ダンサーである自分が持ってるジレンマ

まだ私の中でまとまりきっていないのですが。
私が主催しております、ダンサー×シンガーイベント花びらきで大事にしたいなあ、と思っているお話。

ちなみに絶賛出演者募集中です!

今日はダンサーにフォーカスした話になります。

世の中にはいろんな表現方法があります。
小説、劇、音楽、歌、ダンス…五感のいろんなところにアプローチをして表現することができます。
その中でも、ダンサーは表現を「身体」に委ねている生き物です。
中には「言葉にするのは苦手だから、ちょっと恥ずかしいから、身体に委ねている」という人も多いはず。
私もそのうちの1人です。

ですが、
・言葉なくとも人の心に響かせるのがダンサー真骨頂であり、使命とも言える。

・でも、ダンスを見てもらう以前に、知らないものに人は手を出さない(お金を払わない)

2つの事実の狭間を行き来しています。

伝えないと興味持ってもらえない。
伝わると親近感を持ってもらえる。

「やっぱり言葉で伝えるのは大事だよなあ」と。

実際にお客様からこんな声をいただいたことがあります。

・「え!即興の人もいたの!?全然わかんなかった!(それを知ってて観てたらよりすごさがわかった)」

・「〇〇さんが素敵だった〜」「〇〇さんはねこういう背景があって出てくれてね〜」「そうなんだ!それ知ってから観たら余計に応援したくなる!」

・「人となりがわかると、知らない方でも没入しやすい」

踊る側の意図・意志もあって「作品について多くは語りたくない。観たままを感じて欲しい」というパターンも少なくありません。
ですが、冒頭に述べたように、人は知らないものには近づきません。
もちろん、たとえ知らない人同士であっても「踊りで魅せつける」のが1番なのですが。

どの商品を買っても『機能』は大体同じ」という世界線では、どの商品を買っても機能は大体同じなのだから、「誰から買うか?」という基準が力を持つ。

これまで【機能検索】だったものが、【人検索】になるわけだ。

夢と金(西野亮廣 著)

「あなただから応援する」が今の時代です。
・自分のバックグラウンド
・見た人に何を感じて欲しいのか
・この作品を創ろうと思った背景とゴール
これらを身体で表現するのは無理がある。

【人検索】の世界では、「購買」と「支援」の境界線が曖昧になり、あらゆるサービスが「クラウドファンディング」や「ファンイベント」のように扱われる。つまり、商品を買う理由に「応援」という項目が入ってくるわけだ。

夢と金(西野亮廣 著)

花びらきでも大事にしているのが応援文化です。
出演者を応援しやすい環境、お客様に応援していただきやすい環境を作ることを心がけています。
お目当てではなかったけど、とても好きなパフォーマンスだった!
そう思った時に応援できる、思っていただけた時に応援してもらえる。
そんな関係性を作れるシステムを導入しています。
そして、より興味を持っていただけるように、言葉で伝える。映画の予告のように。物語のあらすじのように。

「言葉で伝えること」難しい単語はいらないです。
頭の片隅に言葉が持つ力を入れておいていただけたらいいのかなと、思ってます。

--
ダンサー×シンガーイベント 花びらき vol.2
6月9日(日)開催
出演者募集中

お問い合わせは
https://www.instagram.com/hanabiraki_info/


いいなと思ったら応援しよう!

結和-花びらき.
初単独主催イベント「花びらき」のサポートいただけますと幸いです。 いただいた支援金は全て運営資金(会場費, ロケハン費, 備品購入費、スタッフ謝礼)に使わせていただきます。 また支援額によっては出演者へのチケットバック費の引き上げも検討しております。よろしくお願いいたします💐