見出し画像

母の思い

実家の片づけをする中で、母の手書きのメモにたくさん出会います。

母の宝石類を納めた箱には、ほとんどのアクセサリーBOXにメモ書きが添えられていました。

写真のパールのリングには、「(私の名前)のパールの指輪にしてください」とありました。母が結婚する時に、母親(私の祖母)に作ってもらったものだそう。

他にも、私の名前の付いたメモ書きが添えられた指輪やアクセサリーが幾つかありました。宝飾品が好きな妹と違い、私は本当に宝石類に興味がなく、昔はよく「あなたと話していると本当につまらない!」と母に言われて、「興味なかったらいけないの?!」って口答えをしていたものです。興味のない娘なのに、大切なものを託そうと決めてくれてありがとうね。

メモは7~8年前くらいから書き始めていたようです。
きっとこの頃から、少しずつ少しずつ記憶があいまいになってくる感覚があって、不安だったのではないかと思います。直近のメモは文字がぐにゃぐにゃで、言葉も暗号みたいで…それでも自分の思いをメモに残そうとしていたのでしょうね。宝石類と一緒に、思いのこもったメモも大切に保管しよう。。

母は華奢な人だったので、このままでは私の指には入りそうにありません 苦笑 リフォームしてくださる知人にお願いして、母が元気なうちに、身につけている姿を見せられるといいなと思っています。

いいなと思ったら応援しよう!