「RICE BALL」 Omeletoにて公開
この度、世界の短編映画を公開する「Omeleto」に、「RICE BALL」を登録していただきました!
(以下は、いつもの長い語り口なので、読み飛ばしOKです)
Omeletoの公開場所はYouTubeで、ざっくり言うとYouTubeチャンネルという事になります。
しかし、その登録者数は340万人!
さらに、最低でもアカデミー賞公認映画祭にノミネートされていないとダメという条件付き!
(日本で御馴染みなのは、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアですね)
「RICE BALL」も、映画祭回りはほとんど終わり、どう公開するか考えていました。
最近では、短編映画もU-NEXTやGYAO!、シネマディスカバリーズなどで公開するのが一般的になってきています。
しかし、収益面で「1万円の壁問題」もあり、それらの公開で制作費を回収したという話は聞いた事もなく、それらの場での公開がステータス化してきているものの、果たして、そもそも観てもらえる機会の少ない短編映画が、まずそれらのサイトに登録して、お金を払ってまで観てもらえるのだろうかという、あくまで個人的な疑問(特に僕の作品をそこまでして観る人はいないだろうという事)がない訳ではありませんでした。
ただ、決してそれらのサイトでの公開は悪い事ではなく、今まで出口の少なかった短編映画に新たな出口が用意されつつある事は、とても意義のある事だと思います。
あとは、これがきちんと根付くのに時間が掛かるのはみんな分かっている事で、こういう事に一歩も二歩も出遅れていのが日本の現状で、みんなで頑張っていかないといけませんね。
という事で、どう公開するかを悩んでいたところ、海外の映画祭に詳しい鈴木龍監督のツイートで「Omeleto」の事を知り、ちょっとサイトを覗いてみました。
大体、平均して1万回以上の視聴は得ていて、たまにバズって10万回、20万回視聴されているものもありました。
そして、どうやら日本人監督の作品は1作品も無さそうでした。
その状況を見て、そういえば、元々「RICE BALL」は海外向けに作ったんだ、という事を思い出しました。
今は海外の映画祭に応募するのも普通になってきていますが、それが普通になるちょっと前から海外の映画祭へ挑戦をしたのも懐かしい話。
では、まだこの日本人未踏の地を開拓するのも新たな挑戦かなと思って、「えいや!」と応募してみました。
僕の映画はありがたい事に、クリーブランド国際映画祭と、アトランタ国際映画祭という2つのアカデミー賞公認映画祭にノミネートされていて、応募して2.3日後とかには、「OK!ウチで公開させてくれ」という返事をいただきました。
そして、久しぶりの英語でのやり取りを経て、公開となりました。
登録も課金も必要ありません。
15分というお時間だけ頂戴致します。
よろしければご覧になってみてください。
そして、アカデミー賞公認映画祭へのノミネート歴がある映画製作者の方で、「こんな公開の仕方があったのか」と興味の沸いた方は、チャレンジしてみてください。
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