東京取材 その1

暑い。蒸し暑い。

まずそれが一番最初に私が感じた東京の空気だった。8月11日の13時05分に東京駅に降り立つと無限に人、人、人。秋分の日も過ぎ、暦の上では秋だか、ここには秋も夏も、そしてもしかしたら冬も春もないんじゃないかと思うくらい空気が滞っていた。

実は昔、1週間程だけだが東京に住んでいたことがあったのだか、そう、それは忘れもしないあの3.11の日。

冷蔵庫や電子レンジに本棚、、、それらが揺れの中で一斉に崩れていった。慌ててバス会社に電話をすると、「通常運行です」と冷静に返してきたのでただ単に、良かった、と思った。東北であんな津波の被害が同時進行していたとは何も知らずにバスに乗り京都駅八条口へ向かっていた。

このたった2泊3日の東京取材だったが、実はそれとは無関係にとあるライブを2箇所巡った。一つは代々木公園。二つ目は御茶ノ水。どちらも素晴らしかった。

またいろいろ、書き残せる範囲で記事にしていこうと思う。

東京で出会った、もしくはすれ違った人々には、「帰る場所がない」というのが今回伝えたかったことだ。

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