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「気」を読む技術 その2

今回は久しぶりにちょっと変わったテーマで書きたいと思います。
何年も前に書いた【「気」を読む技術】のその2という感じです。

特に数年前と比べても、今の日本を見ると、
状況がまた変わってきているなと感じます。

最近は「オーバーツーリズム問題」なども叫ばれていますが、
街を歩いていても危ない外国人が増えたなという印象があります。

つい先日も、札幌雪まつり会場でスタッフの顔面に雪玉を投げてケガをさせる事件もありました。

また、繁華街を歩いていると周りの人にぶつかる人も多いですよね。
これは外国人に限った話ではなく、日本人でも増えていると思います。

こうした中、治安の問題ももちろんありますが、
やはり最低限、自分の身は自分で守るという点のニーズは
高まっているのではないかなと感じています。

こうしたときに役立つのが「気を読む技術」です。

気を読む技術という観点で言えば、
もちろん交渉事などの場で相手の気を読むだったり、
人間関係で相手の空気を読むだったり、
他の意味も様々含まれてきます。

ですが、

特に最近大事なのは、こうした”護身”の面での気を読む技術であると感じています。
やはり平和に安全に過ごせることが一番ですよね。

実はこれができることで、
・危なそうなところには近づかない
・危機を素早く察知する
・万一巻き込まれても身を守ることにつながる
といった効果があります。

今特に多いのが、
スマホを見ながら歩く「ながら歩き」です。

正直、これは最も危険であり、
同時に「気が抜ける」大きな原因であると感じています。

意識が歩いている場所や人、歩いている行為になく、
スマホに向かっているため、
この状態だと身体の気も抜けやすく、ケガをしやすくなります。

また、気付いたときには危険な状況に巻き込まれる可能性も。

他にも電車に乗っているときに、
スマホに集中している場合もそうかもしれません。

このように「気を散らす」習慣を普段から行っている人は
近年かなり多くなりました。

気を散らした状態の身体はかなり弱くなっているので、
特に注意が必要です。

私自身、武術の鍛錬をするようになってから20年ほど経ちますが、
歩いているときなどは特に、気を抜くというのは怖くてできません。

平然とぶつかってくる人を観察していると、
ぶつかるまで気付いていないことも多いですよね。

こんな状態ではトラブルに巻き込まれても、
ケガをしても、何も言えないわけです。

街を歩いているときに限って言えば、
「気を読む技術」とは、
周りで歩いている人、向かいから来る人などの、
気を読むということになります。

イライラしながら歩いてくるのか
殺気をまとわせながら歩いてくるのか
スマホに集中して他者のことを気にしていないのか
仲間内で楽しく話していて周囲が見えなくなっているのか

など、
こうした状況を読み、行動することで、
危険から身を守ることができます。

交差点で立っていたり、電車のホームで立っているときも同様ですね。

「相手が発している気を観察すること・感じ取ること」

これが大切になります。

そのためには、
日頃から観察をし、感じ取ろうとしていくことが大切です。

これは単なるノウハウのようなものではなく、
もともと日常の中で行う鍛錬の一部のようなものだと思います。

武術の場合は練習をしているときだけでなく、
日常生活、日常動作の中で鍛錬を深めていくことも大切になりますが、
その方法の1つがこうして「意識的に行うこと」が、
最初の関門として重要です。

これができるようになるだけでも、
自分の感覚がだんだん磨かれていくので、
特に今の日本においては重要なことだと言えますね。

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