不幸になる最大の原因
ユーシロです。
「幸せになりたい!」
という、自分に正直な人は魅力的です。
多くの人は、本音を隠して、建前で偽装した想いを投げてきます。
これに対する回答は簡単です。
そして、僕の回答は、おそらく世間一般で言われるようなキレイごと満載の「幸せになる方法」とは違います。
「いろんな人に感謝すれば幸せになれる」
「自分が幸せと思えば、それが幸せ」
「自分がいかに恵まれてるか、それを考えるだけ」
とか。これらは間違いではないけど、少なくとも、これだけじゃ幸せになれません。
感謝しようとしても、どうしても「不幸の原因」を意識して「あぁ・・・」ってなるので、「幸せに感じる理由を意識する」だけじゃ、「片手落ち」なんです。
幸せになれない、幸せを感じられない人には、これら以上にもっと必要なものがあります。
それは、自分の中にある「べき」とか「ねばならない」といった「強制」を手放すことです。
これだけじゃ、よくわかりませんよね? 例えばこんなこと、思ったことありません?
「いい大学に入らないといけない」
「大企業に就職しないといけない」
「親に迷惑をかけてはいけない」
「もういい年だし、結婚しないといけない」
「子どもを作らないといけない」
「せっかく入った会社だし、3年は続けないといけない」
これら全部、「こうでなければならない」という、「強迫観念」が働いていることが分かりますでしょうか?
でも、考えてみたらおかしな話です。誰が「こうでなければならない」と決めたのでしょうか?
「そういうものだから」とか「常識だから」というのは答えになってません。
結婚しなくても幸せな人もいれば、晴れて結婚できたのに、すでに不幸そうな毎日を送ってる女性もいます。
あるいは、お金を稼いで幸せな人もいれば、お金が稼げても、全然顔が明るくない人もいます。
偏差値の高い大学に苦労して受験勉強して入っても、つまらなそうに、死んだ顔して生活してる人もいれば、大学なんか行かなくても、毎日楽しく生活してる人もいます。
この違いはどこから来るのか?
それが「こうでなければならない」という価値観を持っているか、持ってないかの違いです。
幸せな人は「こうでなければいけない」という「義務」とか「強制」で選んだ人ではなく、「こうしたい」「こうありたい」という自分の中から出る「希望」で選んだ人です。
見分け方は簡単です。
今やってることや、一緒にいる人といて、「窮屈さ」を感じたら、それは「義務」とか「強制」で選んだ証拠。
今やってることや、一緒にいる人といて、「心から笑える」なら、それは「希望」で選んだ証拠。
しかし、
「世の中、何でも好きなことして生きられる人だけじゃないんだ」
「人それぞれ事情があるんだから、そんなに好きなことできない」
と反論する人もいますが、果たしてそうでしょうか?
Aさん「親に迷惑をかけてはいけない」
僕「好きでもないことして、幸せでない人生送ってる姿見せるのが、一番親不孝では?」
Bさん「親のためにも、いい大学に入らないといけない」
僕「自分が親になった時、子どもが『僕は一生、お父さんのために生きる』って言ったらどう感じますか?」
Cさん「どうしても結婚して幸せになりたいんです」
僕「結婚したら幸せ、よりも、『結婚しなくても幸せ、結婚したらもっと幸せ』な人生の方がよくないですか?」
と返答します。
「こうでなければ幸せじゃない」
「これをやらないと幸せになれない」
と考えてしまうのは、誰か他人や社会の風潮が勝手に決めたことです。
あなたの人生は、あなたのものなのですから、誰かの「こうでなきゃ(強制)、お前は幸せじゃないんだ!」という声に惑わされる必要はありません。
世の中の全ては「しなければ(義務、強制)」ではなく、「したい(希望)」でいいんです。
自分が普段、どれくらい「べき」とか「ねばならない」、「しないといけない」という言葉を使ってるか、数えてみてください。
その数が多ければ多い人ほど、おそらくストレスが多く、いつもしんどそうな顔をしているはずです。
「自分らしく生きる」とは、自分の中の「ねばならない(義務、強制)」が少ない状態です。
「みんながみんな、そんな好き勝手に生きたら世の中回らない」
「我慢する人がいるから、世の中回ってるんだ」
そう主張する人もいますが、今後どんどん世の中は「我慢しなくていい」世界になります。
例えば、退屈なレジ打ちの仕事は、どんどん簡単なセルフレジが開発されればなくなるでしょうし、工場での単純労働も、技術が進歩すればどんどん「我慢してまでやる人たち」がいらなくなります。
昔は遠くても「我慢して」買い物に行ってましたが、今はAmazonのおかげで自宅にいながらあらゆる買い物ができます。
「我慢」は「人間本来の姿」に反してますし、技術の進歩にも反しています。
何か「窮屈さ」「違和感」を普段覚えるのだとしたら、どこかで自分に「義務」「強制」を課していないか、それを手放すだけで実は「幸せ」にはなれるんです。
もし、あなたが現在「幸せ」を感じられてないなら、自分の口グセや独り言をチェックしてみてください。
「こうじゃなきゃダメ(義務、強制)」だと思ってたことに、「本当にそうなのかな?」と疑問を抱くことが全てのスタートです。
幸せは「何かを得る」ことではなく、「何かを手放す」ことで初めて手に入るんです。
「べき」「ねばならない」が多いほど、辛い人生になります。
「こうしたい」「こうなりたい」が多いほど、幸せな人生になります。
ぜひ幸せになってください。