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ご自愛バレンタイン|理想の女性は指先から

初めてのシャネル

社会人になりたての頃、
配属先の上司と先輩方からの
誕生日プレゼントが初めてのシャネルだった。

袋を開ける時のあのドキドキ感、
今でも覚えている。

ハイブランドにものすごい
思い入れがあったわけではなかった私も
正直、心がおどったし、ものすごくときめいた。

洗練された白の袋に
シャネルの黒いロゴ。

ロゴの文字の間隔といい、
余白といい、袋の佇まいから
もうすでに魅了されていた。

あの時いただいたハンドミラーは
今でも少数精鋭の化粧ポーチに。
どこへ行くにも欠かせない一品。

飽きのこないベーシックなデザインで
長く愛用できるのが嬉しくて
何年経ってもときめく代物。

なんてったって、
そのミラーを持っているだけで
なんだか”いい女”になった気がする。

そんなミラーが入っていたギフトボックスも、
今でも洗面所のスタメン。
コットン入れとして使っている。


プロダクトも、ラッピングもあますことなく
隅々まで洗練され、心をつかむ、

そんなプレゼントをした上司と
シャネルのすごさを
ひしひしと感じている今日この頃、28歳。


二度目のシャネルは母へ

社会人3年目ぐらいだっただろうか。

母の誕生日にシャネルのネイルをプレゼントした。

色味はたしか、
深みのあるボルドーのような茶色のようだった気がする。

エレガントで上品で、
美しいけど強い。

シャープな印象がありながらも
どこか柔らかさがある。

そんな色味だった。

セルフネイル派で
マニキュア好きな母が

とっても喜んでくれたのを
今でも覚えている。

シャネルに年齢は関係ない。
何歳でもときめく、
それがシャネルだった。


先日、母とシャネルのネイルの話になった。

母が他のお店でネイルを新調したが
どうもしっくりこないという話だった。


どうやらシャネルのネイルが持つ、
ツヤっぽさと、ものもちのよさ、そして速乾性が
新調したネイルでは感じられなかったらしい。

あの時、
あなたからもらったシャネルのネイルが
やっぱり一番かも。

By母

ふとシャネルのネイルを纏いたくなった

そんな風に母が言うもんだから
ある日の朝、ふと、シャネルのネイルを纏いたくなった。

今まで、効率、生産性のかたまりの私にとっては意外なこと。

塗る時間、乾かす時間を考えると
サロンに行った方が早いと感じてしまう。

おまけに仕事が忙しくなると
サロンに行く時間ももったいなくなり
自然とサロンから足が遠のいた。


けど、なんでそんな私がふとネイルを纏いたいと思ったのか。

しばし自問自答してみると、
仕事が忙しくなるずっと昔から
もともとはネイルを塗る時間が
とっても好きだったことを思い出した。


そういえば、ネイルを塗る時間が私にとっての、
最高のご自愛タイムだったのかも…


楽しみな予定、旅やデートの前に、
どんな時間にしようかな、
どんな時間になるかな、
なんてことを考えながら
無心にネイルを塗る時間。


楽しみたい時は勿論、

いつもよりちょっと自信をもちたい時や
元気になりたい時、

そして勇気をもちたい時。


気持ちが晴れの日も、雨の日も、
ネイルを塗ることで、
自分らしさに立ち戻っていたのかもしれない。



そして、最近のnoteのもっぱらのテーマでもある、
"30代をどう生き、そしてその先、どう生きていくのか"。
(勝手に自分の研究テーマにしてます。)

たくさん憧れの人がいる中で、
自分の理想像の輪郭が少しずつ描きはじめてきた最近。


ふと、私が理想とする女性像を妄想した時、
”素敵なネイルを纏っているだろうな”と、
直観的に感じた。

そして、多分、
その人のネイルはシャネルなはず。

母がいたずらっ子のように
「ネイルはシャネルよ」という姿を思い出しながら
そうふと思った気がする。


勇気を出して、数年ぶりにシャネルに行った

大人なんだからそれぐらい、
という声がとんできそうだが、

たかがシャネル、
されどシャネル。

正直、久しぶりにドキドキした。


色はその場でピンときたものを選ぼうと決めていた。


実際にお迎えしたのは
期間限定の「185 - ファン」。


「しっかりとした色が映えると思います」

そんなアドバイスが嬉しくて
そして深みのある女性になりたい気持ちも相まって
決めた色。


実際につけてみると、
なじみがすごくよかった。

そして何より、
今の自分の気持ちにフィットした。

実際はもう少し深みのあるブラウン
パキッとした強さがありながらも、どこか柔らかさがあるカラー。

セルフネイルは好きだけど、決してうまくないので
塗り方はご愛嬌ということで。


理想の女性に向かって
シャネルのネイルを纏うことを選択した自分が
なんだか嬉しくなってしまいベースも買ってしまったのは内緒。

理想に近づくために、
まず形から入っていくのがいい。

そんな尊敬する先輩の言葉をうのみにし、
母の言葉も後押しにして、

たどりついた、
初めてのシャネルのネイル。



決して安くはない買い物。

けどよく見ると深見のあるブラウンが
なんだかチョコレートみたいで。


激動だった2024年を乗り越えて
今日ここまできて、がんばっている私への
バレンタインという名のご褒美ということで。

そしてこれから、
理想の女性に向かっていく、
そんな決意の記念として。


なんて言い訳を支えにして、
まずは指先から

理想の女性に近づいていこう、
そう思った2025年。

29歳目前のバレンタインは
最高のセルフケアをプレゼントできた
ご自愛バレンタインになった。


みなさんは今、頑張っている自分に渡したい、
ご褒美ギフトはなんですか?


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ユウ







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ユウ
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