の欠片を届けるために
わたしは、わたしの創造で灯したい。
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