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先見性の書『人生を変える、お金の使い方。』千田琢哉

千田琢哉さんの本が好きで、過去の著書を毎月1~2冊は読んでいます。

千田さんの本は、誰もが思っているけどなかなか口に出せないような社会の本質を、火の玉ストレートのごとくズバッと斬りこむ語り口が痛快です。

私が今、読んでいるのは『人生を変える、お金の使い方。』というタイトルの本です。


この本が発行されたのは2018年なのですが、その時期だと考えるととても先見的な内容だと感じた項目が2つあるのでシェアします。


①職住近接、職住一致を実現させると、収入がアップする

コロナ禍を経て、今となってはリモートワークを取り入れることも当たり前のようになっています。

しかし、この書籍が出版された2018年は、自宅で仕事というスタイルはまだまだ市民権を得ていなかったように思います。

少し家賃が高くても、職場と住居を近くする、または自宅を仕事場にすることで、妥協なき睡眠を得ることができて仕事の能率が大きく上がるのだそう。

結果、収入が上がるということなんですね。

職住一致で通勤時間という拘束時間をなくせるという点は、2018年発行としては非常に先見性があると感じました。


②究極のお金の上手な使い方とは、死ぬときに何も物が残っていないこと

人として究極に美しいお金の使い方は、死んだ瞬間にゼロになることだと明言されています。

これ、『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス 著)のテーマと同じです。

DIE WITH ZERO(2020年発行)

千田さんがDIE WITH ZEROに影響を受けたのかと思いましたが、DIE WITH ZEROの発行は2020年なので、千田さんの本のほうが早く発行されています。

世界的なベストセラー書で話題となったテーマを、千田さんは2年も早く本に書かれていたのですね。

この考え方は私も大いに納得で、お金の使い方を見直すようになりました。



このように、数年前の本だとしても、名著と呼ばれる本からは普遍的で良質な情報がたくさんあるなーと改めて感じることができます。

好きな著者の過去の著書を片っ端から読んでみると、著者の考えを根底から知ることができるような感覚を味わえるので、楽しいです。

さぁ、次はどの本を読もうかな♪

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