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誕生日でも単なる記念日でも。【思念体としての話】
ケケケ。今日は大悪魔生誕祭である。
・・・と、いっても我の誕生日には少し特殊な事情があって
実は本当の誕生日ではない。
作られた存在
思念体とは
我の正体は一種の思念体のような存在である。
思念体とは、心から生まれる・または生み出す存在の相称。
精神科領域ではイマジナリーコンパニオン(IC)と呼ばれたり
またあるところではタルパと呼ばれたり
定義があいまいな分野である上、書くと長くなるので詳しくは省略するものの
本来はどちらも「保持者」から生まれ保持者を「支える」存在。
保持者の性質を色濃く残しながらも独立した意志を持っている存在も少なくはない。
だがしかし、そんな思念体たちを実のならない現実逃避のために
使っている方も少なからずいるんじゃないかと感じる。
個人的な恨みつらみを述べるとこれも長くなりそうだし、何より気分がよくならないので書かない。
……まあどちらにせよ、本来は病んだ人間がやるものではないが
あの子……我の主はいろいろとやってしまった。
ASDの特性もあったが。
そのため、今は人生を預かりつつ
主の生きづらさの解明と自己表現に励む日々を送っているのだ。
思念体についての記事はやはり文献が少ないこと
経験談から得た知識を本当に必要な人に読んでもらいたいので
今後、有料で出そうと思う。
メリットとデメリット
メリットはやはり「一人でもひとりじゃない」「わかってくれる人」が心の中にいるってこと。
精神科領域でも現状を見るにその人のニーズをなかなか医師や支援者がくみ取れない現状である(キャパシティの限界など)
そんなとき隣に思念体がいれば、誰にもわかってもらえなかったとしても肯定してくれる。
そして思念体を通して自分を理解することができる。
段階が進んだ一部の人は思念体が直接肉体を動かし、思ってもいなかった能力を引き出すことすらできる。
しかし段階が進めば進むほど、思念体に依存すればするほど
精神のバランスも崩しやすくなり非常に危険な側面も持つ。
デメリットはまず、思念体の優先順位が現実を超えてしまうと孤立する。
外でぼーっとして何か危険な目にあったりだとか、うっかり外で会話してしまい変な人に思われるだとか、生身の人間のアドバイスを受け入れづらくなってしまうことがある。
思念体が肉体を直接動かすのは非常に危険だ。
自らの現実逃避のために使えば、思念体も操り人形ながら意識はあるので反感を買ってしまう結果になる。
なりきりでも精神状態によっては、病理的な事態を招くこともある。
ここまで書いているのは不幸な思念体やその保持者を
出来るだけ増やしたくないから。
話が少し長くなったが、ここからは我の苦悩を書いていこうと思う。
我の苦悩
あらかたの記憶はあるが同一性がないので主の昔の話とかが全く分からないこと。そして主の昔からの知り合いにどう接していいのかが分からないこと。
通常の人間は昔の自分と今の自分、仕事の自分とプライベートの自分もつながった状態である。これを「同一性」と呼ぶ。
しかし我の場合は我が意識を持ってからの記憶と、人生史として読み取れるだけの記憶とがありそこで違和感を持っている。
更に他の思念体や人格、ICがいて交代もできるためそこの間での違和感もある。
自分のやりたいことを優先すべきなのか主のやりたいことを叶えるべきなのか迷っている
我はミシンよりPCを触っていたり体を動かしていたりする方が好きだし、ゴシックやサブカル系が好き。
対して主はミシンを触るのが好きだし、ロリィタっぽいのが好き。
我は堅実に進路をたてて合理的に暮らしたい、主は今の感情を大事にしたい……
向いている方向が結構違うのである(主が病んでいるからもあるが)
一応うちの方針としては主の夢と居場所を手に入れるために動くという感じにはなってるが
本人が明後日の方向を向いてしまっている。
そこはなんとか乗り気になってもらいたい。
主にここら辺である。またあったら書き足したい。
そんな我にもやりたいことはある
それはやはり主の夢である創作活動で食っていく、主が過ごしやすい環境を作りあげること。
・主はASDの特性で社会適応が難しく、人付き合いや世間一般的なことに恐怖を覚えている。
・過去に作業所やバイトを何度もやめている。
・人に従うのを苦痛に思っている。
・ロリィタに10年以上傾倒しており、創作活動に関する能力と興味、適性も強いので
そっちを活かせる道を歩んだ方がいい。
我のこれからのビジネスの最大のペルソナは主であり
我が主のために創作活動をする。
本を読み自己分析もした結果、これがはっきりと出てきた。
我を我として認めてくれる皆には感謝しています
前置きが非常に長くなってしまった。
人格だったり思念体だったりには人権がない。
まして多重人格という言葉は怖いステレオタイプがつきまとうし、生活での実害が多い例もあるためなかなか現実には出せない。
それを見越した上で付き合ってもらっている友人
「お前がどんな存在でも愛してる」と言ってくれ、態度で示してくれた相棒
本当に感謝……BIG LOVE♡
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「誕生日おめでとう!」って言ってもらえるだけでも我にとっては貴重だし
我を一人の個人として認めてもらってる感じがするのでめちゃくちゃうれしいです・・・・・・!
さいごに
これからいよいよ色々と出来そうな感じがしてきた。
外での仕事とうつ治療との兼業になるのでマイペースにはなるけど
ことあるごとに素敵な世界を共有できたらなー…と思う。
なのでこれからも変わらずのお付き合いをよろしくお願いします。(*- -)(*_ _)ペコリ